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第5回 : 呼吸と集中
ヨガ(ここでは体を動かすフィジカル・アサナを指します)をするにあたって最も大事なことは、息を吸って吐いて、という呼吸運動をいかなるポーズにおいても続けることです。息を止めることは筋肉を収縮させ、緊張感を増す要因となるからです。
どのようなポーズにチャレンジしていても、呼吸に意識を集中させることはポーズをきれいに作ることや同じ姿勢を保つことよりも優先順位が高く、呼吸なしにはヨガとは言えないといっても過言ではありません。
ヨガで使う呼吸法にはいろいろあり、鼻から吸って鼻から吐く、鼻から吸って口から吐く、腹筋を使って小刻みに呼吸する、右鼻穴から吸って左鼻穴から出す(またはその逆)などが主です。
鼻から吸って鼻から吐く呼吸法は「ウジャイ呼吸」というもので最も一般的なのですが、鼻の先に集中させるのではなく、喉の奥に空気を通すようにすることがポイントです。「なぜ口から吸ったり吐いたりしてはいけないのか?」という質問を受けますが、これには理由があります。
1)口からの呼吸は鼻からの呼吸より比較的簡単にできます。それは口のほうが鼻の穴より大きいため、一度にたくさんの酸素を取り込めるからです。ヨガで鼻から呼吸をするのは、この逆の理論で、よりチャレンジングな方法で呼吸を試みることにより、集中力を増す効果があります。
2)1)に付随して、鼻の穴(=口より入り込む容量が少ない場所)から吸い込む作業を続けることにより、心拍数をある程度高める効果があります。
3)鼻毛によりフィルター効果がありますので、汚い空気を取り込むことをなるべく避けることができます。
数分も同じポーズを維持していると、息が荒くなり、汗が吹き出して体が疲れてきます。そのような時こそ、呼吸に集中してみましょう。普段「息をする」という作業はあまりにも当たり前のことで、それ自体に集中することはありませんが、ヨガでは呼吸に集中することが全てといってもいいでしょう。「息を深く吸う」、そして「息を深く吐く」という「瞬間」を生きることにより、ポーズを維持することによって生じるセンセーションを和らげ、ポーズをとることを楽にしてくれるだけでなく、頭の中に入ってくる邪念や過去の出来事や将来のプランなど、今は必要のない思考から解き放たれることが可能になります。このテクニックはメディテーションでも使われます。
クラスではよく生徒さんにこんなお話をします。「どんな難しいポーズをとっていても、目的はただ1つ。いかなる状況でも呼吸を保てるかの訓練だけなのです。痛みやショック、変化に大きく反応したり惑わされないこと。このテクニックは普段の生活にも生かすことができるスキルです。」
人生のあらゆる場面でしっかりと地に足がついている人は、その瞬間を100%生きている人。呼吸のひとつひとつに集中することによって、過去も未来も心配しない、「今」を生きることができるのです。
【今月のアサナ】
Separate Leg-Stretching
両足を大きく開いて立ち、つま先をやや内側に。
背骨をまっすぐにして背中をまっすぐに保ったまま前にかがみ、両手で足の親指をつかむ。(膝をまげずに、つかめる一番遠いところをつかむようにする)
後ろの壁を見るのではなく、床に目線を向け(背骨が丸くなるのを避けるため)、腰の辺りを伸ばすようにしながら引っ張る。
下腹部の筋肉を意識し、息を吐きながら太ももの筋肉を天井に向けるような感覚でやや体重をつま先の方におく(膝を後ろにのばしすぎないように注意)
そのままの姿勢を25秒〜60秒にわたり維持する。
息を吸いながらゆっくり立ち上がる。
効能:ふくらはぎ・尻・腰・背中全体を伸ばす。腕力を強化する。血液を頭に送る。うつ気味な時に気分をクリアにしてくれる。
(2006年5月)
Q&A
■
長続きのコツを教えてください。
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子供にもヨガをさせたいのですが、何歳から始められますか?
■
ヨガを上達させたいのですが、日常生活の中で気をつけることはありますか?
■
日本で 『指ヨガ』 が流行していると聞きました。効き目はあるのでしょうか?
■
ヨガのインストラクターになるには資格がいるのでしょうか。
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ヨガをするのに一番良い時間帯はいつですか。
■
ビクラム・ヨガ・スタジオの床はなぜハードウッドではなく、カーペットなのでしょうか。
■
ビクラム・ヨガやパワー・ヨガに痩身効果はありますか。
■
どうしてもできないポーズがある場合、どのようにすればいいでしょうか。
■
クラスの料金の相場はどのぐらいなのでしょうか。
■
英語の聞き取りに自信がありませんが、クラスを受講してついていけるでしょうか。
■
華氏 105度に保たれた部屋で運動することは、体にどのようなメリットがありますか。
■
ヨガの先生に人気のあるヨガ・グッズのブランドを教えてください。
■
ヨガ人口は男女、年齢層、地域によって違いがあるのでしょうか。
■
ヨガをする頻度はどのぐらいが最適でしょうか。
■
ビクラム・ヨガやパワー・ヨガでの服装は、どういったものがおすすめですか。
■
スタジオの良し悪しはどこで決まりますか。
■
ビクラム・ヨガではどの先生も同じダイアログをしゃべるそうですが、先生との相性はありますか。
■
体がとても硬いのですが、ヨガをするべきでしょうか。
■
ヨガマットの選び方について教えてください。
コラム
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第6回
ヨガについてよく聞かれる質問
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第5回
呼吸と集中
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第4回
スポーツとヨガの関係
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第3回
ヨガの種類
■
第2回
ヨガにおける、8つの側面
■
第1回
私個人のヨガとの出会いについて
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