最近読んで面白かった本をご紹介します。
『沈黙・謝罪から自己主張へ』
佐藤 仁 / 古屋 武夫
米国生活経験の長い佐藤仁、古屋武夫の共著で、サンプル・スピーチ・マニュアル集。「海外生活をしている日本人が避けて通れない日本の歴史上での出来事や考え方の違いを、卑屈に謝罪や弁明するだけでなく、世界史の中での日本を理解し、是々非々で自己主張するべきである」というのが本書の目的です。その点で、今から12〜13年前にベストセラーになり、日本・アメリカで大きな話題となった、盛田昭夫・石原慎太郎共著の
『ノーと言える日本』(副題;「新日米関係の方策」光文社1989年刊)に通じるものがあります。14章から構成され、我々アメリカに生活する者にとっては、真珠湾攻撃・南京大虐殺・731部隊・東京裁判・慰安婦・正式謝罪・北方領土・捕鯨・日本の銃規制等が特に興味深く感じました。本書は日本語・英語対訳となっており、私の会社の副社長がアジア史に大変興味があり、一般的には日本人好きで日本の立場に同情的ですが、かなりレッド・ネッキーな典型的IRA(全米ライフル協会)サポーターのアメリカ人でもあり、現在もこれらを題材に大いに議論に盛り上がっている次第です。読まれる方もそのようにお使いになると、アメリカ人との交流もでき、文化・歴史論も展開できて、本書が何倍にも生きかして利用することができると思います。 |
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