|
2008年9月25日
イチローを匿名で批判するのは「臆病者」
Seattle Times 紙が25日に報じた、シアトル・マリナーズの中に今シーズンのイチローに不満を持つ選手がいるという記事を、ジム・リグルマン監督は快く思っていない。
まず、不満だけ言って名前は出さないような人間が好きになれない。
さらに、同紙がマリナーズの「球団関係者」の発言として引用した内容(今シーズンのある時点で、複数の選手がイチローを "叩きのめしたい" と考えていた)の正確性に疑問がある。
この記事では、事態の鎮静化のためにチーム・ミーティングが開かれたと書かれていたが、リグルマン監督によれば、そんな集まりはなかった。監督がしているのは、チームの全員との1対1の面談だ。
「今年は本当に厳しい年で、あまりにも負けすぎた」と、25日のエンゼルス戦の前の取材でリグルマン監督は話した。「チームが負けすぎているとこういう話が出てくるんだ。文句を言ったり、戦犯探しをしたりね。マリナーズでコーチや監督をしてきた中で、誰かが誰かを殴るような状況になったことは、私の知る限り一度もないよ、これは本当だ。こういうことを匿名で言うような人間には、鏡を見て自分のプレーを振り返れと言いたいね」
クローザーの J.J. プッツは、これほど重大な発言をしておきながら名前は出したくないなどという人間は「臆病者」だと語る。
リグルマン監督はこの記事に怒りを覚え、選手・コーチ・スタッフの一覧を見直した。
「トップを含めて、全員に足りない点がある」と同監督。「私自身、できる限りの準備をして臨んでいるつもりだが、イチローに比べたらその準備も色あせるほどだ。全員がイチローや(ラウル・)イバネスくらい準備して働いていれば、こんなに負けたりはしなかっただろう。
「記事で指摘されているのはほとんどプレーのスタイルについてで、『自己中心的』 とかなんとかいうものだ。200本以上もヒットを打っている選手がチームに貢献していないと考えるなんて、理解に苦しむよ。試合でのイチローに気に入らない点があるのなら、本人か私に言うべきだ」
100敗もしたことがこういった反応を引き起こしたのではないかと聞かれると、リグルマン監督は即座に同意した。
「今勝っているチームならこんな話は出ないだろう。しかし、今年は勝っているチームが来年100敗したとしたら、似たような話を耳にすることになる。品性というのは、いい時ではなく悪い時に問われるものだ。マリナーズのほとんどの選手はよく品位を保っていると思う。新聞で互いを批判するような行為にはそれがない。
「そういうことをする人間だとわかったら、消えてもらいたくなるだろう」
>> マリナーズ日本語トップページ
このページのコンテンツは Seattle Post-Intelligencer の記事に基づいています。
The content on this page is based on stories from the Seattle Post-Intelligencer.
The hyperlinks here will take you to the full English-language articles
on www.seattlepi.com. |