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2008年9月17日
イチロー、8年連続200本安打でメジャーリーグ記録に並ぶ
17日のシアトル・マリナーズの試合では、2人の選手が非常に満足すべきプレーを披露した。
それでもチームは負けたという事実が、今年のマリナーズのすべてを物語っている。
先発投手のライアン・ローランド=スミスは6試合連続で素晴らしい投球を見せ、イチローはこれまでたった1人の選手しか到達したことのない、8年連続200本安打という高みに到達した。
しかし試合は、カンザスシティ・ロイヤルズに2-5で敗北。今年最後の遠征シリーズで、7連敗を喫してしまった。
この試合だけでも勝ってチーム全体が達成感を共有できたら、イチローにもローランド=スミスにも、他のチームメイトにとってもうれしい夜になっていたことだろう。
そうはならなかった。ローランド=スミスは6回までを1失点に抑え、マリナーズは2-1でリードしていた。しかし7回、リリーフ投手のロイ・コーコランとミゲル・バチスタが、遊撃手ユニエスキー・ベタンコートによる悲惨なエラーのせいもあって、ロイヤルズに3点を献上してしまったのだ。
イチローは8回の先頭打者として登場し、この日3本目、そしてシーズン200本目のヒットを放った。続く左翼手ラウル・イバネスがシングル・ヒットを打ち、走者一・三塁の好機を迎えたが、ホセ・ロペスのゴロがダブル・プレーにつながった。
今シーズンを一幕劇の縮図にして見せたようなものだ。
「イチローはもう何年も、信じられないくらい安定している」とイバネス。「この試合に勝っていればもっと喜べたと思うけど、いずれにしろ途方もない記録だよ」
試合に勝ったとしても、ローランド=スミスにはあまりスポットライトが当たらなかったかもしれない。それは、8年連続200本安打を達成し、栄誉の殿堂入りしている伝説的な打者ウィー・ウィリー・キーラーに肩を並べたイチローのものになっていただろう。しかしローランド=スミスは、できれば勝ってそのスポットライトを分け合いたかった。
「イチローの記録は本当にすごいよ」とローランド=スミス。「野球の歴史の中で、同じ記録を持っている選手は他に1人しかいないんだから。打率が.310とか.315の打者と向き合うのはいつものことだけど、200本もヒットを打つ選手は限られている。イチローがやったのは特別なこと。素晴らしいよ」
イチロー自身も喜んでいる。シーズン200本安打は射程内の目標だった。これまでは7年連続200本安打でア・リーグ記録保持者であるウェイド・ボッグスに並んでいた。
メジャーリーグ全体で最低勝率を続けている今シーズンは、マリナーズにとっては気の滅入るものだが、イチローは先頭打者としての役割をきっちりこなしている。あと11試合を残して出塁回数は253回。17日の初回にロペスのタイムリー・ヒットで入れた1点を加えると、得点は96点。チーム全体の得点のうち15.4%以上を占めている。
「ウィー・ウィリー・キーラーは僕の兄弟じゃないよ」と、イチローは笑顔を見せた。「ジョージ・シスラーを抜いた時(2004年に262本の安打を記録し、年間最多安打記録を塗り替えた)と同じ感覚だった。ウィー・ウィリー・キーラーがプレーしていた時代から100年以上たっている。そんな人と関わり合うなんて、普通ではないこと。でも、こういう記録のおかげで接点を持つことができる」
今シーズンのイチローは、日米合算で3,000本安打という記録も達成している。その記録もうれしかったというイチローだが、今年も200本安打を打ったということの方が重要だという。
「今シーズンが始まった時点で、この記録に並べる可能性がある打者は自分だけだった」とイチロー。「僕にとってとても重要な記録だった。記録というのは先輩に当たるベテラン選手が作ったもの。それを超えるのが後輩である自分たちの務めだと思う」
イチローのヒットを最もたくさん目の当たりにしたうちの一人であるイバネスも、イチローには脱帽している。
「イチローは絶対に、ヒットや200本安打の話はしない」とイバネス。「でも彼は毎日、5安打を狙ってるのかと思うような準備をしている。いつも一貫した行動を取って、全打席でヒットが打てるかもと思うほどだよ。どんな試合も、まるでそれが最後の試合のような態度で臨んでいるんだ」
イチローがまたひとつ記録に名を残したとしても、今年がマリナーズにとってわびしいシーズンであることに変わりはない。
しかし、たった一晩だけでも、彼の記録のおかげでチームに明るい話題ができたことは事実だ。
「見事な個人記録だ」とジム・リグルマン監督。「まったく信じられない。素晴らしい成績だよ。ただ、試合に負けてしまったんだから、その記録ですっかり慰めてもらうというわけにはいかないね」
変わらないこともある。イチローの年間200本安打と、負け続けるマリナーズ。
「今年はチームがこんな状態だから、今夜のように自分にできる最高のプレーをすることが大事だと思う」とイチロー。「そうすればみんなで分かち合える、見るに値するものができるから」
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このページのコンテンツは Seattle Post-Intelligencer の記事に基づいています。
The content on this page is based on stories from the Seattle Post-Intelligencer.
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