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アメリカでのスキンケア「顔のシミは6種類 種類を見極めて適切な対策を!」

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Holistic Spa KIREI

顔にできた茶色いシミ、大きさに関係なく見つけると悲しくなりますね。一口にシミといっても実は6種類あり、美白化粧品で治せるものとそうでないものがあります。中には1ヶ所に複数のシミが発生していることも。間違ったケアによって悪化させる前に、まずはシミの種類を見極めましょう。

老人性色素斑

シミと言われるものの中で最も多いものがこれです。紫外線が主な原因で、主に頬骨高い部分にできます。小さいものは「日光性黒子」と呼ばれ、大きいものだと2cm 以上になることもあります。始めは薄い茶色をしていますが、年々濃くなりはっきりとしてくるものもあります。老人性という名前が付いていますが、20代からできることもあり、継続的に浴びる紫外線や過度な洗顔、マッサージなど、肌を擦ることによる摩擦や代謝の低下も原因の一つです。

【治療法】  美白化粧品またはレーザー治療
はっきりと濃くなってしまったものは、美白化粧品ではなかなか取れず、レーザー治療が有効です。ごく初期のものなら、美白化粧品も有効ですし、これ以上濃くしないためにも美白化粧品や日焼け止めでのケア、サプリメントなどをとることは大切です。

脂漏性角化症

老人性色素斑が次第にイボのように盛り上がってきたものをこのように呼びます。表面はボツボツとしていて、手の甲などにできる茶色いシミもこれに相当するものが多いです。

【治療法】 レーザー治療
レーザー治療でないと取れません。

雀卵斑(そばかす)

10代の頃からでき始め、小さい茶色い色素斑が鼻を中心に左右の頬に散らばるようにできる、遺伝的なものを言います。しかし、親にないからといって子供にもできないというわけではありません。よく見ると、シミの一つ一つが三角や四角い形をしていて、色白の人にとても多く見られます。

【治療法】 レーザー治療
メラニンが過剰に生成されている点では老人性色素斑と同じなので、理論的には美白化粧品が効くはずなのですが、実際は薄くならない場合が多いのが現状です。一番のケアはレーザー治療ですが、再発することが多いのもこのシミです。日焼け止めと美白ケアで普段からケアすることがやはり大切です。

炎症性色素沈着

にきび跡や傷跡などが茶色くシミになって残ったものです。例えば、ムダ毛を剃って毛穴の周りが黒くなったとか、ニキビややけど、虫さされをかきむしったらあとが残ったというのは、すべてこのシミにあたります。炎症が原因なので、年齢に関係なく全身にできる可能性があり、下着が擦れる部分に現れるくすみや黒ずみもこのタイプです。時間が経てば消えるものもありますが、その間に日焼けをしてしまったり、日頃のくせや生活習慣により簡単にできてしまうというのも事実です。

【治療法】 ピーリング+美白化粧品
最も効果的な方法は、ピーリング。美白化粧品と併用することがさらに効果的です。レーザー治療ではより濃くなってしまったり、広範囲の場合は色むらができることもあり難しいのが現状。

肝斑(かんぱん)

頬骨の部分にモヤモヤと左右対称にできることが多く 目のキワを避けるように頬骨からこめかみに向かってコの字型に発生します。女性ホルモンと大変関係性の強いシミなので、男性にはほとんどできません。妊娠中、ピル服用中、また更年期の人によく見られますが、閉経後しばらくすると自然と治るケースも。

【治療法】 処方薬(トラネキサム酸やビタミンC)+ピーリング
レーザー治療は不向きで、専門医からの処方薬(トラネキサム酸やビタミンC)を服用すると薄くなることが多いと言われています。また、ピーリングや美白化粧品も有効です。日常のケアでは、美白化粧品を使用の際、肌を極力こすらないことが大切で、マッサージツールの使用は厳禁。こすらないだけで治ることもあります。

