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第2回 : ヨガにおける、8つの側面
サンスクリット語でのヨガはまさに人生そのものを意味し、大きく分けると8つの側面があります。
1) Yama(ヤマ)
これは一言で言うと、生活していくうえでのモラルや規律といったもので、「言葉や身体を使った暴力をしない」「嘘をつかない(真実だけを言う)」「盗まない」「夫や妻以外の人と性的関係を持たない」「"欲しいもの" ではなく "必要なもの" だけを手に入れる」といった意味合いがあります。日常生活をする上で心がけたいことはすべて、このヤマに含まれています。
2) Niyama(ニヤマ)
これはヤマよりさらに高度な思想で、日常の行動によって高めるといったヤマよりもっと奥深い態度です。身体や環境を清潔に保つこと、今自分が置かれている状況に満足し感謝すること(落胆する要素を探さないこと)、食事の内容を含め自分の身体を最高の状態に保つこと、自分をよく知るための勉強・努力をすること(マントラを唱えることはこれに到達する1つの手段と考えられています)、そして自分が達成した事柄や思想や物を自然に還すことが挙げられます。
3) Asana(アサナ)
アサナとはポーズのことで、これがいわゆる身体を使ってするヨガ・ポーズの数々です。アサナとは「じっと座っている」「1つの姿勢を保つ」といった意味があり、身体の部分(あるいはすべて)を動かすことによる感覚を受け入れる努力をすること、アサナを通じて体と呼吸と心の関係を探求していくことです。アサナの鍛錬は、ありのままの自分を受け入れることから始まります。
4) Pranayama(プラナヤマ)
呼吸をコントロールすること。さまざまな呼吸法がありますが、「息を吸う」「息を吐く」といったこの単純な行為には身体や心をオープンにし、精神の状態をコントロールするという大切な意味合いがあります。呼吸を自在に操ることは人生をコントロールしていくことの比喩としても重要な意味があり、ヨガのクラスでは呼吸法を最優先に練習していきます。いわゆる呼吸は人生そのものの鏡でもあるのです。(例:呼吸が乱れる=精神が穏やかでない)
5) Pratyahara(プラティアハラ)
これは視覚や味覚、聴覚といった人間が本来持つ感覚を鋭くするための努力です。1つのことに集中しているときは他の感覚を忘れるようになります。例えば足を組んで目を閉じ、瞑想に集中していると、その後に来る足の痺れのことは考えません。瞑想が終わって初めて足がしびれていることに気付きます。このようにひとつひとつの行為とそれに付随する感覚を脳への指令によってコントロールしないようにする努力のことをいいます。
6) Dharana(ダーラナ)
一点に集中すること。同時に複数のことをやろうとしても集中力が分散し、パワーが弱いため、達成時間や達成度も下がります。ここでは実際に何かに集中しているのではなく、1つのことに集中する能力を持つことを意味します。プラティアハラから一段階上にあがった能力としてとらえると良いでしょう。
7) Dhyana(ダイヤナ)
ダーラナで集中力を養ったあと、このダイヤナではじめてひとつの事柄と結合することができます。ダーラナで培った集中力を実際に何かの行為で利用します。瞑想もその1つです。
8) Samadhi(サマディ)
ダイヤナで従事している1つの事柄や事象と完全に一体になること。「知恵」や「悟り」といった意味でも使われます。
こうして見てみると、私たちの生活の行為すべてが "ヨガ" なのだと思えてきますね。スタジオに足を運んでクラスを受けることができない日は、例えば「今日は食事の内容を徹底的に考えてみよう」とか「15分だけ座って心を落ち着かせ、何も考えないようにしてみよう」などと、別な側面からヨガをやってみてはいかがでしょうか。
【今月のアサナ】
Garudasana(鷹のポーズ: Eagle Pose)
ヨガを行うときの呼吸法は、他に指示がないかぎり、鼻から吸って鼻から吐き出します。
足をそろえて直立し、息を大きく吸いながら両腕を頭の上に振り上げ、重力を使って勢いよく振り下ろしながら、右腕を下にして、腕を顔の前で絡ませる。手の平は拍手をする時のようになるべく親指を顔のほうに向ける。筋肉や腕の太さで腕がまわらない場合は、手の平を反対の肩に置いても良い。手首をなるべくまっすぐに。
息を吐きながら膝を曲げて深く座り、低い姿勢のまま右足をふりあげ、左足の太ももの上から絡ませる。右足のつま先が左足のふくらはぎに絡むよう、深く座る。
1本足でバランスをとりながら、腹筋に力をいれ、息を吐きながらさらに深く座る。胸をあげ、背骨にアーチが出来るよう反らせる。絡めた腕を床に向かって低く下ろす(指先が鼻の下に来るのが理想)
座れるところまで座り、背骨にアーチをつくったらその姿勢でゆっくりと5回呼吸(または10秒〜15秒)する。上級者は両膝を右に、上半身を左に動かし、身体の中心を真ん中に持っていく。
両膝をまっすぐにして立ち、腕と足を元に戻し、左も同じように行う。
これを1セットとし、最低2セット連続して行う。
効能:肩・肘・手首・股関節・膝・足首の関節を柔らかくする。腎臓と生殖器への血液の流れを活性化する。脹脛・腿・腹筋・上腕筋を鍛える。背筋・肩の筋肉を刺激する。バランス感覚・集中力を養う。
(2005年12月)
Q&A
■
長続きのコツを教えてください。
■
子供にもヨガをさせたいのですが、何歳から始められますか?
■
ヨガを上達させたいのですが、日常生活の中で気をつけることはありますか?
■
日本で 『指ヨガ』 が流行していると聞きました。効き目はあるのでしょうか?
■
ヨガのインストラクターになるには資格がいるのでしょうか。
■
ヨガをするのに一番良い時間帯はいつですか。
■
ビクラム・ヨガ・スタジオの床はなぜハードウッドではなく、カーペットなのでしょうか。
■
ビクラム・ヨガやパワー・ヨガに痩身効果はありますか。
■
どうしてもできないポーズがある場合、どのようにすればいいでしょうか。
■
クラスの料金の相場はどのぐらいなのでしょうか。
■
英語の聞き取りに自信がありませんが、クラスを受講してついていけるでしょうか。
■
華氏 105度に保たれた部屋で運動することは、体にどのようなメリットがありますか。
■
ヨガの先生に人気のあるヨガ・グッズのブランドを教えてください。
■
ヨガ人口は男女、年齢層、地域によって違いがあるのでしょうか。
■
ヨガをする頻度はどのぐらいが最適でしょうか。
■
ビクラム・ヨガやパワー・ヨガでの服装は、どういったものがおすすめですか。
■
スタジオの良し悪しはどこで決まりますか。
■
ビクラム・ヨガではどの先生も同じダイアログをしゃべるそうですが、先生との相性はありますか。
■
体がとても硬いのですが、ヨガをするべきでしょうか。
■
ヨガマットの選び方について教えてください。
コラム
■
第6回
ヨガについてよく聞かれる質問
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第5回
呼吸と集中
■
第4回
スポーツとヨガの関係
■
第3回
ヨガの種類
■
第2回
ヨガにおける、8つの側面
■
第1回
私個人のヨガとの出会いについて
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