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第43回 : クラミジア

性病の中でも、特に頻繁に見られるのがクラミジアです。クラミジアは治療可能な病気ですが、一般に症状が軽く、知らぬ間に進行してしまうことが多いのです。また、性器だけでなく、口や肛門からも感染し、アメリカでは年に300万人以上の男女が罹患(りかん)しています。さらに、出産の時に母から子へ感染すると早産や流産をしたり、新生児が結膜炎・失明・肺炎になることもあります。コンドームを使用しないセックスの経験がある人は、クラミジアの検査を受けてください。

リスク

コンドームを使用しない性交渉には、常にクラミジアのリスクがあります。特に若い女性は子宮頸部が未成熟なため、クラミジアのリスクも高くなります。オーラル・セックスやアナル・セックスでも感染します。


症状

罹患した場合、性交渉の約2〜3週間後に症状が現れます。女性は排尿痛や膣からのおりものがあったり、性交渉時に下腹部や背中の痛みが特に強くなったりします。そのほかにも、吐き気・発熱・生理不順などを伴うこともあります。男性は排尿時に痛みや不快感、痒みを感じたり、尿道から膿や水のような分泌物などが出てきたりします。また、クラミジアにかかった女性の40%は、卵管も感染して生殖機能が侵され、不妊に至ります。男性も不妊になる可能性があります。なお、クラミジアにかかっても、女性の約75%と、男性の約50%には症状が現れません。


検査

症状が現れたら、すぐに医師の診察を受けてください。25歳以下で性交渉の経験がある女性は、毎年クラミジアの検査を受けることをお勧めします。25歳以上で複数の性交渉相手がいる人も検査が必要です。母子感染を防ぐため、妊婦は必ず検査を受けることになっています。


治療

経口の抗生物質を使った治療が行われます。処方薬は必ず最後まで服用してください。クラミジアと診断された人のパートナーも、症状の有無に関わらず、治療が必要です。また、予防のため、性交渉時は必ずコンドームを使用してください。


(2006年12月)
第46回 ホスピス
第45回 緊急避妊薬
第44回 爪の病気
第43回 クラミジア
第42回 がん予防のために
第41回 溶連菌咽頭炎・扁桃腺炎
第40回 予防接種
第39回 臓器・組織の提供
第38回 生活習慣病
第37回 にきび
第36回 口内炎
第35回 中耳炎
第34回 高血圧
第33回 危険な植物
第32回 過敏性腸症候群
第31回 鼻水
第30回 飲酒運転
第29回 睡眠障害
第28回 うつ病
第27回 誤飲事故
第26回 糖尿病
第25回 飛行機の旅
第24回 西ナイル熱
第23回 避妊の知識
第22回 性感染症
第21回 冬のスポーツを安全に行うには
第20回 薬の正しい使い方
第19回 風邪
第18回 じんましん
第17回 尿路感染症
第16回 心臓病予防のための心得
第15回 夏の事故予防と対策
第14回 お薦め常備薬
第13回 便秘と健康
第12回 肥満
第11回 冬の肌の手入れ
第10回 インフルエンザ Influenza
第 9回 前立腺肥大症
第 8回 卵巣ガン Ovarial Cancer
第 7回 睡眠時無呼吸障害
第 6回 睡眠について
第 5回 気管支ぜんそく
第 4回 偏頭痛
第 3回 アレルギーについて
第 2回 コーヒーとカフェイン
第 1回 SAD - Seasonal Affective Disorder
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