第57回
: DV-2009(抽選永住権)のお知らせ
抽選永住権は、『Diversity Visa (DV) Lottery』 と言われ、アメリカに移民として来る人々の出身国を多様化することを目的として、抽選によってグリーンカード取得の権利が与えられる申請プログラムです。"Lottery" と言われるように、『グリーンカード宝くじ』 と呼ばれることもあります。抽選永住権プログラムを所轄する庁は、移民局ではなく国務省ですが、当選後、米国内でグリーンカードを申請する場合は、移民局にプロセスが移行します。
抽選永住権は、毎会計年度実施されていますが、来年度(2009年度)の申請は、2007年10月3日の東部時間正午から受け付けが開始され、12月2日の同じく正午に終了すると国務省は発表しました。このプログラムが開始された頃は申請が書面で行われていた時期もありましたが、ここ数年はインターネットでのオンライン申請となっており、来年度も国務省のオンライン・システムによる申請の受付のみとなっています。
2009年度の申請方法の詳細については、現時点ではまだ発表されていません。ちなみに昨年度の申請方法は、こちらにて閲覧できますが、あくまで昨年度の申請詳細であることにご注意ください。ただし、例年申請方法の詳細に大きな変更はありません。
上述の通り、抽選永住権の主目的は、移民としてアメリカに来る人々の出身国の多様化であり、他の国に比べて多くの移民を送り出している国は、この申請の対象外となります。具体的には、過去5年間で50,000人以上の移民を送り出している国は対象外ですが、日本は従来この基準に当てはまらず、プログラムが始まって以来、日本人は応募することができています。2009年度も、日本人は引き続き応募できるものと予想されます。
また、抽選永住権は、対象国の人であれば、どのような人でも申し込めるのではなく、最低限の申請条件が付加されています。申請者は、高校卒業もしくは高校卒業と同等の教育を修了しているか、または過去5年の間に、2年間の訓練もしくは経験が最低必要な職業に2年間以上従事していた経歴が必要です。もしこの条件に該当しない人が申し込んで当選したとしても、その後の審査の過程において、グリーンカードの発給が認められることはありません。
また同様に、仮に抽選永住権に当選したとしても、最終的にグリーンカードを受けとるためには、健康上の審査・犯罪歴の審査など、通常移民として審査される点をクリアしなければなりません。また当選時には当選番号が割り当てられますが、番号順に抽選グリーンカード・プログラムの発給数が割り当てられるため、番号が大きい場合は、最終的にグリーンカードを受け取れない可能性もあります。
(2007年10月)
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