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第37回 : Lビザの申請基準について

L-1ビザは、国際企業が重役・管理職者(L-1A)、または特殊技術・知識保持者(L-1B)を米国の関連企業に派遣する際に適用されるビザです。通常、初回L-1ビザ保持者の滞在期間は3年で、延長は1回に2年ずつ、L-1A重役・管理職者の場合は通算7年、L-1B特殊技術・知識保持者の場合は通算5年まで滞在可能です。

Lビザは、外国の企業が新規に米国に関連企業を設立する際に多く利用されるビザでもあります。その場合、初回滞在期間は1年に限られており、その間に「ビジネスを運営できる状態」にしなければ、その後の更新が困難になります。「ビジネスを運営できる状態」というのは、ビザ取得後1年間の実績ということになりますが、法律上、明確な規定がないため、ケース・バイ・ケースの判断が必要となります。しかし、米国の関連企業の規模が小さく、Lビザ保持者以外の従業員がいない場合や、利益を上げていない場合等は、更新がより一層難しくなります。

申請基準:
  1. 申請前の3年間のうち最低1年間、米国外でフルタイムの勤務経験があること。
  2. 米国外で重役・管理職者、または特殊技術・知識保持者としての勤務実績があること。
  3. 米国外で勤務していた企業は、在米企業の関連企業であること(支社、子会社、親会社、合併企業等、共通の利害関係にある形態が必要となる)。
  4. 在米企業においても重役・管理職者、または特殊技術・知識保持者として勤務すること。
  5. 申請者の駐在期間中、スポンサー企業は米国とその他、最低1カ国で関連企業の事業運営を継続すること。
L-1Aビザに該当する外国人労働者は、"Labor Certification" と呼ばれる労働許可証を取得する必要がないので、将来的に永住権への切り替えを考えている場合には有利なビザと考えられています。国際企業の重役、または管理職者の永住権の申請基準は、Lビザの申請基準と似ています。上記のL-1Aビザの申請基準を満たしている申請者は、在米企業が1年以上運営されていることが前提で、国際企業の重役、または管理職者として直接永住権を申請できる可能性があります。

Lビザ保持者の配偶者と21歳未満の子供は、L-2ビザを取得することによって、Lビザ保持者に同伴することができます。また、Lビザ保持者の配偶者は、移民局より就労許可証を取得することによって、米国での就労も認められています。

(2006年2月)

= お断り =
コラムを通して提供している情報は、一般的、及び教育的情報であり、読者個人に対する解決策や法的アドバイスではありません。 読者個人の具体的な状況に関しては、米国移民法弁護士にご相談下さい。
2008年
第65回 米国移民法・最新情報
第64回 シアトル地域における結婚に基づくグリーンカード申請の状況
第63回 再入国許可証でのバイオメトリックス採取義務化
第62回 H-1B 申請について
第61回 ビザ申請料金の値上げ
第60回 有効期間のないグリーンカードの更新

2007年
第59回 就労ビザに関する最新情報
第58回 J-1ビジネス研修ビザ
第57回 DV-2009(抽選永住権)のお知らせ
第56回 E ビザ・L ビザ保持者の配偶者 ソーシャル・セキュリティ番号
第55回 申請料金の値上げ
第54回 PERM 最新情報
第53回 プライオリティ・デート
第52回 H-1B ビザ申請・最新情報(3)
第51回 H-1B ビザ申請・最新情報(2)
第50回 米国市民との結婚によるグリーンカード申請 最新情報
第49回 H-1B ビザ申請・最新情報(1)
第48回 2006年を振り返って

2006年
第47回 プレミアム・プロセス
第46回 DV-2008(抽選永住権)のお知らせ
第45回 雇用に基づく永住権申請に関してよく聞かれる質問(2)
第44回 雇用に基づく永住権申請に関してよく聞かれる質問(1)
第43回 H-1B ビザ最新情報
第42回 E-1条約貿易商ビザ
第41回 雇用ベースの短期就労ビザ、および移民ビザのサービス・センター変更
第40回 雇用ベース移民ビザのリトログレッションについて
第39回 H-1B ビザ申請
第38回 L-1A ビザ保持者から永住権申請へ
第37回 L ビザの申請基準について
第36回 帰化申請(3)

2005年
第35回 永住権保持者が長期間米国外に滞在する場合の永住権の維持について
第34回 DV-2007 (抽選永住権) のお知らせ
第33回 PERM 申請
第32回 雇用に基づく永住権申請
第31回 永住権と離婚
第30回 I-864 Affidavit of Support(扶養証明書)
第29回 抽選永住権当選後の永住権申請
第28回 永住権申請時の健康診断
第27回 移民法に関する情報が入手できるウェブサイト
第26回 シアトル地域移民局・最新情報 永住権申請時のバックグラウンド・チェック
第25回 H-1B ビザ最新情報

2004年
第24回 J-1研修生ビザ
第23回 F-1学生ビザ保持者の社会保障番号・申請基準の変更
第22回 E/L ビザ保持者の配偶者・就労許可証
第21回 条件付永住権
第20回 シアトル地域移民局・最新情報(2)
第19回 永住権インタビュー・結婚ベース米国内ステータス変更(AOS)の場合
第18回 家族関係に基づく永住権申請
第17回 シアトル地域移民局・最新情報(1)
第16回 H-1B ビザ年間発給数が上限に到達・今後について
第15回 永住権取得後の留意点
第14回 永住権申請
第13回 E-2条約投資家ビザ

2003年
第12回 永住権の自己申請(VAWA)
第11回 O-1卓越能力保持者ビザ
第10回 米国市民との 結婚に基づく永住権申請・ステータス変更手続き
第9回 K-1 フィアンセ・ビザ
第8回 帰化申請(2)
第7回 帰化申請(1)
第6回 H-1B 専門職者ビザ: H-1B ビザに関してよく聞かれる質問集(2)
第5回 H-1B 専門職者ビザ: H-1B ビザに関してよく聞かれる質問集(1)
第4回 H-1B 専門職者ビザ: 転職
第3回 H-1B 専門職者ビザ: 解雇
第2回 H-1B 専門職者ビザ: 申請手順
第1回 H-1B 専門職者ビザ: 申請基準
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