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第52回 : H-1B ビザ申請・最新情報 (2)

2008年度の H-1B ビザ申請は、予想通り申請開始日である4月2日(月)に一般枠が上限に到達しました。当初、移民局は、58,200件の枠に対し、4月2日(月)の午後の時点で約150,000件の H-1B 申請を受け取ったと見積もり、発表しましたが、その後の調べで、4月2日(月)と3日(火)の2日間で、不備なく、正確に受理されたのは123,480件であったと訂正しました。そして、これらの申請に対し、4月12日(金)に抽選が行われました。

申請開始日である4月2日(月)に届けられた過半数以上の申請が抽選にはずれ、審査されないことになりました。抽選にはずれた申請に関しては、後日、申請料金を含む申請書類が全て返送されます。また、4月4日(水)、あるいはそれ以降に届けられた一般枠の申請に関しても、全て返送されます。実際に返送されるまでの明確な日数は発表されておりませんが、移民局は、5月中には返送を終了できるだろうと予想しています。

上述の通り、今年は申請開始日に申請が殺到したため、移民局では申請を処理する上での技術的な問題が発生しました。そのため、4月2日と3日に届いた申請の一部は、12日の抽選の前に申請受理書が発行されたり、申請料金の小切手が引き落とされるといったことが起こりました。しかし、移民局は、抽選の行われた4月12日以前に発行された申請受理書は無効であり、また、万一、申請料金が引き落とされた後に抽選にはずれてしまった場合には、申請料金を返金すると発表しました。従って、申請受理書をすでに受け取っている方は、発行日を確認してください。

なお、移民局は、プレミアム・プロセスでの審査は、抽選を経て、申請が抽出されから12日から通常移民局が保証している15日の申請期間のカウントが始まると発表しました。

また、修士号枠に関しては、4月25日の時点で、20,000件の枠に対し、すでに19,172件の申請を受理していることが分かっています。

次のいずれかに該当する方は、年間発給数のカウントから免除されるため、上限に関係なく、引き続き申請可能です。

  1. すでに H-1B ビザを保持していて、延長や改正申請が必要な方、転職されたい方、あるは、同時にもう1社で働きたい方
  2. 過去6年間に H-1B ビザを保持していたことがあり、1年以上米国外で過ごしていない方
  3. 2年間の母国居住条件から免除を得た J-1ビザを保持する医師の方
  4. スポンサーが、高等学校以上の教育機関、またはその関連・提携関係にある非営利団体、非営利調査組織、あるいは政府調査組織に該当する方

上記に該当しない方は、2009年度まで H-1B ビザを申請することができません。2009年度の H-1B ビザは、2008年4月1日から申請が開始されます。以前は、「申請は先着順と言えるため、タイミングを逃さないよう、来年の4月1日に向けて、2月末から3月初旬にかけて迅速に申請の準備をするようすすめる」とお伝えしていましたが、年々、年間発給数が上限に到達するまでの期間が早まっており、今年のような状況になると、申請開始日に申請しても、抽選にはずれ、審査されないケースが多くなります。この状況に関して、議会で何らかの救済策が検討されなければ、今後はH-1B 以外のビザもオプションとして考えた方がよいでしょう。

(2007年5月)


= お断り =
コラムを通して提供している情報は、一般的、及び教育的情報であり、読者個人に対する解決策や法的アドバイスではありません。 読者個人の具体的な状況に関しては、米国移民法弁護士にご相談下さい。
2008年
第65回 米国移民法・最新情報
第64回 シアトル地域における結婚に基づくグリーンカード申請の状況
第63回 再入国許可証でのバイオメトリックス採取義務化
第62回 H-1B 申請について
第61回 ビザ申請料金の値上げ
第60回 有効期間のないグリーンカードの更新

2007年
第59回 就労ビザに関する最新情報
第58回 J-1ビジネス研修ビザ
第57回 DV-2009(抽選永住権)のお知らせ
第56回 E ビザ・L ビザ保持者の配偶者 ソーシャル・セキュリティ番号
第55回 申請料金の値上げ
第54回 PERM 最新情報
第53回 プライオリティ・デート
第52回 H-1B ビザ申請・最新情報(3)
第51回 H-1B ビザ申請・最新情報(2)
第50回 米国市民との結婚によるグリーンカード申請 最新情報
第49回 H-1B ビザ申請・最新情報(1)
第48回 2006年を振り返って

2006年
第47回 プレミアム・プロセス
第46回 DV-2008(抽選永住権)のお知らせ
第45回 雇用に基づく永住権申請に関してよく聞かれる質問(2)
第44回 雇用に基づく永住権申請に関してよく聞かれる質問(1)
第43回 H-1B ビザ最新情報
第42回 E-1条約貿易商ビザ
第41回 雇用ベースの短期就労ビザ、および移民ビザのサービス・センター変更
第40回 雇用ベース移民ビザのリトログレッションについて
第39回 H-1B ビザ申請
第38回 L-1A ビザ保持者から永住権申請へ
第37回 L ビザの申請基準について
第36回 帰化申請(3)

2005年
第35回 永住権保持者が長期間米国外に滞在する場合の永住権の維持について
第34回 DV-2007 (抽選永住権) のお知らせ
第33回 PERM 申請
第32回 雇用に基づく永住権申請
第31回 永住権と離婚
第30回 I-864 Affidavit of Support(扶養証明書)
第29回 抽選永住権当選後の永住権申請
第28回 永住権申請時の健康診断
第27回 移民法に関する情報が入手できるウェブサイト
第26回 シアトル地域移民局・最新情報 永住権申請時のバックグラウンド・チェック
第25回 H-1B ビザ最新情報

2004年
第24回 J-1研修生ビザ
第23回 F-1学生ビザ保持者の社会保障番号・申請基準の変更
第22回 E/L ビザ保持者の配偶者・就労許可証
第21回 条件付永住権
第20回 シアトル地域移民局・最新情報(2)
第19回 永住権インタビュー・結婚ベース米国内ステータス変更(AOS)の場合
第18回 家族関係に基づく永住権申請
第17回 シアトル地域移民局・最新情報(1)
第16回 H-1B ビザ年間発給数が上限に到達・今後について
第15回 永住権取得後の留意点
第14回 永住権申請
第13回 E-2条約投資家ビザ

2003年
第12回 永住権の自己申請(VAWA)
第11回 O-1卓越能力保持者ビザ
第10回 米国市民との 結婚に基づく永住権申請・ステータス変更手続き
第9回 K-1 フィアンセ・ビザ
第8回 帰化申請(2)
第7回 帰化申請(1)
第6回 H-1B 専門職者ビザ: H-1B ビザに関してよく聞かれる質問集(2)
第5回 H-1B 専門職者ビザ: H-1B ビザに関してよく聞かれる質問集(1)
第4回 H-1B 専門職者ビザ: 転職
第3回 H-1B 専門職者ビザ: 解雇
第2回 H-1B 専門職者ビザ: 申請手順
第1回 H-1B 専門職者ビザ: 申請基準
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