■心に残った本
『Jamie's Dinners』 Jamie Oliver
ワインと来れば料理。イギリスの新進シェフ、ジェイミー・オリバーの最新刊には、合わせるワインを考えるのが楽しくなるようなレシピが満載です。彼の作り方の説明は、「バジルは
"Rip" し、コリアンダーの種は "Bash" する」という感じで勢いとフィーリングでどんどん先へ進み、スピード感があるところがすごく良い。分量も目分量の箇所が多く、ワイン片手にリラックスして料理するのに最適です。オリバー氏自身のパッションはイタリアンなので、イタリアン系のレシピは洗練されているうえ、びっくりするほど簡単。一番のおすすめです。一方、半日がかりで作るチキンの丸焼きなど、気合を要するレシピも収録されています。
『ぐりとぐら』 中川李枝子・大村百合子
ワインを飲んだりそれに合う料理を作ったり考えたりするのが大好きな私ですが、そのような人格の出発点としてこの本があったことに最近思い当たりました。去年のクリスマス、1歳になる息子のためにこの本を実家から送ってもらったので、久しぶりに読み返してみました。ぐりとぐらが森で大きな卵をみつけ、それを使って大きなおなべでカステラを作り、カステラが焼きあがるのを待つ間2匹で肩を組んでヘンな歌を歌いながら焼きあがるのを待つ、というシーンがあるのですが、そこでエキサイトする今の私にはっきりした既視感を覚えてしまいました。この本を読んだ3歳の時とその30某年後の私の間にある時間は、このぐりとぐらに代表されるような「食いしん坊」というパイプでつながっていたようです。
■おすすめ情報源
Wine Spectator Online www.winespectator.com
アメリカ最大のワイン雑誌 『ワイン・スペクテーター』 のウェブサイトは、雑誌と併せ、ワインの味覚に関するおもしろい表現を探したい時など参考にしています。「『粘土のような』
カベルネ・ソーヴィニョンって、どういう味だ?!」などとぶつぶつ言いながら、まだ飲んだことのないワインについて思いをめぐらすのはなかなか楽しいです。しかし、孤独な読み書きに煮詰まってくると、ナマの情報を探しに行きたくなります。そこでおすすめしてしまいたいのが、シアトルのワインショップ
Esquin(エスクィン)。同店のスタッフは皆ワインのエキスパートですが、難しいこと抜きに、シンプルで的を得た情報やアドバイスをもらえます。何よりも、カジュアルにワインを楽しんでいる風がいい感じ。やっぱりワインは読んだり書いたりするより、飲む方が好きな私です。
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