シアトルでもウィメンズ・マーチ 約3マイルの行進途切れず

2017年1月21日(土)

首都ワシントン DC で21日、ドナルド・トランプ大統領の就任とこれまでの女性蔑視発言などに抗議し、結束を呼びかけるデモ行進 Women’s March on Washington が行われた。ワシントン州ではシアトルや州都オリンピア、他州ではボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、デンバーなど、そして東京やロンドン、モスクワ、パリ、シドニーといった世界各地の都市でも同様のデモ行進が行われ、ワシントン・ポストによると、その数は70カ国、673件にのぼった。

シアトルのウィメンズ・マーチは、乳児からシニアまで多数の男女が女性の人権や選択の保護、人種差別や女性に対する性暴力への反対、マイノリティや移民の権利の保護、トランプ大統領への抗議を主張するさまざまなサインを持って、セントラル・ディストリクトの Judkins Park に集合。

Women's March on Seattle

午前10時過ぎ、公園を出発して Jackson Street からシアトル・センターまでの3マイル(4.8キロ)を練り歩き、抗議の意思を示した。シアトル警察は正午の時点で、行進の参加者が Judkins Park からシアトル・センターまで途切れず続いていると発表。同警察によると、参加者数は12万人とされる。

シアトル在住歴21年で今回初めて行進に参加したというアーティストの三木優子さんは、「デモ行進は怖いイメージで敬遠していたが、今回は歴史にも残る大きな行進で、女性問題や人権問題などは私自身にとってとても大事」と、友人と参加を決めた。

「女性はもちろん、男性も白人以外の人種の人も思ったより多く、ポジティブなエネルギーがみなぎっていて、終始ほがらか。トレードマークのピンクの帽子をたくさん作って DC にも送ったりしていた友人は当日も現場で配布したところ、たくさんの人が "Thank you!" と笑顔で応じていました。ぶつかったりしても "Sorry!" と言い合うシアトルらしい礼儀正しさがあり、また、集合場所の公園の上空を旋回していた2羽の鷲に参加者らが大興奮したりするのはまたシアトルならではだなと。私はアメリカ市民ではなく、これからの4年間に不安がありますが、こんなにたくさんの人が "権力のない市民や住民の味方をするよ!" と言ってくれていることが感無量でした」「アーティストとしても見る人に希望を持ってもらえるような作品をこれからもどんどん作っていきたいと改めて思った」。

「こんな規模のデモをこれまで見たことがない」と言う日本から留学中の土屋麻由子さんは、「それぞれが、それぞれの主張をユーモアたっぷりに自由に表現してるのを見て、意見を持ってそれを行動に移すことの大切さを感じますし、みんなそれが当たり前だと思っていることに、自分がアメリカにいることを実感します」と語ってくれた。

更新:1月23日

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