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第30回:引越し
先週、念願の引越しを果たした。1000スクエア・フィート弱、2ベッドルームのアパートに、2歳児と0歳児と夫と私の4人が住むのは限界に近くなっていたし、金利の低いうちにマイホームを購入しておきたかったからだ。
新しい家は、3ベッドルームのタウンハウス。ガレージが付いているので、雨の多いシアトルで、子供達が雨に濡れずに車の乗り降りができるし、車中で寝てしまった時、エンジンを止めて窓を開け、ベビーモニターをセットしてそのまま寝かせておくこともできるのがすばらしい。以前のアパートでは、子供達が出先から帰る途中に車中で寝てしまった場合、自分も車の中に残り、本を読んだり昼寝をしたりして時間を潰すことも多かったので、今ではガレージのありがたさを実感している。
また、ダイニング・エリアがハードウッド・フロアなので、子供の食べこぼしの掃除が楽。日本人なのでごはんもよく食べさせるが、以前は米粒がカーペットにこびりついてしまうこともよくあった。
子供達、特に上の2歳の娘が新しい家にどのようになじんでいくのかも気になるところだったが、引越しの1週間前から、荷物を運ぶためにほぼ毎日来ていたので、少しづつ慣れてきていたのか、意外にも、以前住んでいたところの話は全く出てこない。というより、「もう忘れてしまったの?」というようなふるまいで、「前に住んでいたお家の前には何があった?」とか、さまざまな角度から質問してみても、いまいちまともな答えが返ってこない。それでも、部屋が変わったせいか、以前からあった、夜寝る時の暗闇への恐怖心がさらに大きくなったようで、今は寝かし付けの時間が少々バトルである。また、ガレージのドアを開閉する音を怖がったり、他の階(ここは3階建てだが)に1人で行くことも怖がる。
引越し後の片付けについては、絶え間ない要求を投げかけてくる2歳児と、午後3時以降はたいてい抱っこしていないと泣く乳児をかかえているのでなかなか進まず、何かをしかけても中断の連続で、まだ家の中は6割がた片付いたかどうか、というところ。それに、我が家の2歳児はダンボールを開けるごとにその中身を家中のいろいろな場所に持ち去ってしまうから、はかどるどころかその逆である。それでも、広くて新しい家は快適だし、家の前で三輪車やシャボン玉もできるようになったので、子供達のためにも引っ越して良かったと思っている。
(2005年8月)
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