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2007年7月14日
マリナーズ首脳陣、「イチローとの契約は正しい」
13日にはどうやら、150年におよぶプロ野球の歴史の幕が下ろされようとしていたらしい。それはいまや完全に終わってしまったということになる。
少なくとも、フロリダ・マーリンズ社長のデビッド・サムソンにとっては。サムソンは先日、イチローとマリナーズの契約更新についてこう言っていた。「あれは野球をダメにするものだよ、あの契約はね」。サムソンはこうも言った、「この世の終わりだ」
この球界の誇張大王に、シアトル・マリナーズのゼネラル・マネジャーであるビル・バベーシからクリスマス・カードが送られることはないだろう。マリナーズがシーズン終盤に備えるため(マーリンズの投手)ドントレル・ウィリスを獲得するなどという思いつきと同様に、訂正線を引いて消してしまっていい。
バベーシの返答はこうだ。「母にはいつも、『デイブ・サムソンの[ののしり言葉]』 と言うくらいなら、口をつぐんでいるようにと教えられた。だから何も言わないことにするよ。母は偉大、かな?」
イチローの5年間9,000万ドルという契約は、現役選手の中でも最高にたちが悪いというわけではない。アレックス・ロドリゲスは2000年に10年間2億5,200万ドルという契約を結んでいるし、彼に匹敵する年俸をもらっている選手はいまだに誰もいない。ロジャー・クレメンスは、ニューヨーク・ヤンキースで週給100万ドル超のパート・タイマーとして働いている。
「常識外れと言えそうな契約なら、12や15は思いつくよ」とマリナーズ社長のチャック・アームストロング。「今回の契約はマリナーズが求めているものにぴったり合っているし、球界の将来を危うくするようなものではない。球界を変えるようなものだとは思わない」
アームストロングはこの数日間にサムソンとメールのやりとりをしたが、この件についての話は出ていないという。マイアミにいるサムソンは、この問題に関して人前でこれ以上話すつもりはないと言い(他のチームと契約している選手について話すことは御法度とされている)、非公式に
"自分の発言がこんな騒ぎを引き起こしたことに驚いた" と話している。
「冗談だろう。弁解の余地がない、完全な管理ミスだ。ありえない」。選手の総年俸が3,050万ドルのマーリンズを率いるサムソンは、11日にサウス・フロリダのラジオ番組でそう発言した。「その話を聞いて言葉を失った。報道が間違いであることを願うよ。先頭打者に、いやどんな打者だろうと、そんな価値があるなんてありえない。しかもイチローだって?点の取れない選手じゃないか?」
イチローの契約をまとめた代理人のトニー・アタナシオは、サムソンの発言に困惑したという。
アタナシオは、「サムソン氏は、(トム・)ヒックスとかテキサス・レンジャースとか、数年前に起きたことについて聞いたことがないらしい」と、A-ロッドことロドリゲスの契約を引き合いに出した。「何を言いたいのかわからないが、野球というものをあまりわかっていないようだ。
「イチローは特別な選手だ。今回の契約におかしなところなどない。イチローがほしくないという球団があるなら教えてくれ」
マリナーズは12日に、この契約は妥当であり、マリナーズにおけるイチローの価値を反映したものだと説明した。
「特大の契約であることは確かだ」とバベーシ。「オーナーは高額な長期契約をすることになる。大型契約だが、大型選手のイチローにはふさわしい。
「優れた選手に対する適正な契約だ。優れた選手には、それに見合う契約がついてくるということだ」
アームストロングはさらに、環太平洋地域におけるイチローの人気は、マーリンズを含むメジャーリーグ全体にとって良いことだと指摘している。
「北米以外で収益があがるごとに、日本で1枚のTシャツが売れるごとに、サムソン氏とフロリダ・マーリンズは、シアトル・マリナーズと同じ金額を受け取ることになる」とアームストロング。「イチローTシャツはたくさん売れるだろう。例えば、そうだな、アトランタでもね。マイアミにも絶対にイチローのファンはいるはずだ。
「まあ、そうじゃない人も1人はいるようだけどね」
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このページのコンテンツは Seattle Post-Intelligencer の記事に基づいています。
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