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第9回 : 前立腺肥大症

男性の膀胱(ぼうこう)の下に位置するクルミほどの大きさの前立腺は、膀胱とつながっており、精液を作る機能があります。この前立腺が年をとるにつれて大きくなるのが前立腺肥大症です。

前立腺は40代を過ぎると生理的な現象で少しずつ大きくなっていきますが、これを前立腺肥大症と呼びます。60歳以上では50%以上、80歳以上では80%以上の人に見られますが、その約半数に症状が現れます。


症状

前立腺が大きくなってくると、尿道を圧迫し、尿が出にくくなったり、出なくなったりします。また、排尿の時の勢いが落ちてきたり、残尿感があったり、頻尿になったりするなどの症状もあります。夜中に何度もトイレに起きるのもその症状の1つです。

診断

前立腺肥大症は自覚症状による診断が可能です。普段と違う症状に気づいたら、早めに主治医に相談してください。触診は前立腺の肥大やその他の異常を発見する上で、大変重要です。


治療
症状が軽い場合は、治療は特に必要ありませんが、生活に支障が出る場合は投薬治療になります。それでも症状が進む場合は、手術で前立腺を切除することもあります。軽い症状の場合は、下記に気をつけるとある程度症状が軽くなります。

1) カフェイン・アルコールを避ける。
2) 運動の習慣をつける。
3) 体を冷やさない。
4) 市販の抗ヒスタミン剤を避ける。
5) 午後7時以降に水分を採らない。

前立腺肥大症はガンにつながることはありませんが、年をとるにつれて前立腺ガンのリスクは高くなります。50歳以上の方は毎年触診を受けましょう。また、家族に前立腺ガンを患った人がいる場合は、40歳以上から毎年主治医に前立腺をチェックしてもらうようにしましょう。

(2003年7月)
第46回 ホスピス
第45回 緊急避妊薬
第44回 爪の病気
第43回 クラミジア
第42回 がん予防のために
第41回 溶連菌咽頭炎・扁桃腺炎
第40回 予防接種
第39回 臓器・組織の提供
第38回 生活習慣病
第37回 にきび
第36回 口内炎
第35回 中耳炎
第34回 高血圧
第33回 危険な植物
第32回 過敏性腸症候群
第31回 鼻水
第30回 飲酒運転
第29回 睡眠障害
第28回 うつ病
第27回 誤飲事故
第26回 糖尿病
第25回 飛行機の旅
第24回 西ナイル熱
第23回 避妊の知識
第22回 性感染症
第21回 冬のスポーツを安全に行うには
第20回 薬の正しい使い方
第19回 風邪
第18回 じんましん
第17回 尿路感染症
第16回 心臓病予防のための心得
第15回 夏の事故予防と対策
第14回 お薦め常備薬
第13回 便秘と健康
第12回 肥満
第11回 冬の肌の手入れ
第10回 インフルエンザ Influenza
第 9回 前立腺肥大症
第 8回 卵巣ガン Ovarial Cancer
第 7回 睡眠時無呼吸障害
第 6回 睡眠について
第 5回 気管支ぜんそく
第 4回 偏頭痛
第 3回 アレルギーについて
第 2回 コーヒーとカフェイン
第 1回 SAD - Seasonal Affective Disorder
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