『さゆり』 アーサー・ゴールデン(著)、小川高義(訳)
公開前からアジアの豪華キャストが話題になった映画の原作の日本語訳本です。「芸者の話なのに、なぜ中国人の女優を?」というニュースを聞いたことがあったので、1年前くらいに読みました。上巻・下巻の2冊あるのですが、私は幼い主人公「さゆり」が姉と一緒に売られていき祇園で離れ離れになる悲しいシーン、置屋の先輩芸妓「初桃」による執拗ないじめ、そして舞妓として成長していく「さゆり」の姿が描かれた上巻の方が気に入っています。外から見ると華やかな祇園の世界は、実はこういうものだったのかぁ、とすっかり話のままに感化されてしまい、先日京都の祇園へ行ったときには、舞妓さんを見かけて何とも切ない気持ちに浸りました。映画ではどのように描かれているのか楽しみです。
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