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第2回 国際結婚の結婚式 大事なポイントは?

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KOKO Bridal

筆者プロフィール:ネルソン紀世子
東京出身。高校時代のイギリス短期留学で世界の広さ・楽しさを知り、日本の大学を卒業後、ワシントン州の大学で国際ビジネスを学ぶ。卒業後は外資系航空会社での乗務員としての勤務を経て、航空機器関連の日系企業でプログラム・マネジメントに従事。2011年に KOKO BRIDAL を起業。米国ブライダルコンサルタント協会&国際特別イベント協会のメンバー。一児の母でもある。公式サイトはこちら

KOKOBRIDAL のお客様の大半は国際結婚。この広い世界で日本やワシントン州での大学や仕事を通じての出会い、言葉や文化の壁を越え、交際、婚約結婚へと築かれたお二人。馴れ初めを伺うたび、「素敵だな」と感じます。

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結婚式パッケージが大半の日本の結婚式とは異なり、海外挙式では新郎新婦が招待状の作成、挙式・パーティ会場、ケータリング、牧師、写真家、ケーキ、音楽、ヘアメイクの選択と交渉など、一切の手配を自分でするのが一般的です。

また、日本ではウェディング・ドレスはレンタルが大半ですが、ワシントン州では購入するものとなっています。ウェディング・ドレス販売店の経営者に聞くと、ウェディング・ドレスは500ドルからと比較的安めであること、そして大半の新婦は自分のウェディング・ドレスを大事な思い出の品として挙式後もとっておきたいという方が多いことがその理由だそうです。

店頭にあるものを購入するとなると、お直しも含めると1ヶ月弱、店頭にないものであれば購入からお直しまで長くて3-4ヶ月かかります。そして、式の当日は、日本から来られているご家族やお友達の交通手段や駐車場、そして他の招待客お世話など、全て新郎新婦が中心になりプランニングをしていかなければいけません。

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そこで今回は「国際結婚の結婚式大事なポイント」として、5つほど大事なポイントをご紹介します。ご参考になれば幸いです。

  1. 宗教の違い
  2. 結婚式の資金
  3. 披露宴の食事内容
  4. 言葉の壁
  5. アメリカの結婚式&日本の結婚式の進行の違い

宗教の違い

キリスト教、仏教、そしてユダヤ教など、宗教によって挙式の形式や内容が変わってきます。新郎新婦は宗教への信仰が薄い場合でも、ご両親はそうではないということも。お二人でよくお話しされることをお勧めいたします。

結婚式の資金

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「米国の結婚式の一般的な知識として、結婚式の資金は新婦の両親が出すと言われたのですが、どうしたらよいでしょうか?」と、日本人の新婦のご両親からご相談を受けました。

最近の傾向として、新郎新婦が結婚資金を一緒にご用意される場合が多いように思われます。

また、リハーサル・ディナーといって、結婚式の前日に挙式のリハーサルを行い、その後に催す夕食会の費用のみを、新郎、または新婦のご両親がお支払いになることがよくあります。

披露宴の食事内容

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アメリカ人の新郎のご両親は肉食、日本人のご新婦のご両親は日本食など、披露宴の食事内容にも気を使うのが国際結婚式。 でも、アメリカのケータリング会社のメニューは洋食が主です。そこで、洋食は苦手というご両親にも披露宴のお食事を美味しく楽しんでいただけるよう、KOKOBRIDAL では独自のメニューの提案を受けてくれるケータリング会社をご紹介しています。

その場合、独自のメニューを提案して試食させてもらい、価格交渉を行います。ケータリング会社の合計料金には食事内容のほかにも、スタッフ(バーテンダー、サーバー、シェフ)、コルケージ、そしてチップ(全体の20%)が加算されることも忘れてはいけません。また、コルケージ料金はケータリング会社からお酒を買わなくても一本に5-15ドルほどかかります。

KOKOBRIDAL では、食事以外にかかってくるこういった料金の交渉も行い、お客様のご予算を超えないよう気をつけています。また、洋食だけでなく、前菜に鮨をご用意できるよう、現地の鮨屋ともネットワークを作っています。  

言葉の壁

国際結婚式の準備で一番難しいのが業者との交渉です。価格交渉は英語がお上手な方にも難しい場合があり、結婚式を予算内に抑えつつ、最高の質・サービスを提供してもらえるようにするのは大きな課題です。

でも、それが私の大切な仕事でもあります。ワシントン州に引っ越してきてまだ間もない方の場合、「何から、どこから、どうやって始めればよいのか分からない」という状態になりがち。そこでまず、「大丈夫ですよ」と、声をおかけします。

アメリカの結婚式&日本の結婚式の進行の違い

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そして、挙式当日。言葉の壁という難関は、新郎新婦の心配の種の一つ。そこで、KOKOBRIDAL では、バイリンガルの司会を手配させていただきます。

結婚式はお二人のご家族、親戚、そしてお友達が交流することができる大切な場。国際結婚の場合、初めてお二人のご両親が会うということも珍しくありません。だからこそ、私にとって、結婚式、そして披露宴での綿密な采配は、とても大切な仕事です。

このように、さまざまな事柄を考える必要がありますが、一番大切なのは、どんな結婚式にしたいかをお二人でよく話し合われること。アメリカだからこそ、お二人のためのオリジナルの結婚式を作り上げることができるのです。ぜひお気軽にご相談ください。

掲載:2013年7月



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