ベビーサインランゲージ

アメリカで子育てを始めたばかりの皆さんは、ベビーサインランゲージをご存知でしょうか?ベビーサインランゲージとは、American Sign Language (ASL)をベースとした手話で、赤ちゃんがお話を始める前から、指や腕、顔の表情などを使って、コミュニケーションをするというものです。アメリカ生まれのベビーサインランゲージが、私達日本人にどういう効果をもたらすのか、どのように学べばいいか、ご紹介します。

どんないいことがあるの?

ベビーサインランゲージを使うことで、赤ちゃんとご家族に以下のようなベネフィットが挙げられています。

  1. 赤ちゃんが自分のニーズを正確に伝えることができるので、赤ちゃんのイライラが軽減され、癇癪を起こすことが少なくなります。
  2. 従来のような、大人からの一方的な語り掛けではなく、双方向の会話が期待できるようになり、親子の絆が深まります。
  3. 指・腕・顔の表情を組み合わせてベビーサインを実現するので、手先が器用になり、表情が豊かになります。

どうやって始めるの?

まず、赤ちゃんが日々の生活の中で、特によく使う単語、「ミルク」「もっと」「おねがい」「ありがとう」というような、簡単なものから始めます。日本語で話しかけると同時に、サインを赤ちゃんに見せます。その際、赤ちゃんの目線まで降りて、アイコンタクトをすることが大切です。

「ミルク」という耳からのインプットと、「ミルク」サインの目からのインプットの両方を行うことで、赤ちゃんの理解も深まり、しばらく続けているうちに赤ちゃんがミルクが欲しい時に、自分から「ミルク」サインをするようになるのです。

慣れてきたら、「おむつ」「替える」「ママ」「パパ」「お腹減った」「喉乾いた」などと、月齢に合わせて必要な単語を徐々に増やしていくことができます。

いつぐらいから始めたらいい?

赤ちゃんが自分からサインをするようになるのは、生後7か月以降と言われています。それ以前には、手や腕の筋肉が未発達で、思うようにコントロールできないからです。

生後7か月以降に始めた方がいいと言う方もいらっしゃいますが、赤ちゃんはそれ以前でも、音で聞くのと同様に、サインがどんな意味かを目で見て吸収しています。

私たちは、赤ちゃんが産まれた瞬間から、起きていても寝ていても、話しかけていますよね。ですから、サインも、産まれた時から、赤ちゃんがミルクを飲むときには、「ミルク」サインをどんどん使っていけばいいのです。そのうちに、赤ちゃんは、「ミルク」サインを見ただけで、にっこり泣き止んだりします。

逆に、2歳近くなってもうお喋りができるお子さんも、サインランゲージを始めるのに遅すぎるということはありません。その頃になると教えたサインをすぐに真似してできるようになりますから、教えるのがより一層楽しくなります。2歳過ぎてもまだまだ話し言葉が未発達ですので、言葉で伝わらないイライラが、サインランゲージで軽減されます。

また、小学校就学後も引き続きサインランゲージという視覚&運動言語を使うことによって、語彙が増え、読み書きの向上などにより役立ちます。

アメリカ生まれのベビーサインランゲージは、日本でも2000年より一般に普及し、今では保育園・幼稚園も増えています。

掲載:2016年9月 情報提供:Joyful Signing Academy

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