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シアトル生活ガイド カンバセーション・パートナー
■カンバセーション・パートナーとは

英語を話したい外国人と英語を母国語とする人同士や、お互いの母国語を勉強している人同士が語学能力の向上を目的にチームを組み、さまざまなトピックについて話をするシステムを、カンバセーション・パートナーと言います。学校がこのシステムを運営していることもありますし、個人的に知り合いになった人に頼んだり、構内に張り紙をして募集したりして、相手を見つけることも一般的に行われています。

英語にも、性別、そして年代による言葉・表現の違いがあります。したがって、自分と異なる性別・かけ離れた年齢のカンバセーション・パートナーの場合、英語を母国語としていない自分には「同じ英語」に聞こえても、英語を母国語としている人が聞けば性別や年齢にそぐわない英語を学んでしまうことがありえます。例えば、ラジオやテレビの番組を見てみましょう。対象となっている年齢・性別によって、使われている英語の違いは明白です。カンバセーション・パートナーをまちがってしまうと、ミスマッチが発生してしまいます。


■スケジュール・内容

いつ会うか、何をするかは、パートナー同士が話し合い、お互いの目的にあった形を決定します。頻度は1週間に1度や2週間に1度が一般的です。会った時に話をするだけなら、ただ思いつくことを話すだけではなく、テーマを決めておく、映画やテレビ番組、書籍について話すなど工夫しましょう。また、何らかのアクティビティをする、一緒に買物に行く、など、自分のためにいろいろクリエイティブなことを提案してみましょう。「英語を母国語とするカンバセーション・パートナーだからこそ、自分がどうすれば能力を向上できるのかわかっているはず」という受身では、善意で申し出てくれている相手の負担は増すばかり。自分のことなのですから、自分が積極的に行動しましょう。

ただし、性格があわなかったり、お互いのスケジュールがあわなかったり、飽きてしまったりすれば、連絡が途絶えて終わってしまうこともあります。その一方で、意気投合し、結果的に友人になることもあります。

同時に複数のカンバセーション・パートナーと組んでみることは、不自然や失礼なことではありません。自分の能力を向上させるために、自分でいろいろ工夫しましょう。


注意点

カンバセーション・パートナーは、一方の、またはお互いの語学能力の向上に、できる範囲で協力する一個人です。その動機は、外国人と交流したい、外国人の英語能力向上を助けたいなどさまざまで、義務や仕事ではなく、自主的な行為であることを理解しましょう。

性格があわない場合は無理に続けるのではなく、上手に断りましょう。相手から断られた場合も、個人的に取らずに、別のカンバセーション・パートナーを探しましょう。

カンバセーション・パートナーになった限りはできるだけ協力するという善意のある人でも、学生であれば勉強、仕事をしている人であれば仕事を優先せざるを得ない場合があることを理解しましょう。また、家族・友人・彼氏・彼女など優先しなければならない人たちがいることもあります。学生の場合は「当初の予想より勉強が大変だ」という理由で予定を変更したり、カンバセーション・パートナーの関係を解消したりすることもあります。カンバセーション・パートナーには、相手に何かを犠牲にさせてまでも自分の語学能力の向上を助けるよう要求する権利はありません。また、学校の休み期間中はカンバセーション・パートナーとは会わず、友人・恋人・家族を優先するのも自然なことです。お互いに無理のないスケジュールを組み、予定を変更されても個人的に取らないようにしましょう。また、予定を変更しなければならない場合は、必ず相手に連絡しましょう。

お互いがお互いの母国語を教えあうカンバセーション・パートナーの場合は、自分のことだけを考えず、相手が学びたいことにも応えてあげましょう。

カンバセーション・パートナーに宿題の代行をしてあげるのはやめましょう。添削や助言はためになりますが、代行は相手のためになりません。

カンバセーション・パートナーと会うのに自分以外の人を同伴するのは、あらかじめ相手がそれに同意している場合を除き、断りなく友人や家族、交際相手を同伴したりするのはマナー違反です。自分にとっては関係のある同伴者でも、貴重な時間を使って言語を学ぼうとしている相手にとっては有益ではないでしょう。特に子供を同伴するなどして子供に気をそがれてしまうようでは、カンバセーション・パートナーにとって失礼です。

自分がカンバセーション・パートナー以上の関係には興味が無いのに、相手からそのような関係になることを持ち出されたら、はっきりと断りましょう。また、日本人がカンバセーション・パートナーを恋愛対象と見ているのに、相手にとってはカンバセーション・パートナー以外の何者でもない(友人でも恋愛の対象でもない)ということもあります。

カンバセーション・パートナーになる人全員が善人であるとは限りません。自分の常識を働かせることが必要な状況に陥ることもあります。自分がセクシャル・ハラスメントやストーキング、暴力などの被害者になっていると感じたら、信頼できる人に相談するか、警察に通報しましょう。ドメスティック・バイオレンスに関する情報は、『プロに聞こう!: DV』 をご覧下さい。




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