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第8回 : 家のメンテナンス
日本と比べアメリカの家屋は耐久年数が長く、何十年となっています。シアトル側ではミリオンダラー級の築100年近い物件もたくさん売りに出ていますし、ベルビューでも最近は築40年の物件が多くなりました。日本と比べた建築構造に関しては以前に書いたコラムを参考にしていただくとして、今回は家を長持ちさせるために必要なメンテナンスに焦点をあててお話しいたし ます。
家というのは車などと主な考え方は同じですが、その地域の天候状態や自然環境状態で特に注意しなければならないという点が、車とは少し違います。中でも、屋根の定期修理と外壁のペンキは1番大切なアイテムです。樹木は目にも優しく美しい環境を与えてくれますが、屋根にとっては1番の敵です。落ち葉が屋根やといに溜まると水はけが悪くなり、その周辺の老朽化が著しくなります。このように屋根の寿命は周りの樹木の環境でかなり左右されますので、樹木が多いところでは毎年の点検をお勧めします。少し大きな家なら、新しい屋根にするには1万ドル以上かかりますので、数百ドルの定期修理は安いものだと思います。樹木の少ない所あるいは全く無い所でも3年から5年に1度の定期修理が必要です。
屋根には大きく分けて2種類あります。1つは杉板、もう1つはコンポジション・ルーフというものです。瓦以外はこの地域ではこの2種類しかありませんので、杉板でなければコンポジションということになります。コンポジションは杉板に比べ値段が2割前後安いわりにメンテナンスがしやすく、長持ちしやすいという特長があります。最近までは住宅地の多くでは高級感のある杉板しか使用が許可されていませんでしたが、木材の節減と火災防止の観念から現在はコンポジションが増加する傾向となっています。しかし、住宅地域によってコンポジションが許可されていないところもまだありますので、屋根を新しくする時は事前に必ずチェックしてください。
また、「新築は新しいので屋根やペンキは長期間さわらなくても良い」と誤解されがちですが、新築は一般に建築コストを下げるため安価な屋根材質やペンキを薄くして使用しますので、太陽にあたる南側では1〜2年後のペンキの塗り替えも考えておいた方が良いでしょう。屋根も7年以上もほうっておくと、新しい屋根に張り替えなくてはならないこともあります。いずれにしても全体のペンキ塗り替えは5年に1度程度行うのが理想的です。特に、プライムコート(下地ペンキ)がされていない場合はペンキは簡単にはがれやすいです。
その他に気になるメンテナンスは床下のビニールです。
『第2回:家を選ぶ際の注意点と売買について』
の床下構造のヵ所を参照し、大切なメンテ項目としてチェックしておいてください。
さて、最後にメンテナンスの王様とも言える水周りのグラウトとコークの点検です。タイルでできている風呂周りやカウンターは互いに目路で接着されていますが、これがグラウトというものです。目路がかけたり古くなるとそこから水が壁に浸透して壁の木材が湿気を含み、長い間気付かないでいるとそこから白蟻がわく原因にもなります。目路は耐水ですが決して断水ではありませんので、理想的にはそこにシーリングというニスのような断水の液を付けるのが一番です。タブの周りのコークも2年に1回ぐらい日曜大工でメンテナンスをしましょう。この目路やコークは要領さえわかれば簡単にできることです。目路がシールで完全に塞がれコークも新しければ風呂やシャワーの角にかびがつくこともありません。大きなハードウェア・センターに行きますと細かいインストラ クションも無料で出ています。
基本的に水周りが一番大切なことを覚えておいてください。屋根やペンキや床下や風呂周りが大切なのはすべてそのためです。これらの点がきちんとメンテナンスされていると、初めてその家を見る人にも具体的には指摘できなくても全体の感じでよく手入れされている家に感じられ、売却する時にはいち早くお客がつく要因となります。不動産や家についてのご質問があればどしどしご連絡ください。
(2005年3月)
Q&A
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『1031 Tax Exchange』 の利用について
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どのようにすれば家の販売価格を決めることができますか?
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急な帰国命令を受けたのですが、リース契約期間分の支払いを要求されました。
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隣家との間のフェンスの修理費用を折半するのは一般的ですか?
■
「レベレッジ」とは何ですか?
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"SECTION 8" とは何ですか?
■
新興コミュニティの家を購入する場合、自分のエージェントを使うメリットはありますか?
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屋根の修理している作業員のラジオがうるさいのですが、騒音問題になりますか?
■
モデルハウスを選んで家を建てる方法は、メリットがありますか?
■
家の外観のメンテナンスは家の価値に関係しますか?
■
新しく購入した家の近所でクマが出ました。不動産価値に影響はありますか?
■
駐在期間中に家を購入をする場合の損得の考え方を教えてください。
■
オファーが多くて物件の値段があがれば、家の検査を放棄しなくてはならないのですか?
■
ホーム・オーナーズ・アソシエーションはどこまで規制できるのでしょうか?
■
住みたい地域で売りに出される物件の情報を早く知るにはどうしたらいいでしょうか?
■
家を購入する際のオファーは、どのように決めればよいのでしょうか?
■
地域の学校のレベルを知りたい場合におすすめのサイトを教えてください。
■
アメリカで不動産業に携わるにはどうしたらよいか教えてください。
■
集合住宅の建築について教えてください。
■
"Dower Right" について教えてください。
■
アメリカで土地を購入することはできますか?
■
不動産の購入や業者の見極めについて教えてください。
■
"For Sale by Owner" について教えてください。
■
隣家との土地の境界線(property line)について教えて下さい。
■
"Manufactured House" について教えて下さい。
■
友人との家の売買にエージェントは必要ですか?
■
地価が高騰していますが、不動産の買い時はいつですか?
■
コマーシャル物件の契約で注意しなければならない点は何ですか?
コラム
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第11回
2007年 不動産経済展望
■
第10回
2006年 不動産経済展望
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第9回
現在の不動産事情
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第8回
家のメンテナンス
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第7回
ホーム・インプルーブメント
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第6回
「貸家の情報はありますか?」
■
第5回
条件項目
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第4回
誠意金(Earnest Money)
■
第3回
第1回・第2回に関するご質問にお答えします。
■
第2回
家を選ぶ際の注意点と売買について
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第1回
アメリカの不動産事情
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