第24回 健気なセルフシーデング(self-seeding)の植物たち(2)

食卓を飾る家庭菜園の夏野菜たち

食卓を飾る家庭菜園の夏野菜たち

真知子・フォートさん

執筆者:真知子・フォート

2010年にマスター・ガーデナーの資格を取得。園芸相談などのボランティアの他、日系コミュニテイで年4回にわたり自然の庭の勉強会を開いています。

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乾燥期の8月に入りましたね。カナダ・BC州の森林火災の煙がワシントン州やオレゴン州まで漂ってきていて、うっとうしさと暑さのダブルパンチ。一刻も早く森林火災が消火されることを祈るばかりです。

この時期のシアトルでは、庭の芝生は緑から茶色に変色し、カラカラに乾いています。秋に入って雨が降ると緑に戻るので節水のため放っておいてかまいませんが、野菜畑や植えてから一年未満で完全に根付いていない植物は水不足でうだったり、枯れてしまったりするので、朝または夕方の水やりが欠かせません! 

アーテチョークとマリーゴールド

アーテチョークとマリーゴールド

写真は我が家の野菜畑に今年4月頃に初めて植えたアーティチョーク(Artichoke)の苗が成長している様子です。周りの鮮やかな花々は害虫を撃退するマリーゴールドとハチが好む花のミックス種をまいたのが今、満開!トマトは色づいてきて、食卓によく登場するサンゴールドというチェリートマトの種類ですが、とても甘い!皆さんの野菜畑はいかがでしょう?

シャスタデイジー(Shasta Daisy)とクロコスミア(Crocosmia)

シャスタデイジーとクロコスミア

シャスタデイジーとクロコスミア

さて、6月にすごい数のルピナス(Lupinus)の花々がピークに達した後は、真っ白な一重花が愛らしいシャスタデイジー(Shasta Daisy)でおおわれました!8月に入ってくると花が終わり、そのまま放ったらかしにしておけば、花が種になり自然に種まきが行われ、しだいに増えていきます。晩冬に残った長い茎を切り戻しますが、多年草なので、そこからも花々が咲いてきて、株分けもできます。草丈は高くても茎が太くてしっかりしているので、倒れて来ないのが良いですね。

このシャスタデイジーはキク科の多年草で、著名なアメリカ人育種家(いくしゅか)がフランスギクと日本のハマギクを交配させてできた種です。暑さにも寒さにも強く、日当たりが良くやや乾燥気味の環境が適していて、育てやすさも抜群。マーガレットと似ていますが、マーガレットの葉は春菊に似ており、暑さにも寒さにもやや弱く、シャスタデイジーの花が咲き始めた頃に、花が終わります。

同じころに咲き始めるのが、クロコスミア(Crocosmia)。アヤメ科で、オレンジ、赤、黄の花があり、ハミングバードを呼んでくれます。性質は強く、地下に球根・地下茎を延ばしてよく広がり、自然化していきます。日当たりは半日蔭で大丈夫。赤色のクロコスミアは3-4フィートとたけが高く倒れて来るので、竹棒と紐などでサポートする必要あり。

キンセンカ(Calendula/English Marigold)

calendula

キンセンカ

また、同じ頃にキンセンカ(Calendula/English Marigold)も咲き始めます。オレンジ色の花が次から次へと咲いてくる一年草で、草丈が低めなので日当たりの良い花壇の前にぴったり。その花から種がドンドン出てきて、セルフシーデングで広がって華やかになります。また、マリーゴールド(Marigold)と同じように害虫撃退の効果がある役に立つ植物なので、野菜畑にもぴったりです!

Happy Gardening!

掲載:2017年8月

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