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ウェディング・プランナー ネルソン紀世子さん

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これまでの経験を糧に、ウェディング・プランナーとして起業

"好き" を仕事にする!日本人ママたちの起業

ネルソン紀世子さん

Koko Bridal
ネルソン紀世子さん
【公式サイト】 kokobridal.com

日本の大学を卒業後、ワシントン州の大学で国際ビジネスを専攻し、卒業後は米系航空会社の客室乗務員に。5年後に結婚して出産し、子供が少し大きくなってから、日系航空機器関連企業でのプログラム管理の仕事を経て、起業しました。

「新しいものが好きで、人のお世話が好きで、業者との交渉が苦でなく、体力に自信がある。ワシントン州に日本人のウェディング・プランナーはいないし、ウェディングという人の幸せ作りに携われば、少しは日本人のお役に立てるかも」と、動機はシンプル。それから4年間で30組のカップルの結婚式をお世話しましたが、こんなふうに仕事と育児の両方をやっていけるのは、家族や友達、クライアントの協力や心遣いがあってこそだと、いつも感謝しています。

今は仕事に集中できる時間に限りがあるので、時間管理をどうするか、仕事と育児と自分の時間で頭と心の切り替えをどうするか、短時間にどれだけ効率よく仕事を終えるにはどうするか、仕事のストレスを育児に影響させないようストレスを解消する時間をどう作るか工夫することが鍵ですね。

娘が学校に行っている間に、メールと電話で業者と連絡をとり、昼間に新郎新婦と会場を周り、業者とのコンサルテーションの予約を行った後、急いで家に帰り夕食の準備、そして娘のアフタースクールへ。忙しい時は、習い事の間も夜や早朝にも仕事をします。

私のところに来てくださるクライアントは私が母親でもあるということを理解してくださっているので、ミーティングを昼間に設定してくださるなどの心遣いをしてくださいます。

また、夫とのチームワークも欠かせません。契約から2週間ほどは新郎新婦のコンサルテーションから業者のリサーチや価格交渉などを含むプロセスは多忙を極め、さらに結婚式の1週間前から当日までは結婚式前日のリハーサル・ディナー、結婚式当日は朝7時頃に始まり、帰宅は真夜中をすぎることもあるので、夫が休暇を取ってくれます。その時は、ミーティングを多い時で1日に3-4つ入れているので、夕食の準備などもすべて夫に任せています。

その一方で、航空会社勤務の夫は月の半分以上は州外・国外に行って不在なので、放課後にミーティングなどが入ったら、ママ友やご近所にお願いすることになります。みんなのサポートなしに仕事を続けていくことはできません。

自分のケアも大切ですね。私のストレス解消法は、運動すること、美味しいものを食べて飲むこと、家族や友達と楽しい時間を持つこと。結婚式まで2週間を切ったぐらいからは、ストレスを感じているかなと思ったら必ずジムに行き、ハードロックを聴きながら汗を流して発散しています(笑)。

ネルソンさんが国際結婚式の成功の秘訣について語ったエッセイ 『アメリカで挙式!』はこちら

掲載:2015年4月 取材・文: 編集部

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