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第64回: キンダーガーテン
先月、長女は公立のキンダーガーテンに入学しました。仲の良い友達もできて毎日楽しく通っており、笑顔でバスから降りてくるのが、親の私にとっては何より嬉しいことです。
ワシントン州では、公立小学校のキンダーガーテンの半日コースの授業料が税金によってまかなわれます。全日コースの場合は半日分しかカバーされませんので、残り半日分の授業料は各個人の負担となり、州内の学区により金額は異なりますが、シアトル周辺の学区だとだいたい月300〜350ドルぐらいが相場のようです。半日コースは5歳児全員に学校に通う機会が与えられますが、全日コースの場合は定員が設けられることが多く、学区により異なりますが、抽選や先着順などで決められることが多いようです。公立以外の選択肢としては、私立の学校のキンダーガーテンがあり、中には公立と私立の両方に半日ずつ通う子供もいます。
わが家の長女については、通っていたプリスクールにそのままキンダーガーテンの学年まで残るか、公立小学校のキンダーガーテンにするか最後まで迷ったのですが、キンダーガーテンから1年生に上がる時に、公立に通っていれば、同じ学校に通うことになるので、子供たちがお互いをよく知っていて既に友達になっているので、新しい環境や人に慣れるのにとても時間がかかる長女の性格のことを考えると、やはりキンダーガーテンから公立に通わせた方が良いという結論になりました。また、午後は友達と遊んだり自由な時間を持たせたかったということもあり、半日を選びました。
長女の通うキンダーガーテンの半日コースは、今年児童の数が非常に多かったようで、入学手続きをした日が遅かった子供から順に、近所の別の小学校などに振り分けられることとなり、学校が始まって2週間ほどで10人ほどが別の学校に移っていきました。せっかく慣れてきたころなのに、なんともかわいそうなことです。学校側の説明では、新学期が始まってみないと最終の人数が分からないので、始まってからの転校となるということでしたが、だいたいの人数は、遅くとも学校開始直前までには分かるのではないかと思えるので、私にはとても不思議なことのように感じられました。
カリキュラムについてですが、長女の通う学校では、2時間40分という短い時間内にたくさんのことをするので、おやつの時間はありません。また、生徒のお誕生日のお祝いも、食べ物なしで簡単に済ませるそうです。休み時間があるのは週2回、そのほか、体育・音楽・図書室の日が週1回ずつあり、自由選択の時間もあります。長女の一番好きな科目は・・・もちろん、休み時間。学校に通う一番の楽しみは友達と遊ぶことなのです。
さて、もう1つのハイライトはスクールバス。街で見かける黄色いバスを見るたびに「乗りたい乗りたい」とうるさかった長女の夢が叶い、スクールバスでの通学を楽しんでいます。といっても、朝は6年生までの子供たちで満員となるので、内気なわが娘は、約1ヶ月経った今でも、かなり圧倒されながら乗車しています。乗車前には5回ぐらいハグをしてあげないと乗れず、最後のハグの後は恐る恐るといった感じでバスのステップに近づきます。たまたま同じクラスに近所の友達がいて、その友達が1つ前のバス停から乗っているので、何とか乗ることができているという具合です。一方、帰りのバスはキンダーガーテンで同じクラスの生徒だけが乗るので、好きな場所に友達と座ってバスの旅を楽しんでいるようです。
幸い、先生にも恵まれ、毎日楽しく通っているキンダーガーテン。これからきっと心配な事も出てくると思いますが、今は娘が毎日ハッピーであることが私にとっても一番幸せです。
(2008年10月)
執筆者プロフィール: 日本での長い独身貴族生活の後、軽い息抜きのつもりでやってきたシアトルで思いもよらず今の夫と出会い結婚。2002年初夏に初めての妊娠が判明し、人生が180度転換してしまった。2003年に長女を出産し、2005年には次女を出産。子育ての毎日は初めてのことばかりで、心配したり悩んだり喜んだりと実に賑やかな(?)生活を送っている。
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