ワインとリンゴの町、ワシントン州ウィナチー市へぜひお越しください。無料ビジター・ガイドのお申し込みはこちら!IMO
シアトル情報ポータルサイトENGLISH会員登録お問合せサイトマップ
TOP今月の特集生活ガイド読み物プロに聞こう!ホット・トークマリナーズ情報イベントカレンダーシアトル子育てネットワークFindMe!
今日のPICKUPToday's Seattle今日のニュースPhrase of the DayおトクINFO
TOP遊ぶ学ぶ食べる買う手続き・知識親のための情報コラム
ハロー!私の赤ちゃん Eat - 食べる
ハロー!私の赤ちゃん
子育てエッセイ&コラム一覧


FAMILY & KIDS掲示板
便利リンク集
あなたの豆知識を大募集!

PR

第28回:しつけ

第一反抗期まっさかりの長女の趣味は、「いや」、または "No" と言うこと。"Yes" という言葉を知らないのかと思うぐらい、耳にしたことがない。アメリカで "terrible twos" と言われ、日本でも「魔の二歳児」と言われるこの時期に突入し、「幼くてまだ何も分からないから」と、今まで考えることのなかったしつけについて、真剣に考えざるをえなくなってきた。

しつけについてはさまざまな意見があるが、個人的には子供を産むまではお尻をたたくこと(Spanking、以下スパンキング)もありだと考えていた。私が子供の頃の我が家では、親に家中を追い回されて、逃げ切れずについにつかまってお尻をペンペン、なんてことは日常茶飯事。「誰だって叩きたくないけど、お前は叩かんと分からん」と言うのが親の言い分だった。このように厳しく育てられたから、親を尊敬するようにもなったし、グレもしなかった、だから、親の威厳を保つためにも暴力にならない程度(顔や頭、耳などを叩かず、お尻などを手加減しながら傷が残らない程度に叩く、など)で首尾一貫しているならば、必要に応じての体罰はするべきだというのが、長女出産前までの持論だった。

しかし、長女妊娠を機に子育てについての情報が入ってくるようになると、少しづつ私の意見も変わり始めた。体罰の効果などいろいろな研究もされているようだが、どうやらスパンキングの効果は無いというのが最近の大勢の意見らしい。夫とも話し、結局できる限りはスパンキング無しで育てることに決めた。では、スパンキング以外でどのようにしつけをしていくのか−。そこで登場するのがタイムアウト(Time Out)だ。これは、スパンキングなどで叱るかわりに、廊下や部屋の隅などに一定時間立たせるというものである。

タイムアウト実行のきっかけは、人気のリアリティ番組 『Super Nanny』 だった。タイトル通りの「スーパー」な子守のエキスパート、ジョー・フロストが、手のつけられない子供に困り果てた家庭を訪れ、問題をあっさりと解決してしまう番組だ(ほぼ同じ内容の別番組もあるが、ナニーのしつけ方法が一貫していて視聴者も実行しやすいように要点をクリアにしてくれているので、私はこちらが好き)。ある日、長女が私に反抗して叩いてきたのを機に、ジョーの教えるやり方に従い、初めてタイムアウトをやってみた。

まずは、「もう一度やったら廊下に2分間立ってもらうからね」と警告。必ずタイムアウト実行前に一度警告を与えなければならない。さらに怒った彼女は激しく泣き出し、再び叩いてきたので、廊下まで連れて行き、「ここに2分間立ちなさい」(2歳なら2分、3歳なら3分というように、年齢の数の分数となる)と言った。ここで子供が逃げ出すと、冷静にまたその場まで戻す、というのを繰り返す。娘の場合、不思議と逃げることはなく、激しく泣きじゃくりながら、片足を動かして逃げたいようなそぶりを見せながらも、まるで見えない鎖にしばられたかのように、その場から動かない。2分が過ぎたので、娘のところに行って「2分間動かずに賢かったね。マミーに謝りなさい」と言うと、これまた不思議なことに、素直に謝った。ここで、必ず謝らせ、ハグするのが基本だ。番組でも、正しいやり方でやると、手の付けられないほどかんしゃくを起こしていた子供が必ず謝る。タイムアウトの目的は、立たせている間に気持ちを落ち着けさせることなのだ(子供に言い聞かせる時は、子供の目線まで降り、威厳を持った声色で話す)。

