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第44回 : 雇用に基づく永住権申請に関してよく聞かれる質問パート1

Q: H-1B ビザでどれくらいの期間働いたら、永住権を申請できるのですか?

A: 永住権を申請するのに、ある一定の期間を H-1B、あるいは他の就労ビザで働かなければならないという規定はありません。従って、H-1B などの就労ビザを一度も取得したことのない方でも永住権を申請することは法律上可能です。しかし、現実問題として、雇用に基づく永住権の申請は、雇用主に時間的・経済的な負担がかかるため、通常、H-1B などの就労ビザである程度働いて実績を挙げてから、永住権を申請するというパターンが多いです。


Q: H-1B と違う雇用主が、雇用に基づく永住権申請をファイルすることはできますか?

A: できます。上述しましたように、永住権を申請するのに、ある一定の期間を H-1B ビザで働かなければならないという規定はありませんので、H-1B を Company A でサポートしてもらった方が、Company A で働きながら、永住権は Company B でサポートしてもらうことも可能です。ただし、上述の通り、雇用主にかかる時間的・経済的な負担を考慮すると、Company B での実績がない方の永住権を、実際に Company B がサポートするといったパターンは少ないでしょう。しかしながら、さまざまな理由から、そのようなケースが存在することも確かです。


Q: 雇用に基づく永住権申請にも、プレミアム・プロセスを使うことができますか?

A: 雇用に基づく永住権申請は、個々のケースの状況によって多少異なりますが、基本的に、(1)労働許可申請、(2)雇用ベース移民ビザ申請、(3)永住権申請の3段階で行われます。2006年8月28日より、EB-3 のプロフェッショナルと技能労働者のカテゴリに限り、第2ステップである雇用ベース移民ビザ申請(I-140)をプレミアム・プロセスで申請できることになりました。現在、プレミアム・プロセスを利用できるのは、この2つのカテゴリに限られていますが、今後、移民局は、適用範囲を拡大して行く予定です。


Q: 雇用に基づくで永住権を申請すると、実際に永住権を取得するまでに5年かかると聞きました。私の H-1B は、あと2年で切れてしまうのですが、永住権申請期間中も、米国で就労を続ける方法はありますか?

A: はい。ただし、雇用に基づく永住権申請には、主に5つのカテゴリがあり、申請者の学 歴・経歴によって、該当するカテゴリが異なるのですが、全てのカテゴリで5年かかって いる訳ではありませんし、逆に、5年以上かかるカテゴリもあります。

アメリカで働く外国人の多くが該当する EB-3 のカテゴリの申請は、現在、リトログレッション(永住権の発行が後退すること)が発生しているため、約5年かかっています。ただし、労働許可申請、または移民ビザ申請を開始してからすでに365日以上経過している場合は、H-1B ビザ保持者の6年以降のステータス延長が1年づつ可能です。また、雇用に基づく永住権申請の第1ステップである PERM、そして第2ステップである I-140 雇用に基づく移民ビザ申請が認可されているにも関わらず、リトログレッションによって第3ステップの永住権申請を行うことができない場合は、1年ではなく3年づつ H-1B を延長することができます。

(2006年9月)

= お断り =
コラムを通して提供している情報は、一般的、及び教育的情報であり、読者個人に対する解決策や法的アドバイスではありません。 読者個人の具体的な状況に関しては、米国移民法弁護士にご相談下さい。
2008年
第65回 米国移民法・最新情報
第64回 シアトル地域における結婚に基づくグリーンカード申請の状況
第63回 再入国許可証でのバイオメトリックス採取義務化
第62回 H-1B 申請について
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2007年
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第58回 J-1ビジネス研修ビザ
第57回 DV-2009(抽選永住権)のお知らせ
第56回 E ビザ・L ビザ保持者の配偶者 ソーシャル・セキュリティ番号
第55回 申請料金の値上げ
第54回 PERM 最新情報
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第52回 H-1B ビザ申請・最新情報(3)
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第50回 米国市民との結婚によるグリーンカード申請 最新情報
第49回 H-1B ビザ申請・最新情報(1)
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2006年
第47回 プレミアム・プロセス
第46回 DV-2008(抽選永住権)のお知らせ
第45回 雇用に基づく永住権申請に関してよく聞かれる質問(2)
第44回 雇用に基づく永住権申請に関してよく聞かれる質問(1)
第43回 H-1B ビザ最新情報
第42回 E-1条約貿易商ビザ
第41回 雇用ベースの短期就労ビザ、および移民ビザのサービス・センター変更
第40回 雇用ベース移民ビザのリトログレッションについて
第39回 H-1B ビザ申請
第38回 L-1A ビザ保持者から永住権申請へ
第37回 L ビザの申請基準について
第36回 帰化申請(3)

2005年
第35回 永住権保持者が長期間米国外に滞在する場合の永住権の維持について
第34回 DV-2007 (抽選永住権) のお知らせ
第33回 PERM 申請
第32回 雇用に基づく永住権申請
第31回 永住権と離婚
第30回 I-864 Affidavit of Support(扶養証明書)
第29回 抽選永住権当選後の永住権申請
第28回 永住権申請時の健康診断
第27回 移民法に関する情報が入手できるウェブサイト
第26回 シアトル地域移民局・最新情報 永住権申請時のバックグラウンド・チェック
第25回 H-1B ビザ最新情報

2004年
第24回 J-1研修生ビザ
第23回 F-1学生ビザ保持者の社会保障番号・申請基準の変更
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第21回 条件付永住権
第20回 シアトル地域移民局・最新情報(2)
第19回 永住権インタビュー・結婚ベース米国内ステータス変更(AOS)の場合
第18回 家族関係に基づく永住権申請
第17回 シアトル地域移民局・最新情報(1)
第16回 H-1B ビザ年間発給数が上限に到達・今後について
第15回 永住権取得後の留意点
第14回 永住権申請
第13回 E-2条約投資家ビザ

2003年
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第10回 米国市民との 結婚に基づく永住権申請・ステータス変更手続き
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第8回 帰化申請(2)
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第6回 H-1B 専門職者ビザ: H-1B ビザに関してよく聞かれる質問集(2)
第5回 H-1B 専門職者ビザ: H-1B ビザに関してよく聞かれる質問集(1)
第4回 H-1B 専門職者ビザ: 転職
第3回 H-1B 専門職者ビザ: 解雇
第2回 H-1B 専門職者ビザ: 申請手順
第1回 H-1B 専門職者ビザ: 申請基準
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