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第14回 : お勧め常備薬


市販薬はたくさんありますが、どんな時どんな薬を使ったらよいかを知っておくと、アメリカ生活に大変役立ちます。下に挙げた市販薬は、私が患者さんによく薦めるもので、救急箱にこれらの薬を用意しておくと便利です。症状が続く場合は自己判断で薬を飲み続けずに、早めに主治医に相談して下さい。
  • 解熱・鎮痛
    主な薬はTylenol(成分名:アセトアミノフェン)・Advil・Mortrin(成分名:イブプロフェン、発音はアイビュプロフェン)・Bayer Asprin・Excedrin・Ecotrin・Bufferin(成分名:アスピリン)ですが、Tylenolが大人にも子供にも最もよく使われ、安全性も高くなっています。Tylenolは乳幼児にも使用でき、分量は体重で決まります。シロップ・Chewable(噛んで飲む)・錠剤があり、症状に応じて4〜6時間おきに服用します。アスピリンとイブプロフェンは筋肉痛や関節炎などの抗炎症にも効果がありますが、胃の弱い人には向いていません。また、できるだけ食後に服用してください。

  • アレルギー
    抗ヒスタミン剤Benadrylがよく使われます。少し眠くなるという副作用がありますが、これを利用して、眠れない時に飲んだりすることもできます。アレルギーで目が痒い時にはNaphcon AやOpcon Aの目薬を使います。

  • 鼻水
    Sudafed、Actifedなどが市販されています。

  • 皮膚の痒み・湿疹・軽いアトピー
    0.5%〜1%の強度の副腎皮質ホルモン軟膏(Hydrocortisone cream)を風邪に1日3回塗ります。

  • 乾き目
    涙と似た成分の目薬のHypotearsがあります。

  • 下剤
    Imodium ADカプセルやPeptobismol(液体・錠剤あり)があります。症状が長く続くときには医者に診察してもらうことが大切です。

  • 急性の便秘
    Laxative(下剤)では、CorrectolやExlaxがあります。植物のセンナからできているSenna tabletもあります。常用は避けてください。浣腸ではFleet enemaがあります。日本人は子供用サイズで十分です。

  • 慢性の便秘
    CitrucelやMetamucilなどの植物性繊維の粉茶さじ1杯分をコップ1杯の水に溶かし、1日2、3回飲むと便秘が改善されます。長期使用しても安全です。

  • 咳止め
    Robitussin DM、Triamnic、Vicksなどのシロップがあります。子供用にはアルコールの入っていないものがあります。

  • 切り傷・擦り傷
    消毒薬はBactin、抗生物質の入った軟膏はNeosporinとBacitracinがあります。

  • 乗り物酔い
    Dramamineがあります。

  • 日焼け
    日焼けで肌が赤くなってしまったときは、Solarcaine(アロエ入りジェル)を塗ります。

  • 鼻詰まり
    Afrinという点鼻薬が市販されていますが、3、4日以上続けると逆に鼻粘膜を悪くしてしまいます。鼻詰まりでどうしても眠れない時には、即効性があるので役立ちます。

  • 胸焼け・胃の痛み
    MaaloxやMylantaなどの液体薬が胃の壁を保護してくれます。その他では、カルシウム剤(Tums)が飲みやすいです。胃酸の生産をブロックするTagamet、Zantac、Pepcidもあります。

  • 膀胱炎
    基本的には早めに医師に診察してもらうことが大切ですが、夜中に急に頻尿や排尿痛で眠れない時は、AzoやUristatを飲むと症状が一時的に和らぎます。飲むと尿の色がオレンジ色に変わりますが、驚かないようにしてください。翌日できるだけ早く医師の診察を受け、抗生物質で治療を受けてください。

  • いんきんたむし
    Clotrimazoleクリームが市販されています。

  • カンジダ膣炎
    Monistatクリームがチューブ入りで市販されています。就寝前に1日1回、7日間使用します。
(2002年3月)
第46回 ホスピス
第45回 緊急避妊薬
第44回 爪の病気
第43回 クラミジア
第42回 がん予防のために
第41回 溶連菌咽頭炎・扁桃腺炎
第40回 予防接種
第39回 臓器・組織の提供
第38回 生活習慣病
第37回 にきび
第36回 口内炎
第35回 中耳炎
第34回 高血圧
第33回 危険な植物
第32回 過敏性腸症候群
第31回 鼻水
第30回 飲酒運転
第29回 睡眠障害
第28回 うつ病
第27回 誤飲事故
第26回 糖尿病
第25回 飛行機の旅
第24回 西ナイル熱
第23回 避妊の知識
第22回 性感染症
第21回 冬のスポーツを安全に行うには
第20回 薬の正しい使い方
第19回 風邪
第18回 じんましん
第17回 尿路感染症
第16回 心臓病予防のための心得
第15回 夏の事故予防と対策
第14回 お薦め常備薬
第13回 便秘と健康
第12回 肥満
第11回 冬の肌の手入れ
第10回 インフルエンザ Influenza
第 9回 前立腺肥大症
第 8回 卵巣ガン Ovarial Cancer
第 7回 睡眠時無呼吸障害
第 6回 睡眠について
第 5回 気管支ぜんそく
第 4回 偏頭痛
第 3回 アレルギーについて
第 2回 コーヒーとカフェイン
第 1回 SAD - Seasonal Affective Disorder
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