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若い女性のために 第2回 : 生理


前回お話ししましたように、生理が始まる年齢は10歳から12歳ぐらいが一般的です。生理が始まったということは女性としての身体が機能し始めたということですが、18歳ぐらいまではまだ充分な発達はしていません。今回はこの時期に多い、生理に関する異常についてお話してみたいと思います。

生理の開始時期が早かったり、遅かったりして問題になることもあります。遺伝的に早い人、遅い人などがいますので、母親や祖母に生理の始まった年齢について聞いておくのも良いでしょう。都市部では初潮が早く、都市から離れた地域では遅い傾向も見られ、また、栄養状態が関係することもわかっています。さらに、体脂肪の割合の多い子は少し早めに生理が始まる傾向があります。一般的には、身長が急激に伸びてきたあと、1年ぐらいで初潮がありますので、それも目安になるでしょう。

しかし、早い子では8才ぐらいから生理が始まってしまうことがあり、親や教師が普段からあまり性教育をしていないと、突然出血が始まったことで大きなショックを受けることがあります。男の子と女の子の違い、へその緒の意味など、小さいころから簡単なところから話しておくと、生理の話も小学校に上がったころから自然にできるはずです。

逆に、生理が遅いと、どこか異常があるのではないかと気になるものです。17歳になっても生理がないというのは、なんらかの異常があることが考えられますので、検査をしてもらった方が良いでしょう。

いったん生理が始まったのに、また止まってしまうということは最初のころはよくあるものです。生理が始まってから数年は、始まったり止まったりしても様子を見て大丈夫でしょう。大人のように、28〜30日の決まった周期になるには、しばらくかかります。

また、普通だったら生理前には胸が張ったりお腹が重苦しくなったりするので予想がつくのですが、若いころは前兆もなく、いきなり始まることがよくあります。これは、生理があっても排卵がないことがあり、そうした場合は生理前のホルモン状態にならず、単に子宮内膜が厚くなりすぎて崩れてくるという状態が起こるためです。排卵のあった月は生理痛があり、排卵のない月は生理痛がないという場合も多いようです。そのため、出血量も、多い月があったり、少ない月があったりします。

いったん生理が順調に来るようになってから、なんらかの理由で止まってしまったというときには検査が必要です。性交渉がある場合には、生理が遅れたら、まず、妊娠していないかどうかを調べましょう。妊娠以外でも、ストレス・激しい運動・精神的なショック・栄養失調・薬の影響などで、生理が止まることがあります。たいていの場合は、待っていれば生理ば来るのですが、病気の可能性もありますので、4ヶ月以上生理が来ない場合は検査を受けた方がよいでしょう。ごくまれですが、生理が来ないことによって子宮の内膜が厚くなりすぎ、子宮体ガンができることもあります。また、生理が止まってしまった場合、更年期のようなホルモン状態になり、骨粗しょう症の危険性がある場合もありますので、ホルモンを足して治療を行うこともあります。

また、若い女性の中にはひどい生理痛に悩まされる人もいます。原因はよくわからないのですが、プロスタグランディンというホルモンが多く出て、子宮の強い収縮を起こすために痛むのだという説もありますし、若いころは子宮の出口が細いため、月経血がそこを通ってくるときに激しい痛みを起こすのだという説もあります。痛み止めの薬を使ったり、あるいはピルを使って生理を軽くしたりして治療します。どちらにしても、思春期の生理痛は、年齢がすすむと楽になってくる場合が多いようです。

(2002年8月)
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