カー・シート (チャイルド・シート)

子供を交通事故の衝撃から守るため、1976年にオーストラリアで初めて使用が義務付けられたカー・シート(英語で “car seat”。または “child seat” と呼ばれています)。アメリカやドイツに代表される欧米諸国では1980年代から義務化が進められ、厳しい品質保証規格が採用されていますが、アメリカでは今でもカー・シートの未使用や装着エラーが原因で、たくさんの子供がけがをしたり、死亡したりしています。「抱っこしていれば大丈夫」「狭苦しいところに押し込めたくない」「価格が高い」「警察に見つからないようにすればいい」「面倒」などの理由で使用を避けるのはやめましょう。

カー・シート

幼児のカー・シート

ワシントン州での決まり

ワシントン州では州法により、下記のような決まりとなっています。詳細は、Washington’s Child Restraint Law をご覧ください。

  • 1歳未満、または体重20ポンド未満:進行方向の逆を向いた “infant seat”
  • 2歳未満、または体重35ポンド未満:進行方向の逆を向いた “child safety seat”。 向きを変えられる “convertible” タイプもある。
  • 4歳未満、または40ポンド未満:進行方向を向いた “child safety seat”
  • 8歳未満、または身長が4フィート9インチ未満:膝と肩からかけるベルトのついた “booster seat”
  • 8歳以上:正しくかけられたシートベルト、または膝と肩からかけるベルトのついた “booster seat”
  • 13歳未満の子供は原則的に後部座席に座る必要がある。
  • 違反者には罰金が課される。
自分の車に他人の子供を乗せる場合にも、その子供が使うカー・シートが必要です。カー・シートの正しい装着の仕方は、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)公認の機関が運営しているクラスでも教えてもらうことができます。子供病院や産婦人科のある病院などでもクラスを提供していることがあるので、確認してみましょう。

カー・シートの選び方

カー・シートとして商品化するには、ISO(国際標準化機構)が定めた固定装置規格 ISOFIX に対応していることが必要です。アメリカやヨーロッパではシート部分が回転するシリーズや、首のすわっていない乳幼児に負担がかからないようにするため椅 子の角度を3段階に調節できる機能がついているものなどが販売されています。また、ドイツでは体を包み込むシェル型というスタイルも発売されています (レーマー社製)。まず、車にあうかどうか試してみましょう。装着したら、左右や前方に動かないことを確認してください。

  • カー・シートに付属している取扱説明書(Owner’s Manual)を読んで理解しましょう。
  • 米運輸省自動車安全ホットライン(電話:888-DAH-2-DOT)で、リコールされて修理が必要なカー・シートについての情報を入手しましょう。
  • チェックする点
    ・対象年齢
    ・体重・装着の方法
    ・認証済みかどうか(欧州衝突安全基準「ECE44/03」は最も厳しい基準)。
    ・衝撃を和らげる構造
    ・シートを取り外して洗うことができるか(シートカバーの素材も要チェック)
    ・製品自体の重さ
    ・カー・シートとして以外の活用法があるか(ゆりかご、ベビーキャリー、ストローラーなど)
    ・保証期間
    ・収納方法
    ・何らかの調整ができるか(シートのすわり心地など)
    中には成長に従って形状を3段階に変更でき、ジュニアシートにできるものも。

child-seat-2

乳児のカー・シート

各国における対象年齢の違い

インファント・シート、カー・シート、ブースターの使用対象年齢は各国または各州によって異なります。行き先の国や州でどのような法律が実施されているか調べておきましょう。

日本: 国土交通省 国土交通省

車の新機能

規定の年齢を過ぎれば、子供が大人と同じシートベルトを着用しても良いというわけではありません。車の機能も確認し、カー・シートをきちんと装着しましょう。

車を所有していない場合

病院やバース・センターなどから退院する際、車を所有していない場合でも、規則としてカー・シートに新生児を入れて退院することになっています。また、出産を終えた母親が徒歩や公共交通機関(シアトルならバスやライトレール)で帰宅することは薦められていないので、車を借りるなどの手はずが必要です(レンタカーを借りる、または車を持っている家族や知人友人に迎えに来てもらう)。その場合も、カー・シートが必要です(以下参照)。

レンタカーの場合

レンタカーをする場合、ほとんどのレンタカー会社でカー・シートのレンタルもしています。その場合、子供の年齢・体重を正確に知らせましょう。また、特定 の種類を希望する場合はそれも知らせておきましょう(必ずしも希望に沿ってくれるとは限りません)。でも、車とカー・シートがあわないこともありますので、その場合はその車にあうカー・シートを用意する必要があります。

シャトル・タクシーの場合

ワシントン州の法律では、バス、シャトル、タクシーの場合は、カー・シートは必要ないとされています。とは言え、カー・シートを利用する方が安全です。カー・シートがある場合もあるので、事前に予約する場合は、必ず確認してみましょう。

詳細:Anton Skeen Law

日本でのカー・シート使用

日本では2000年4月から6歳未満の乳幼児を車に同乗させる場合、子供の体格にあったカー・シートの使用が義務付けられました。これに違反した場合、シートベルト着用義務違反と同様に、行政処分の基礎点数が1点付加されることになります。

バスやタクシーにカー・シートを持ち込む義務はありません。タクシーではトランクにカー・シートを常備している会社もあるようですがごく一部で、必ずしも子供の年齢や体重にあったものであるとは限りません。予約の場合は希望のカー・シートをつけてくれる会社が増えています。デパートや大型店で販売されていますので、長期間の場合は購入する方が安くつく場合もあります。

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