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第31回:トイレ・トレーニング(Toilet training)
長女も早2歳半。下の娘の妊娠・出産などで面倒だからと先延ばしにしてきたトイレ・トレーニングを、やっと本格的に始めた。一昔前ならもっと早くおむつはずしをするようにと周囲からのプレッシャーも強かったのだろうが、今はアメリカも日本も2〜3歳でおむつはずしをするのが主流。まだまだ、とのんびり構えていたが、先日やっと重い腰を上げることにした。
きっかけは、長女と同い年の友達の女の子が、服を脱ぐ→補助便座を便器の上にセットする→その上に座る→用を足す→紙で拭く→服を着る→水を流す→手を洗うという一連の行為を完璧に1人でこなすところを見学させてもらったことだ。練習すれば幼い子でもできるようになるのだ。しかも、おむつ代だってかからなくなる、とケチ心も働き、やる気が出てきた。
日本と米国では現在、子供によって体の成長の速さもさまざまだから、トイレ・トレーニングは早く始めれば良いというものではなく、その子の膀胱機能など体の準備ができてから始めるべきというのが主流で、それがだいたい2〜3歳ぐらいだという。たいていの本には、どういう兆候が見られたら体の準備ができているかという項目が書かれている。例えば、おしっこの間隔が2時間以上になっている、など。娘はおしっこの間隔もあいてきていたし、その他の兆候から見ても随分前から体の準備は出来ていたようだ。
一般的には、トイレ・トレーニングが嫌にならないよう、失敗した時にしからない、必要であればおむつに戻すなど、無理せずゆっくりとやるといったスタンスが常識的だが、アメリカで有名な本の中に、トイレ・トレーニングが1日でできてしまう、というものがある。これは日本語にも訳されていて、友人から日本語版を借りたのがきっかけで、英語版 『Toilet Training In Less Than A Day』 も購入してみた。
一見「嘘でしょ〜?」と思うような怪しいタイトルであるが、読んでみると、1日でできるかできないかはともかく、納得する部分や参考になる部分がたくさんある。この本では、まずミルクのみ人形を使って水を飲めばおしっこが出るということを理解させ、子供自身にその人形のトイレ・トレーニングをさせることから始まる。子供自身にさせるというのは妙に納得させられる。というのも、娘は妹のおむつを替えたり、服を着替えさせたりするのが大好きで、熊のぬいぐるみを妹にみたててカーシートに乗せたりベッドに寝かせたりしてよく遊んでいるからだ。ちなみに、文中には、実験によりほとんどの子がこの方法で1日でトレーニングを完了し、平均では4時間以内、最も長くかかった子でも2日(正味トレーニング時間14時間)と書かれている。しかし、これは一般的なトイレ・トレーニングとは異なり、トレーニングの日を決めると、その日は外出せず、電話にも出ず、1日集中して行う。全ての神経をその日1日トイレ・トレーニングに注ぐのだ。兄弟は何らかのアレンジをして家にいないようにし、その子だけにかかりきりになれるようにする。おまるでおしっこができればその子の好きなジュースなどを与えてモチベーションを高めると同時に、水分をとらせることでまた尿意をもよおさせる、という繰り返しで、速い子は数時間でできるようになるというのだ。しかし、我が家はまだ6ヵ月半の赤ちゃんがいるので、1日集中というのは不可能なため、参考になりそうな部分だけを採り入れることにした。
トレーニング開始初日、1度おまるでおしっこが出た。たぶん、おまるに座るタイミングが良かったのだろう。本人もすごく嬉しそうにしていたが、その後は失敗ばかり。おしっこが出る前に言ってくれない。2日目も2回ほどおまるでできたが、相変わらず出る前には言ってくれない。そして3日目、朝、おしっこが出ると言うのでおまるに座らせたがしばらく出ない。あまりに私が「おしっこは?」としつこく聞くので「出る」と言っているだけかと思いかけていたところ、「出たあ〜!」と言った直後にしっかりおまるの中に出ている音が聞こえてきた。「やったね!すごい!マミーは嬉しいよ。ダディも嬉しいし、じいじもばあばもグランマもグランパも喜んでるよ」と褒めまくると、本人も満足げ。初めて出る前に言ってくれたのが1歩前進だ。
おしっこはできるようになってもうんちはなかなかトイレでしてくれないという話をよく耳にするので、うんちに関してはあまり期待していなかったが、その数時間後、「お腹が痛い」というので、「うんちじゃないの?」と言うと、「うんち出る」と言うので慌てておまるに座らせた。しかし、なかなか出ないので、おまるから離れて遊び始めた。「お腹が痛い」と言って、おまるに座る→出ないから遊び出す、を繰り返すので、やっぱりうんちではなかったのかなと思い、別の階に行って家事をし始めた。娘も私についてきてその辺で遊んでいたが、突然顔色を変え、「うんち出る!」と、焦った様子で言うので慌てて階下のおまるまで走らせた。その後すぐ、「出た!」と言うので半信半疑で見に行ってみると、娘の言葉は嘘ではなかった。これには家中が大喜び。大きな前進だ。その後何度かアクシデントに見舞われ、まだまだおむつをつけずに外出する勇気はないが、なんとか秋の日本一時帰国までに完了したいと思っている。
上記の他に私が参考にしている本を下記にあげておく。
(2005年9月)
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