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第31回 : 鼻水

いよいよ風邪の季節到来です。一般的な風邪の回復時には正常な症状として鼻水が出ることがあります。ここではその風邪と鼻水について述べてみます。


風邪をひくと、どうして鼻水が出るのですか?

風邪を引き起こす病原菌(風邪ウィルス)が最初に鼻と副鼻腔に感染すると、鼻から透明な粘液が分泌されます。これが鼻と副鼻腔についた病原菌を荒い流す役割を果たします。2〜3日後、体の免疫細胞が病原菌を撃退すると、粘液が白や黄色になります。ところが鼻のバクテリアが再び増殖するにつれ、粘液が緑っぽくなります。これは正常なことで、抗生物質の投与を必要とするものではありません。


鼻水の治療はどうしたらいいのでしょうか?

注意深く経過を観察するのが最適です。鼻汁・喉の痛み・発熱・頭痛といった症状や筋肉痛は不快なものですが、抗生物質を投与しても回復が早くなるわけではありません。低温加湿器や鼻づまりの薬の使用で気分がよくなることもあります。


鼻水に抗生物質は一切必要ないのでしょうか?

医師に福鼻腔炎と診断された場合には必要です。


なぜ抗生物質は必要ないのですか?

不必要な抗生物質の投与はかえって害になります。数日間服用する抗生物質の投与を繰り返すと、鼻の中に薬に対する抵抗力ができた強い病原菌が住み着くようになります。むやみに抗生物質を投与した人がその強い病原菌に感染した場合、通常の抗生物質が効かなくなってしまい、より高価な抗生物質や抗生物質の注射、さらには入院による投与が必要になることもあります。通常、鼻水は自然に治癒しますので、しばらく様子を見て、必要とされる時にのみ抗生物質を使用することが必要です。


薬を飲む必要がない場合、どうすればいいでしょうか?

幸いにも軽い症状であるため、自然に回復するのを待ちましょう。主治医が症状を軽減する薬を処方することもありますが、抗生物質は必要ではありません。


(2005年1月)
第46回 ホスピス
第45回 緊急避妊薬
第44回 爪の病気
第43回 クラミジア
第42回 がん予防のために
第41回 溶連菌咽頭炎・扁桃腺炎
第40回 予防接種
第39回 臓器・組織の提供
第38回 生活習慣病
第37回 にきび
第36回 口内炎
第35回 中耳炎
第34回 高血圧
第33回 危険な植物
第32回 過敏性腸症候群
第31回 鼻水
第30回 飲酒運転
第29回 睡眠障害
第28回 うつ病
第27回 誤飲事故
第26回 糖尿病
第25回 飛行機の旅
第24回 西ナイル熱
第23回 避妊の知識
第22回 性感染症
第21回 冬のスポーツを安全に行うには
第20回 薬の正しい使い方
第19回 風邪
第18回 じんましん
第17回 尿路感染症
第16回 心臓病予防のための心得
第15回 夏の事故予防と対策
第14回 お薦め常備薬
第13回 便秘と健康
第12回 肥満
第11回 冬の肌の手入れ
第10回 インフルエンザ Influenza
第 9回 前立腺肥大症
第 8回 卵巣ガン Ovarial Cancer
第 7回 睡眠時無呼吸障害
第 6回 睡眠について
第 5回 気管支ぜんそく
第 4回 偏頭痛
第 3回 アレルギーについて
第 2回 コーヒーとカフェイン
第 1回 SAD - Seasonal Affective Disorder
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