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帝塚山大学国際関係学部を卒業後、ボストンのフレッチャー法律外交大学院で修士号を取得。日興證券ニューヨーク支店で米国株調査及び機関投資家向け営業を担当し、その後ウォール街の経験を生かしてIRに転向、米IR企業、Georgeson ShareholderCommunication社並びにThomson Financial Carson社に勤務。Thomson社では日本、アジア・パシフィック、ラテンアメリカでもビジネスを展開すると同時に、グローバル・コンサルティング部門の設立・運営も担当。現在はIR及び日米ビジネスのコンサルティングの他、ニューヨーク・ロンドン・東京・香港・シドニーでの部下の採用・管理経験を生かして、管理職のノウハウ及びキャリアの伸ばし方などについての講演・トレーニングも手掛けている。
第5回 : 就職・転職戦略 - オファーの交渉と入社後の戦略
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オファー交渉の効果的な進め方
オファーが提示された場合、その場で即答するのは避け、2、3日考える期間をもらうようお願いしましょう。他社からのオファーと比較するためにもっと時間が必要な場合も、1週間までなら快く受け入れてもらえるはずです。
基本給だけを見て予想外に素晴らしいオファーだと思っても、決断の前にすべての事項を落ち着いて吟味することが大切です。なぜなら、基本給が希望以下のレベルだとしても、ボーナスなどのインセンティブによって全体のパッケージが魅力的になることもよくあるからです。ここではプラスになると考えられる基本給以外のインセンティブの要素をあげてみます。
ボーナス:ボーナス支給の基準や、過去の平均支給額などを把握しておくこと。
ストックオプション:最近の不況で魅力が半減したとはいえ、米国企業、特にハイテク企業に広く普及している制度で、一般的には、1年勤続の後、1年毎に持ち株の25%までを売却できる企業が多いようです。希望の会社の規定を把握しておくこと。
自社株買い制度:その企業の株式を割引価格で購入できる制度。詳細を把握しておくこと。
年金、あるいは401Kプラン:年金制度を持つ米国企業は少なくなりましたが、特に401Kプランについては企業によって内容に格差があるので、しっかり詳細を把握しておくこと。
医療保険・生命保険・身体障害保険など:企業によって内容に格差があるので、注意すること。
祭日・有給休暇の日数。
時間差通勤・自宅勤務の可能性。
企業側はより素晴らしい人材をなるべく低いコストで雇いたいのですから、あなたとは利害が対立しています。オファーにどうしても納得がいかない場合は、思い切って交渉してみましょう。交渉を見越してオファーを低めに提示される可能性が少なくありません。
交渉の秘訣として、個人的な理由は避けること。たとえば、「結婚したて」、「子供が生まれたところ」、「家を購入したばかり」などです。交渉のポイントはあくまでもあなたの経験とスキルがその企業にどれだけ貢献できるかという点に絞りましょう。
予算の関係で基本給引上げ交渉に失敗したとしても、まだあきらめてはいけません。基本給引上げが無理なのであれば、1年目のボーナス支給額の保証あるいは具体的な基準設定・ストックオプションの増加・翌年度基本給引上げの際の枠組および基準設定・有給休暇の増加など、基本給以外のインセンティブの追加を打診してみましょう。基本給を少し引上げてもらうよりももっと魅力的なオファーになり得る可能性があります。
ポイント
オープンマインドで交渉に臨もう。
Be flexible!
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入社後、成功を獲得するための心得
めでたく入社した後も、あなたのキャリアサーチは一段落しただけであって、完全に終わったわけではありません。ここで入社後の心得をいくつか挙げておきます。
上司の仕事の進め方を迅速に把握する。推察するのではなく、上司とミーティングをして確認をする。コミュニケーションが大切。
所属部署の業績目標を迅速に把握し、それをふまえてあなた自身の業績目標を上司と話し合い、明確にしておく。上司の期待に沿うことはキャリアを成功に導くために最も重要なポイントだといっても過言ではありません。上司との話し合いの後、あなたの短期・中期・長期目標を書類にし、上司の許可を得たうえでその上司に提出しておくと良いでしょう。
職場のカルチャー、幹部・部署の力関係を迅速に把握する。これらはあなたの仕事をスムーズに進めるために必須です。
就職・転職のプロセス中にネットワーキングを通じてコンタクトをした人たち全員に、就職・転職をした旨を電話・メールあるいはレターで伝え、協力に対するお礼を述べる。
入社後のネットワーキングは新職場内に限られているわけではありません。入社後も就職・転職活動中にお世話になった人たちに定期的にコンタクトし、近況報告をすることが大切です。新しい職場での仕事がうまく行かず、わずか数ヶ月で再転職せざるを得ない場合もあります。また、新しい職場が気に入ったとしても、昨今は何が起こるかわからず、1〜2年後に再転職する必要が出る可能性も大いにあります。従って、日頃からのまめなネットワーキングが重要になるのです。たとえば、メールやレターを1週間に1人出しただけでも、3ヶ月で12人以上の人とコンタクトを保てることになります。ネットワーキングで知り合った人たちはあなたのキャリア人生における最大の資産であることを念頭に置いておきたいですね。
ポイント
入社後のひと安心は禁物。
Let's network!
(2001年12月)
このコラムは今回をもっていったん終了とさせていただきます。ご愛読いただきありがとうございました。ご意見・ご感想・コラム再開のご要望等があれば、
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なお、今後は
<Q&A>
がはじまります。浅原さんにこれがききたい!というご質問は、
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Q&A
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英語の発音が下手で悩んでいます。
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会社の経営状態について上司と相談するのは危険ですか?
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ボランティアなどへの参加は会社での評価につながりますか?
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アメリカ企業で働くのに必要な英語力について教えてください。
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アメリカ人と働くにあたっての心構えを教えてください。
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就職活動の際、誰に "Reference" をお願いすればよいですか?
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不況時に営業力をアップするには?
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米国CPA資格は外資系IR職に役立ちますか?
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日本での就職活動とアメリカでの学業の両立について
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不合格となった場合、インターンのオファーをできますか?
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応募条件に満たなくても応募するべきでしょうか?
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採用の際、英語力はどの程度評価されるのでしょうか?
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職歴がなく、ビジネスを専攻することに不安を感じています。
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ビザサポートの条件をオファーレターに記載させるべきですか?
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履歴書はすぐに提出した方がよいですか?
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日系の会社に直接問い合わせるには?
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アメリカで働く際、内気な性格は問題になりますか?
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就業後に一緒に出かけようという雰囲気に困っています。
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グループ面接と一対一の面接の違いは?
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人材募集について会社に直接問い合わせるには?
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アメリカで働くために望ましい学歴は?
コラム
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第5回
オファーの交渉と入社後の戦略
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第4回
インタビュー後のフォローアップ
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第3回
効果的なインタビューのテクニック
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第2回
採用担当者を引き付けるレジュメとカバーレターの書き方
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第1回
効果的なジョブ・サーチ・テクニック
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