■おすすめの本
『The Invention of Hugo Cabret』
ブライアン・セルズニック著
ブライアン・セルズニックのファンタジー絵本 『Hugo(邦題:ユゴーの不思議な発明)』。世界中でベストセラーとなった作品ですが、遅ればせながら2011年にマーティン・スコセッシ監督が映画化したことで知りました。
舞台は1930年代のパリ。時計職人の叔父に代わって大きなモンテパルナス駅にある時計の整備をしている12歳のユゴーは、かつては父親と二人で幸せに暮らしていましたが、ある事件によって飲んだくれの叔父と暮らさなければならなくなってしまいます。稼ぎのほとんどを酒につぎ込んでしまうのか、叔父はユーゴに構内の店から盗ませた食べ物で食いつないでいました。そんな叔父もある日突然いなくなってしまい、一人ぼっちとなったユーゴは構内のおもちゃ屋で万引きしたところを見つかってしまいます。店主の老人はユーゴが隠し持っていた大切なノートを取り上げ、ユーゴに店を手伝うよう命じます。老人の養女イザベルになんとかそのノートを取り返してほしいと頼むユーゴですが、それが老人が隠していた秘密を探ることになるとは思ってもいませんでした・・・。
とても分厚い本ですが、黒鉛筆で描かれた白黒の挿絵が多く、その間に文章があるという感じ。読んだばかりの文章をそのまま切り取ってビジュアル化したようなその挿絵のおかげで、読み終わった後は映画を観た後のように、さまざまな場面が頭の中に残ります。ジョルジュ・メリエスという映画の創世期に活躍した人物や初期の映画、そして映画史などに興味のある人は、さらに楽しめるかもしれません。
>> 『The Invention of Hugo Cabret』 公式サイト
>> 映画 公式サイト
掲載:2012年1月 |
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