番組では、ジョーのしつけ法を身に付けた親達が、今まで親の言うことを全く聞かなかった子供達のコントロールに成功、大混乱の家庭は一気に平和な家庭へと変貌を遂げる・・・というのが毎回のストーリーだ。1つ言えることは、この基本を1つでも抜かすと全く効き目がないということだ。

さて、その後タイムアウトを実行したのはたったの1回である。というのも、かなりこの経験が辛かったようで、次回からは警告の段階で言うことを聞くようになってしまった。恐るべし、タイムアウトの威力。それにしても、親の振る舞いを変えることで、こんなにも子供の振る舞いが変わるのかと、それはそれは身につまされる番組である。


(2005年6月)


執筆者プロフィール: 日本での長い独身貴族生活の後、軽い息抜きのつもりでやってきたシアトルで思いもよらず今の夫と出会い結婚。2002年初夏に初めての妊娠が判明し、人生が180度転換してしまった。2003年に長女を出産し、2005年には次女を出産。子育ての毎日は初めてのことばかりで、心配したり悩んだり喜んだりと実に賑やかな(?)生活を送っている。

Back Number
2008年
第61回 言語のはなし 続き
第60回 子供とアクティビティ
第59回 アメリカ人が甘いもの好きな訳?
第58回 逆カルチャーショック
第57回 学校選び
第56回 バケーション

2007年
第55回 言語のはなし 第49回 夏休み
第54回 風邪に悩まされた10月 第48回 おもちゃと遊び
第53回 ほめられるのが嫌いな子 第47回 トイレ・トレーニング完了
第52回 日焼け対策 第46回 姉妹の関係
第51回 ファミリー・キャンプ 第45回 子供の味覚
第50回 プリンセスとウルトラマン 第44回 2006年を振り返って

2006年
第43回 お誕生日パーティ 第38回 子供の感受性(2)
第42回 プリスクール 第37回 子供の感受性(1)
第41回 砂場デビュー 第36回 自分でさせる教育
第40回 殻を破り始めた娘 第35回 ベビーシッター
第39回 スクラップブッキング

2005年
第34回 日本のお風呂に開眼 第28回 しつけ
第33回 子供2人連れ、飛行機の旅 第27回 卒乳(Weaning)
第32回 歌を歌おう 第26回 2度目の出産
第31回 トイレ・トレーニング(Toilet training) 第25回 2人目対策
第30回 引越し 第24回 おもちゃ
第29回 ルーティーン(Routine)

2004年以前
第23回 母親のストレス解消法 第11回 手ごたえあり?の娘との2人旅
第22回 ハロウィーン 第10回 初めての病気
第21回 妊娠中の授乳 第9回 離乳食を始めた
第20回 グランパとグランマ 第8回 初めての飛行機の旅
第19回 ベビー・サインと言葉の発達 第7回 快適育児生活
第18回 日本 vs アメリカ お風呂の入れ方 第6回 「ベビー・・・」
第17回 絵本を読もう 第5回 次の試練 「睡眠不足」
第16回 ベビーとの外食 第4回 最初の試練 「授乳」
第15回 トドラー食 第3回 ついにその日が来た
第14回 あっという間の1年 第2回 妊娠はつらいけれど幸せ
第13回 帰省 第1回 妊娠の日米比較
第12回 動き出した!


注)当ページに記載されている内容は個人の一意見です。この情報に基づいて行動した結果なんらかの損害が発生した場合においても、執筆者およびジャングルシティは一切責任を負いません。記載された情報を活用される場合は、あらかじめ専門家に照会するなど必要な確認を行った上、ご自分の責任で判断していただきますようお願い申し上げます。
   
ジャングル日誌 | 会社紹介 | コンテンツに関するお問合せ | 技術的なお問合せ
広告掲載について | ご利用上の注意 | 個人情報保護ポリシー

当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断転載を禁じます。
This site is protected by copyright and trademark laws under U.S. and International law.
© 1998-2008 Junglecity Network, Inc. All rights reserved.