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アメリカのその他のお祝い

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アメリカの地域別・民族別の特別なお祝い

名称 詳細
No
Ruz / Nowrooz

春分の日

WHO: イラン人
WHAT: 新年の祝い
GIFT: あり
FOOD: 特別な料理あり

イラン人が祝う元旦。イラン周辺地域では紀元前3000年前から続いている特別な日で、1400年前のイスラム教の到来以前から存在するゾロアストリア教に深く根付いている。"命を与えられた喜びを祝う行事"
とされ、毎年春分の日がその日にあたる。昔は21日間にわたり祝い続けたそうだが、最近では19日間となっている。主に家族や親戚などを訪問し、特別な料理を食べ、プレゼントを交換する。また、一般的に、7人の創造主を表す穀物・卵・ハーブをテーブルの上に置き、金魚の入った水槽を飾るという習慣もある。

Lunar New Year 
旧正月

毎年変更

WHO: アジア人など
WHAT: 新年の祝い
GIFT: あり
FOOD: 特別料理あり
挨拶: Happy New Year

アジア諸国で1年の最大のイベントとされる旧正月。伝統的には、数日前から家中を掃除し、赤色と金色を使った飾り付けを行い、特別な料理を作る。当日は祖先の遺影や位牌に供物を供え、一家団欒・親戚訪問を行う。結婚した人は子供達にお年玉をあげるが、金額は10ドル程度。インターナショナル・ディストリクトではライオン・ダンス(中国獅子舞)など、さまざまなイベントがある。年中無休が一般的な中国料理店も、この日だけは休業にしたり、旧正月の特別料理を出したりする。また、家族と一緒に過ごす人が多く、この時期のアジア往復の飛行機は満席となることが多い。手土産には卵の入った月餅などがある。

Valentine’s
Day

バレンタイン・デー
2月14日

WHERE: 全国
GIFT: あり
FOOD: カップルがロマンチック・ディナーを食べる
CARD:あり
挨拶: Happy Valentine’s Day

 

カップルがロマンチックな時間を過ごし、何かのプレゼントをするのが一般的とされているが、プリスクールやキンダーガーテン、小学校ぐらいまでクラス全員でのバレンタインカードの交換などがカリキュラムの一環として行われるところもある。

Easter
イースター/復活祭
春分の日のすぐ後の満月に一番近い日曜

WHAT: キリストの復活の祝い
GIFT: 色つき卵、ウサギ関連、チョコレート
FOOD: 特別な料理あり
CARD: あり
セール: 各地でセールあり

キリストの復活を祝う日。ヨーロッパでは "Pasch"
と呼ばれることもあるが、もともとはユダヤ人が祝う Passover が主体となっている。西側の教会では春分の日のすぐ後の満月に一番近い日曜に祝うが、キリスト教が生まれた周辺地域では
Passover と同時期に祝う。また、多産・豊かさのシンボルであるウサギと、春の太陽の光を表す明るい色づけをした卵を作ったり、卵転がし競争やエッグ・ハントといったイベントで子供がもらったりするという伝統がある。

St. Patrick’s Day
3月17日

FOOD: アイルランドの特別料理
CARD: あり
MAIL: 政府機関・銀行・郵便は休み
GIFT: なし
挨拶: 特になし
セール: 各地で新年セールあり

St. Patrick とは、390年頃にローマン・ブリテンに生まれた人の名前。幼い時に誘拐され、奴隷としてアイルランドに売られたが、6年後に脱走。成長してからは宣教師としてアイルランドに戻り、3つ葉のシャムロック(クローバーの一種)を使って、キリストの三位一体(Trinity)を説明したといわれている。そのため、この日にはシャムロックの葉や緑の物を身につける習慣があり、この日に4つ葉のクローバーを見つけると、幸運が倍増すると考えられている。

Passover
パスオーバー

WHO: ユダヤ人
WHAT: 奴隷制度からの解放の祝い
GIFT: なし
FOOD: 特別な料理あり
CARD: なし

※パスオーバーの間は、イーストを使った食べ物は家の中に置いても食べてもいけないとされている代わりに、"matzohs"
と呼ばれるイースト無しのクラッカーで作った団子を食べる。このパスオーバーでは、最初の2日間が最も大切。特別な食器が使われます。食べるものは、Haroseth(ウォールナッツ、ワイン、シナモン、リンゴをみじん切りにして混ぜたもの)、Parsley(塩水につけたパセリ)、Roasted
egg(ローストした卵)、Shank Bone(肉を食べてその骨を置く)、Horseradish(西洋わさび)のみ。

