第108回: オバマ大統領による観光産業促進令
観光産業は雇用創出効果があり、米国の経済活性化にとって重要であるとの認識のもと、オバマ大統領は、観光産業促進のためにビザ取得や入国手続きの改善を促す大統領令を発令しました。
オバマ大統領は、まず第一にグローバル・エントリー・プログラム(Global Entry Program)の適用範囲を拡大するように指示を出しました。グローバル・エントリー・プログラムとは US Customs and Border Protection(CBP)が管理するプログラムで、危険度が低いと判断され、事前に許可を得た旅行者が、アメリカに入国する際、通常の入国審査を受けることなく、空港に設置されたキオスクにて、セルフ・チェックイン方式でアメリカに入国できるというのもです。キオスクでのチェックイン完了後、旅行者はデータ処理のレシートを受け取り、再審査に呼ばれない限り、手荷物受取所へ誘導されます。
現在、グローバル・エントリー・プログラムを利用できる旅行者は、米国市民、グリーンカード保持者、米国ビザを保持するメキシコ市民、Privium に登録しているオランダ市民、NEXUS 登録者、および SENTRI 登録者となっています。
グローバル・エントリー・プログラムに関しては、こちらのサイトをご覧ください。
>> www.globalentry.gov
次にオバマ大統領が出した方針は、ビザ無しで入国できる Visa Waiver Program の参加国を拡大することです。
そして最後に、中流階級の所得レベルが高いとされる中国やインド、ブラジル国民のビザ取得プロセスを迅速に行うという方針を打ち出しました。具体的には、在中国米国大使館・領事館、在ブラジル米国大使館・領事館によるビザ発給プロセスにかかる時間を40%短縮し、申請者が申請を提出してから3週間以内に面接を行うように国務省に指示しました。
この大統領令は、『We Can't Wait』 キャンペーンの一環です。
ちなみに、2010年度にアメリカに入国した観光客は6千万人、その経済効果は1,340億ドルだったことがわかっています。
(2012年2月)
= お断り =
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