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2007年7月16日
イチロー、死球を受けた翌日の試合に指名打者で出場
膝のあたりに死球を受けてマリナーズ・ファンを恐怖に陥れてからおよそ24時間後、イチローはラインナップに戻ってきた−指名打者としてだが。
主任トレーナーのリック・グリフィンからジョン・マクラーレン監督のもとに電話がかかってきたのは、同監督がモーニング・コーヒー後のジョギングを終えた10時ごろだった。イチローは、多少痛みが残っている以外に問題はなく、出場したいと言っている。
「朝のあいさつとしては上等だったよ」とマクラーレン監督。
15日に行われたデトロイト・タイガース戦の5回、速球投手ジャスティン・バーランダーの投げた球がイチローの右膝外側を直撃した。脚をひきずりながら一塁に向かったイチローはそのままベンチに下がった。X
線検査の結果、問題ないことがわかったが、その間、マリナーズ関係者はイチローがプレーできなくなることを恐れて固唾をのんでいたのだった。
16日の試合前の時点でも、大腿筋の下のあたりにははっきりとあざが残っていた。イチローは痛みがあることは認めたが、歩き方は普通だった。
イチローは今季全試合に先発出場している。87試合はセンターとして、3試合は指名打者として。また、マリナーズの過去491試合のうち490試合に出場しており、チーム記録の396試合連続出場も成し遂げている。マリナーズ入団後の6年半で、負傷が理由で休場したのはたった1度、2002年4月にセーフコ・フィールドのコンクリートの壁に激突して脚を切った時だけだ。
マクラーレン監督によると、スタッフが集まってイチローに2、3日オフを与えるためのプランを検討したというが、16日のラインナップからイチローを外すことはできなかった。
「イチローはセンターで出場したがっていたが、今週起こったもろもろのことを考えるとね。オールスターでのお祭り騒ぎ、契約交渉、記者会見、デッドボール・・・。指名打者で出て、ちょっと息をつくのがいいんじゃないかと思ったんだ」とマクラーレン監督。「こちらは肝を冷やしたけどね。イチローは調子がいいようだ」
イチローは初回から先頭打者二塁打を打ち、すぐに脚に問題がないことを証明した。ホセ・ロペスによる犠牲バントが失敗に終わると、自ら盗塁を成功させたのだ。
イチローは序盤から盗塁することで何かのメッセージを伝えたかったのだろうか?その通り。しかし、自分の健康状態についてではなく、ロペスがバントを打とうとしたことに対するメッセージだ。ロペスはベンチからのサインではなく、自分の判断でバントしようとしたのだ。
「彼が自分からそうしたというのが、チームにとってはすごく大きい」とイチロー。「まだ経験の浅い選手が何かにトライしたことがね。あれは、今日の試合がチームにとってどれくらい大事か、彼が理解しているということ。バントそのものは失敗したけど、彼のプレーを称える意味で、何かをしたかった。
「彼がやろうとしたことは、今日の試合だけじゃなく、チームの将来にとって大きいと思ったんです」
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このページのコンテンツは Seattle Post-Intelligencer の記事に基づいています。
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