子供を交通事故の衝撃から守るため、1976年にオーストラリアで初めて使用が義務付けられたカー・シート(英語で
"car seat"。または "child seat"
と呼ばれています)。アメリカやドイツに代表される欧米諸国では1980年代から義務化が進められ、厳しい品質保証規格が採用されていますが、アメリカでは今でもカー・シートの未使用や装着エラーが原因で、たくさんの子供がけがをしたり、死亡したりしています。「抱っこしていれば大丈夫」「狭苦しいところに押し込めたくない」「価格が高い」「警察に見つからないようにすればいい」「面倒くさい」などの理由でカー・シートの使用を避けるのはやめましょう。
■ワシントン州での決まり
ワシントン州では州法 『Child Restraint Law』 により、2007年6月1日から、下記のような決まりとなっています。詳細は、Washington
State Booster Seat Coalition をご覧ください。
- 1歳以下、または体重20ポンド未満:進行方向の逆を向いた "infant seat"
- 1歳から4歳、または体重20〜40ポンド:進行方向を向いた "child safety seat"
- 8歳未満、または身長が4フィート9インチ未満:膝と肩からかけるベルトのついた "booster seat"
- 8歳以上:正しくかけられたシートベルト、または膝と肩からかけるベルトのついた "booster
seat"
- 13歳未満の子供は原則的に後部座席に座る必要があります。
- 違反者には、子供1人につき112ドルの罰金が課されます。
自分の車に他人の子供を乗せる場合には、その子供の分のカー・シートがなければなりません。カー・シートは正しく装着しなければ、無用の長物になります。米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)公認の機関が運営しているクラスに参加し、正しい装着法を学ぶことがおすすめです。
■カー・シートの選び方 カー・シートとして商品化するには、ISO(国際標準化機構)が定めた固定装置規格ISOFIXに対応していることが必要です。アメリカやヨーロッパではシート部分が回転するシリーズや、首のすわっていない乳幼児に負担がかからないようにするため椅子の角度を3段階に調節できる機能がついているものなどが販売されています。また、ドイツでは体を包み込むシェル型というスタイルも発売されています(レーマー社製)。まず、車にあうかどうか試してみましょう。装着したら、左右や前方に動かないことを確認してください。
- カー・シートに付属しているオーナーズ・マニュアル(Owner's Manual)を読んで理解しましょう。
- 米運輸省自動車安全ホットライン(電話:
888-DAH-2-DOT)で、リコールされて修理が必要なカー・シートについての情報を入手しましょう。
- チェックする点
・対象年齢
・体重 ・装着の方法 ・認証済みかどうか(欧州衝突安全基準「ECE44/03」は最も厳しい基準)。 ・衝撃を和らげる構造 ・シートを取り外して洗うことができるか(シートカバーの素材も要チェック)
・製品自体の重さ ・カー・シートとして以外の活用法があるか(ゆりかご、ベビーキャリー、ベビ ーカーなど) ・保証期間 ・収納方法
・何らかの調整ができるか(シートのすわり心地など) 中には成長に従って形状を3段階に変更でき、ジュニアシートにできるものも。
■各国における対象年齢の違い インファントシート、カー・シート、ブースターの使用対象年齢は各国または各州によって異なります。行き先の国や州でどのような法律が実施されているか調べておきましょう。
日本: 体重36kg以下、身長135p以下、年齢10歳以下の子供を自動車に乗せる場合。乳児用・幼児用・学童用があります。詳細は、国土交通省のチャイルドシート・コーナーを参照。
カナダ: 5歳以下・助手席での使用は禁止 オランダ:
12歳未満 ■車にも新機能 規定の年齢を過ぎれば、子供が大人と同じシートベルトを着用しても良いというわけではありません。ボルボはドライバーのシートベルトを4点式にしたり、後部座席のシートの高さを調節できるようにしたりするなど、子供の身長にあわせてシートベルトがきちんとフィットするような設計を行っています。
■レンタカーの場合 レンタカーをする場合、ほとんどのレンタカー会社でカー・シートのレンタルもしています。その場合、子供の年齢・体重を正確に知らせましょう。また、特定の種類を希望する場合はそれも知らせておきましょう(必ずしも希望に沿ってくれるとは限りません)。
■シャトルの場合 空港とホテルや自宅などの送迎の場合でも、カー・シートを使用する必要があります。シャトルの中にはカー・シートを借りることができるところもありますので、必ず確認してみましょう。
■タクシーの場合 タクシーに乗る場合にもカー・シートは必要です。
■カー・シートのみをレンタルする場合 カー・シートのみのレンタルは一般的ではありませんが、中にはレンタルを行っている会社もあります。リストはこちらをご参照ください。
■日本でのカー・シート使用 日本では2000年4月から6歳未満の乳幼児を車に同乗させる場合、子供の体格にあったカー・シートの使用が義務付けられました。これに違反した場合、シートベルト着用義務違反と同様に、行政処分の基礎点数が1点付加されることになります。
バスやタクシーにカー・シートを持ち込む義務はありません。タクシーではトランクにカー・シートを常備している会社もあるようですがごく一部であり、必ずしも子供の年齢や体重にあったものであるとは限りません。予約の場合は希望のカー・シートをつけてくれる会社が増えています。デパートや大型店に$30ぐらいから販売されていますので、長期間の場合は購入する方が安くつく場合もあります。
●日本でのカー・シート・レンタルサービス 自治体 行き先の各自治体でレンタルサービスを提供しているところもあります。
有限会社ダスキン ダスキンレントオール 公式サイト: www.kasite.net
新生児からジュニア用まで数種類のカーシートを用意しています。 例: 乳児用カーシート・スーパーキャリー 年齢: 新生児〜1歳頃、体重9キロ(約20ポンド)まで、身長66センチまで
1ヶ月 3500円から ■メーカーへのリンク ●ヨーロッパ
メルセデス・ベンツやアウディ、ポルシェ、プジョーなどが純正指定しているメーカー Romer (ドイツ)
●アメリカ Dorel Juvenile
Group Cosco
- Juvenile Products CenturyProducts.com
evenflo Britax
USA ●日本 TAKATA
/ Milib カーメイト
−チャイルド・シート リーマン
Aprica
■役立つリンク ▼ConsumerReports.org
www.consumerreports.org
▼US Department of Transportation www.dot.gov
▼チャイルド・シート連絡協議会 www.child-seat.gr.jp
▼Baby's Health Square www.kyorin-healthcare.com
▼JAF シートベルトとチャイルド・シートについて www.jaf.or.jp/safety/data/indexr.htm
▼国民生活センター 商品テスト部 www.kokusen.go.jp/news/data/n-20010718_1.html
▼子供の安全ネットワーク・ジャパン事務局 safekids.ne.jp
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