
私がアメリカに来たときに驚いたことのひとつは、アメリカ人の歯に対する意識の高さです。アメリカに住む私の知人のほとんどは歯の矯正を経験していますし、アメリカ人で歯並びの悪い人は見たことがありません。その一方で、歯の治療費の高さにも驚かされます。保険で歯医者がカバーされていればいいですが、そうでない人にとっては歯の治療は費用がかかり過ぎて手が出ないのが現状かと思います。
さて、お茶に虫歯予防効果があることをご存知でしょうか。虫歯は歯に付着している虫歯菌(ミュータンス菌)が、食物中の糖分を利用して水に溶けないグルカンを生成し、それが歯面に付着してプラークを形成することから始まります。このプラークの中で菌がさまざまな酸を形成し、その酸によって葉のエナメル質が溶かされ、穴が開くという仕組みです。緑茶内に含まれるカテキンには、この虫歯菌の増殖を抑える効果があり、さらに虫歯菌がグルカンを生成することも阻害します。この2つの効果により、緑茶を飲むことが虫歯の予防に効果があると言われています。
個人的な話になってしまいますが、私は両親がお茶工場を経営していたこともあり、毎日の食事の後には必ずお茶がでてきました。それが直接的な理由かはわかりませんが、私は今まで一度も虫歯になったことがありません。歯医者には歯の検診に行くくらいで、治療を受けたこともありません。お茶の抗虫歯作用は FDA などで認証された効果ではないのですが、私は実体験から少なからずお茶に虫歯を予防する効果があると感じています。
最後に、お茶を飲みすぎることで歯に茶渋が付着することがありますので注意が必要です。茶渋は歯のクリーニングで簡単に取り除けますし、体に害はないのですが、できればきれいな歯のまま、虫歯も予防したいものです。私が歯医者よりアドバイスいただいたのは、寝る直前にお茶を飲まないこと、また飲んだら歯を磨く、もしくは水で口をゆすぐなどです。小さな心がけで茶渋の付着は防げるようですので、お試しいただきたいと思います。
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