ヘブライ語では Pesach と言う。ラムセス2世時代にエジプトの奴隷制から解放されたイスラエル(ユダヤ人奴隷)の喜びを、8日間をかけて祝う。今から約3000年前、神の導きを得てエジプトに渡ったモーゼが、エジプト政府に奴隷解放を求めるが、時のファラオ、ラムセス2世はこれをあえなく却下。怒った神が、羊の血で印をつけた家は通り過ぎるが(Pass
Over)、その他には10の罰を与えると警告したため、ラムセス2世はしぶしぶ解放を約束したが、心変わりを恐れたユダヤ人達は間髪入れず逃亡を開始。途中、あわてて持ち出した生のパン生地を灼熱の砂漠で焼いて
"matzohs" と呼ばれるクラッカーにして食べたと言われているが、これが "Passover"
にパンの代わりに
"matzohs" を食べる伝統のもととなった。解放を約束したエジプト政府は軍隊を送ってユダヤ人達を紅海まで追い詰めたが、海が2つに分かれ、奴隷達は無事に向こう岸へ渡り、追いかけて海へ入ったエジプト軍は、海に飲み込まれてしまったとされている。

Cinco
De Mayo

シンコ・デ・マヨ
5月5日

WHO: メキシコ人
WHAT: フランスに勝利した祝い
GIFT: なし
FOOD: 特別な料理あり
CARD: なし

1862年にプエブラの戦いでメキシコがフランスに勝利したことを記念したもの。もともとはプエブラ市周辺だけで祝われていたが、今ではメキシコの他の都市や世界各地のメキシカン・コミュニティが祝うようになった。特に、アメリカとメキシコの国境周辺や、カリフォルニア州、テキサス州などのメキシコ人が多いところでは、メジャーな観光イベントの一つとなっている。

Mother’s
Day

5月の第2日曜

FOOD: 特別な料理はない
CARD: 母親にカードを贈る
GIFT: あり
挨拶: Happy Mother’s Day!
セール: 各地でセールあり

アメリカで「母の日」 が特別な日に指定されたのは1914年。アンナ・ジャービスさんが、亡き母親を偲び、メモリアルサービスで白いカーネーションを参列者に配ったことが、そもそもの始まりとされています。これをきっかけに、白いカーネーションが「母の日」のシンボルとなり、その後、アンナさんを中心とした活動が連邦議会でも取り上げられ、1914年に5月の第2日曜日が「母の日」になりました。その後、1934年にルーズベルト大統領が記念切手を発行することを決定しています。

Father’s
Day

6月の第3日曜日

FOOD: BBQ
CARD: 父親にカードを贈る
GIFT: あり
挨拶: Happy Father’s Day!
セール: 各地でセールあり

いわゆる "父の日"。1972年、当時のニクソン大統領によって認可された。現在では父の日セールなどが行われ、ますます商業化している。ラジオやテレビでは「お父さんにすばらしいハンバーガーを作りましょう」などという料理番組があるが、ハンバーガーというところが、とてもアメリカ的。

Halloween
10月31日

FOOD: 特別な料理はない
CARD: 得に交換しない
GIFT: コスチュームを着た子供が近所の家に、"Trick or treat" とやってくる。たいていの場合、"Treat"
と言って、お菓子をあげる。
挨拶: Happy Halloween!
セール: コスチュームやお菓子のセールあり

 

ハロウィンについての詳細はこちら
New
Year’s Eve

12月31日

FOOD: 特別な料理はない
CARD: なし
GIFT: なし
挨拶: 新年を迎えたら Happy New Year!

新年の前日でも会社や小売店は営業しているところが多く、別の意味でせわしない日となる。しかし、夕方や夜には、各地でパーティーやイベントが行われ、新年へのカウントダウンをし、新年を迎えた後はテーマ曲
『蛍の光』 が流れる。シアトルではスペースニードルで花火を使ったカウントダウンが行われ、毎年たくさんの見物客が集まるイベントとなっている。



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