花弁状色素斑

海などで急に日焼けした後、赤みが落ち着いてから発生するシミで、顔にはできにくく肩から背中にできる小さなシミです。老人性色素斑のようなものもあれば、脂漏性角化症になりかけのように厚くなっていたり、よく見ると花弁のような形をしているものも。色白の人に多く見られます。

【治療法】 レーザー治療
レーザー治療が確実で効果的と言われています。美白化粧品の効き目はあまりありません。でも、急激な日焼けが原因なので、海などで強い日差しを浴びる時は、日焼け止めをきちんと塗りましょう。

シミケア

シミケア1:紫外線対策をし、抗酸化物質をとりましょう。
日焼け止めの使用はもちろん、日傘やファンデーションなどを使用し、お肌を紫外線から守ることが大事です。紫外線を浴びたお肌は活性酸素を発生し、シミやしわの原因を作ります。これを防ぐために抗酸化作用のあるものを体の中と外からと取り入れましょう。ビタミンA、C、Eやポリフェノールなどを含む食品は、抗酸化作用があります。

シミケア2:ピーリングを取り入れましょう。
通常の美白成分が肌の中のメラニン色素が作られるのを妨げるのに対し、ピーリングはできてしまったメラニン色素の排出を助けるので、シミケアには大変有効です。ピーリングにより、余分な角質を取り去るので、美白成分の浸透も良くなります。ピーリングは自宅でできるものと専門サロンで受けられるものがあります。

シミケア3:美白化粧品を取り入れましょう。
「美白化粧品の目的は?」
美白化粧品とは「日焼けによるシミ、ソバカスを防ぐ」「メラニンの生成や蓄積によるシミ、ソバカスを防ぐ」ものと日本では定められています。つまり、今あるシミをどうするかが目的ではなく、将来シミができないようにすることが目的です。でも、現在販売されている美白化粧品は、研究や技術の進歩により大変効果的なものも多く、使用してできてしまったシミが薄くなることもあります。

「美白化粧品の選び方」
大切なことは、商品のラベルやネーミングにとらわれず、きちんと美白成分の含まれた商品を購入することです。さまざまな美白成分の中から自分の肌に合ったものを試しながら選んでいくしかないのですが、皮膚科やサロンでよく使われているものをここでいくつかご紹介します。

  • Kojic acid
  • ナイアシナマイド Niacinamide
  • ビタミンC
  • アルブチン
  • リコライス
  • レチノール
  • ハイドロキノン
  • プラセンタ
  • Azelaic acid
  • Mandelic acid
  • Lactic acid
  • Glycolic acid

これら全てが入っていなくても構いませんが、上記のものが今アメリカで言われている美白成分の代表です。これらが成分表の初めのほうに入っているとシミに効果的です。

通常は化粧水よりも美容液やクリームに美白成分が多く配合されていることが多いので、値段の高い美白パックをたまに使用するよりは、美容液やクリームなど毎日使用できるものを選ぶ方がいいでしょう。

また、石鹸のように洗い流してしまうものに美白成分が入っているものもありますが、それらの成分は最終的には水で流してしまいお肌に吸収されないのであまり意味がありません。

選ぶときには、試供品などを使って、使用感がよく、肌にとって邪魔にならない感触のものを選びましょう。

美白化粧品は今できてしまったシミを消すというのではなく、今後のシミへの予防的に使うものなので、季節を問わず毎日使うようにしましょう。部分的な使用よりも、顔全体に使えるものがオススメです。

シミケア4:ストレスとうまく付き合いましょう。
精神面からの形状がシミの要因になることはあまり知られていませんが、シミができやすい人は精神的な悩みやストレスを抱えてる場合が多いともいわれています。日ごろからストレスをためないよう、少しでも「楽しい」と思える時間を作りましょう。

シミケア5:合成化粧品を避けましょう。
化学物質をはじめ、皮膚にとって異物になるものはシミの原因になります。スキンケアコスメやメイクアップコスメの原料を確認し、なるべくお肌に優しいものを選ぶようにしましょう。

掲載:2016年10月 更新:2022年10月 情報提供:ワシントン州公認エステティシャン 坂上美豊

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