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2008年7月29日
イチロー、日米通算3,000安打達成
違う時代の話だし、違う国が関わっているし、ある意味では違う競技だともいえる。
しかし、シアトル・マリナーズの右翼手イチローは29日、栄誉の殿堂入りしている外野手タイ・コブから、最年少で通算3,000安打達成という記録を奪った。テキサス・レンジャースに9回裏で悲惨な敗北を喫した試合においてではあったが。
レンジャース先発ルイス・メンドーサの球を左中間に飛ばして達成した3,000本目のヒットは、メジャーリーガーとしては1,772本目のもの。日本で記録した1,278本に、29日の2本目のヒットを加えて、イチローの通算安打数は3,001本となった。
「あの若さで3,000安打なんて驚異的だ」と語るのはマリナーズ一塁手ミゲル・カイロ。「彼と一緒にプレーできてうれしいよ。歴史を刻んでいるんだからね」
イチローは34歳130日で3,000安打に到達した。36歳未満で3,000安打を達成した打者はこれまでにコブしかおらず、その時コブは34歳231日だった。
今年はこれまでイチローにとって辛いシーズンになっているが、3,000安打が見えてからが最も辛かっただろう。記録に近づくほどヒットが出なくなっていったことをイチロー自身も認めている。
「(日本での)初安打が1992年。それからここまでは長かったとは思わない。でも、この1週間はやけに長く感じた」
3,000安打を成し遂げた選手は、メジャーリーグで27人、日本で1人しかいない。レンジャースの本拠地アーリントンの観客は、イチローの偉業に温かい拍手を送った。
「敵陣での試合だったので、拍手してもらえたのは予想外だった。おおげさにはしたくないと思っていたけれど」とイチロー。
イチローの記録は2つのリーグ、2つの国、そして2つの世紀にまたがっている。批評家の中には、日本での安打は計算に入れるべきではないという声もある。
「好きなように考えてもらっていい」とイチロー。しかし、「日本では金属バットを使っていないとういことは言っておきたい」。日本でのヒットはメジャーリーグでのヒットより価値が低いと信じている人々へのちょっとしたジャブだ。
日本の方が1シーズンの試合数が少ない(135試合未満)にも関わらず、イチローの1試合あたりの平均安打数は、日本(1.34本)よりメジャーでの方が多い(1.41本)。
イチローの次の目標はさらに85本のヒットを加えることだが、この目標は現在のペースを保てば今シーズンの最終週に達成できることになる。日本人でプロとして最も多くの安打を打っているのは張本勲で、その記録が3.085本なのだ。
イチローがこの記録に到達してもアメリカではそれほど大きく騒がれないだろうが、日本ではトップ・ニュースになるに違いない。
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このページのコンテンツは Seattle Post-Intelligencer の記事に基づいています。
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