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第54回: 風邪に悩まされた10月

9月中ごろから現在まで、我が家は風邪、また、風邪、また、風邪。長女はさらに風邪をこじらせ中耳炎、次女は目の感染症にもなりました。ひどかったのが私の咳。今もまだ喉が微妙に痛いのですが、ピークの頃は夜中に咳が止まらず、「いつでもどこでも寝られる」が自慢の私が寝られないという事態に陥り、一時は肺炎を疑うほどでした。それにしても最も辛かったのが謎の頭痛。今まで大した頭痛に悩まされたことの無かった私が、熱があるわけでもないのに頭痛だけのために2日間動けず、慌てて医者に行ったほどでした。

さて、アメリカにいると、日本にいる時のように、ちょっとした風邪で医者には行きません。理由は、医療費が高いということ、既に分かっていることを医者に言われるだけ、つまり、「風邪です」と診断されるだけなのがオチだから。また、高額な ER に行かない限り、一番辛いときにすぐに予約が取れないということもあります。それでも今回のようにあまりの頭痛のひどさに、医療費がどうのと言っている場合ではない時もあります。

しかし、医者に行くといっても、その間子供をどうするか。とてもではありませんが、文句と要求を四六時中つきつけて感情のままに生きている子供たちを医者に連れて行くことはできません。夫が仕事から抜けて帰ってくることができればよいですが、今回は夫が年に一度の重要会議でほとんど家を空けていたので、周囲の友人にお願いするしかありませんでした。しかし、全員が幼い子を持って学校など忙しいスケジュールをこなしているか、仕事を持っているかですから、急にベビーシッターをお願いできる人は多くはいません。

今回は親切な友人が助けてくれ、医者に行っている時から夕食時まで子供たちを預かってもらい、頭痛で辛い私は少し子供から離れて睡眠と休憩をとることができました。普段、少々体が大変でも子供から開放されて昼寝をするということはあり得ないので、1人で休むことができて、まるで天国のようでした。母親になると、自分が病気になっても誰も看病してくれないので辛いですね。看病どころか、子供たちは母親の病気などお構い無しで、頭痛がするのに大声で騒ぐ、ドタバタ走ったりジャンプする、あれが欲しいのこれが欲しいのと我がままのオンパレードです。夫が出張など仕事で忙しいとなると、これに1人で対処しなければなりません。

異国の地で暮らし、緊急時に頼れる親や親戚が近くにいないという環境で、健康でいればまだしも、体調が崩れたときの大変さを改めて実感しました。と同時に、親戚のいない者同士の助け合いの大切さにも改めて気付かされました。書類関係などでよく、「緊急連絡先」を記入する欄がありますが、我が家はワシントン州内には親戚がいませんので、サウス・カロライナ州の義父の電話番号を書くのですが、「こんな遠かったらどうしようもないなあ。でもとりあえず何か電話番号を書かなければいけないので、書いておこう」という程度です。こういう場合、お互いの了承を得て近くにいる友人同士でお互いの名前を書くようにした方がいいこともありますね。それも含め、不測の事態に近所で助け合う体制を作っておくことは大切だと思いました。

このように、10月中を家族全員が不健康に過ごしたことで、緊急時の対策とともに、普段からの健康管理の大切さにも改めて気付かされました。オレンジジュースなどでマメにビタミン C を摂ったり、体を冷やさないよう薄着をしないようにしたりして免疫力を下げないようにすること、手洗いやうがいなど(手洗いを敢行しすぎると雑菌バランスが崩れて余計に感染が増えるという記事を読んだことがあるので、何が一番良いのか本当のところは分かりませんが)。自分の体力を過信せず、自分と子供たちにもう少し風邪の予防を徹底するべきだったと反省しました。風邪やインフルエンザのシーズンはこれから。気持ちを引き締めて挑むつもりです。

(2007年11月)

執筆者プロフィール: 日本での長い独身貴族生活の後、軽い息抜きのつもりでやってきたシアトルで思いもよらず今の夫と出会い結婚。2002年初夏に初めての妊娠が判明し、人生が180度転換してしまった。2003年に長女を出産し、2005年には次女を出産。子育ての毎日は初めてのことばかりで、心配したり悩んだり喜んだりと実に賑やかな(?)生活を送っている。

Back Number
2008年
第61回 言語のはなし 続き
第60回 子供とアクティビティ
第59回 アメリカ人が甘いもの好きな訳?
第58回 逆カルチャーショック
第57回 学校選び
第56回 バケーション

2007年
第55回 言語のはなし 第49回 夏休み
第54回 風邪に悩まされた10月 第48回 おもちゃと遊び
第53回 ほめられるのが嫌いな子 第47回 トイレ・トレーニング完了
第52回 日焼け対策 第46回 姉妹の関係
第51回 ファミリー・キャンプ 第45回 子供の味覚
第50回 プリンセスとウルトラマン 第44回 2006年を振り返って

2006年
第43回 お誕生日パーティ 第38回 子供の感受性(2)
第42回 プリスクール 第37回 子供の感受性(1)
第41回 砂場デビュー 第36回 自分でさせる教育
第40回 殻を破り始めた娘 第35回 ベビーシッター
第39回 スクラップブッキング

2005年
第34回 日本のお風呂に開眼 第28回 しつけ
第33回 子供2人連れ、飛行機の旅 第27回 卒乳(Weaning)
第32回 歌を歌おう 第26回 2度目の出産
第31回 トイレ・トレーニング(Toilet training) 第25回 2人目対策
第30回 引越し 第24回 おもちゃ
第29回 ルーティーン(Routine)

2004年以前
第23回 母親のストレス解消法 第11回 手ごたえあり?の娘との2人旅
第22回 ハロウィーン 第10回 初めての病気
第21回 妊娠中の授乳 第9回 離乳食を始めた
第20回 グランパとグランマ 第8回 初めての飛行機の旅
第19回 ベビー・サインと言葉の発達 第7回 快適育児生活
第18回 日本 vs アメリカ お風呂の入れ方 第6回 「ベビー・・・」
第17回 絵本を読もう 第5回 次の試練 「睡眠不足」
第16回 ベビーとの外食 第4回 最初の試練 「授乳」
第15回 トドラー食 第3回 ついにその日が来た
第14回 あっという間の1年 第2回 妊娠はつらいけれど幸せ
第13回 帰省 第1回 妊娠の日米比較
第12回 動き出した!


注)当ページに記載されている内容は個人の一意見です。この情報に基づいて行動した結果なんらかの損害が発生した場合においても、執筆者およびジャングルシティは一切責任を負いません。記載された情報を活用される場合は、あらかじめ専門家に照会するなど必要な確認を行った上、ご自分の責任で判断していただきますようお願い申し上げます。
   
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