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第25回:2人目対策

現在妊娠37週で出産も秒読み段階となった。先日2歳の誕生日を迎えた娘が生まれてくる妹(弟の可能性も1%あり)にどういう反応を示すか、今から興味深くもあり、心配の種でもある。

クリスマスにもらった赤ちゃん人形はあまりにリアリスティックだからか、いまいち愛着を示してくれない。私が「赤ちゃんにミルク飲ませてあげて」と言うと、まずは「マミー、赤ちゃん、抱っこ」と言って私に人形を抱っこさせてから、人形とセットになっていた哺乳瓶を飲ませる真似をする。「じぶんで抱っこしてみて」と言うと嫌がる(ちなみに、ぬいぐるみ類は大好きでよく抱っこしている)。

最近、新生児を見る機会が多く、その度に私が抱っこしてみて「赤ちゃん、かわいいねー」などと言って見せるようにしているが、いまいちこれにも反応が無く、こわごわ覗き込む程度で、あまり自分から触れようとはしない。「赤ちゃんに撫で撫でしてあげて」と言って私がやって見せると、かろうじてその真似をするぐらいだ。もともと人見知りが激しく、家族以外の人間を極端に怖がるので、赤ちゃんに対しても人見知りしているというのが私の解釈だ。

妊娠が分かった頃からずっとお腹の中の赤ちゃんのことを説明してきたので、私のお腹の中に赤ちゃんがいるというのは何となく分かっていて、それが「妹」というものであることも分っているようで、お腹を撫でてくれることもあるが、こちらが少し強制的に(?)「ほら、赤ちゃん、撫で撫でしてあげて」と言ってお腹を見せると「もういい!」と言って行ってしまうことも。もしかして既にヤキモチを妬いているのかもしれない。

先日、出産予定の病院で開催されている "For Siblings" という、お兄ちゃん・お姉ちゃんになる子供達を対象にした1日クラスに参加した。弟・妹が生まれて来る子供達の精神的準備が目的で、絵本の読み聞かせ、ビデオ観賞などを通して、赤ちゃんについてや赤ちゃんの抱っこの仕方を学んだり、生まれてくる弟・妹へのプレゼントとして赤ちゃん用の帽子にマジックでデコレーションをしたり、赤ちゃん人形を使っておむつ替えの練習をしたりと、さまざまなアクティビティを通して、赤ちゃんが生まれてくることをポジティブにとらえるよう仕向けていくような内容だった。出産時に立ち会う子供達も多いので、最後に病室見学もあった。これは、少しでも病室の雰囲気などに慣れさせるというのが目的だ。

娘は参加者中おそらく最年少で、他の子供たちがインストラクターの質問に返事をしたり、帽子のデコレーションをしている時も、私にへばりついて、家を出るときから手放さなかった全く関係のない絵本を読めとせがんだり、おむつ替えの練習はかたくなに拒否をしたりで、一体何が起こっているのかほとんど分かっていない様子。もう1人、娘と同じか少し上ぐらいの小さな子がいたが、その子の反応もいまいちのようだった。やはり、3〜3歳半ぐらいの子供になってくると、かなり反応が違っていた。娘の場合はたくさんの人がいるところではひどく人見知りをするので、参加しないのはそのせいもあるとは思うが、このクラスは最低2歳半〜3歳以上になっている方が効果があると思った。

それ以外では、出産シーンのビデオを借りて見せたりもした。かなりリアリスティックに赤ちゃんが出てくるところが映っているものだが、母親が苦しんでいるところはほとんど映っていない。このビデオはかなり気に入った様子で、何度も「赤ちゃん、見る」と言って見たがった。今は返却してしまったが、出産が近づいているのでもう一度借りて見せる予定だ。

生まれて来る赤ちゃんのために、上の子にプレゼントを選ばせるのが良いというのを聞いたので、早速実行しようと先日娘に、「赤ちゃんもうすぐ生まれるから、プレゼント選んでくれる?」と尋ねると、「いや」と、一言、冷たい返事が返ってきた。最近どうも、ヤキモチのようなものを感じるのだが、それは私がそのことを心配しているからそう感じるだけなのか、よく分からない。

最後に、出産時の上の子の立会いについて。日本では小さな子供を出産時に立ち合わせるというのはおそらく稀なのではないかと思うが、アメリカではわりと行われているようだ。我が家の場合、娘はまだ2歳で何も分らないとは言え、妹が生まれて来る瞬間に、その場にいて欲しいというのが私の希望である。しかし、とにかくいろいろな物を過剰に怖がる娘は、妊娠検診で私の腕に血圧計が巻かれるだけで泣き叫ぶので、出産なんてとんでもないのではないかというのも現実問題だ。万が一、「娘が手におえない!」という時に助けてくれる人たちの連絡先リストを用意した上で(夫は私の世話をするのに忙しいはずなので)、その時に娘の機嫌が良いことを祈りつつ、D-dayに望もうというのが今のところの計画である。

(2005年2月)


執筆者プロフィール: 日本での長い独身貴族生活の後、軽い息抜きのつもりでやってきたシアトルで思いもよらず今の夫と出会い結婚。2002年初夏に初めての妊娠が判明し、人生が180度転換してしまった。2003年に長女を出産し、2005年には次女を出産。子育ての毎日は初めてのことばかりで、心配したり悩んだり喜んだりと実に賑やかな(?)生活を送っている。

Back Number
2008年
第62回 ガレージセール
第61回 言語のはなし 続き
第60回 子供とアクティビティ
第59回 アメリカ人が甘いもの好きな訳?
第58回 逆カルチャーショック
第57回 学校選び
第56回 バケーション

2007年
第55回 言語のはなし 第49回 夏休み
第54回 風邪に悩まされた10月 第48回 おもちゃと遊び
第53回 ほめられるのが嫌いな子 第47回 トイレ・トレーニング完了
第52回 日焼け対策 第46回 姉妹の関係
第51回 ファミリー・キャンプ 第45回 子供の味覚
第50回 プリンセスとウルトラマン 第44回 2006年を振り返って

2006年
第43回 お誕生日パーティ 第38回 子供の感受性(2)
第42回 プリスクール 第37回 子供の感受性(1)
第41回 砂場デビュー 第36回 自分でさせる教育
第40回 殻を破り始めた娘 第35回 ベビーシッター
第39回 スクラップブッキング

2005年
第34回 日本のお風呂に開眼 第28回 しつけ
第33回 子供2人連れ、飛行機の旅 第27回 卒乳(Weaning)
第32回 歌を歌おう 第26回 2度目の出産
第31回 トイレ・トレーニング(Toilet training) 第25回 2人目対策
第30回 引越し 第24回 おもちゃ
第29回 ルーティーン(Routine)

2004年以前
第23回 母親のストレス解消法 第11回 手ごたえあり?の娘との2人旅
第22回 ハロウィーン 第10回 初めての病気
第21回 妊娠中の授乳 第9回 離乳食を始めた
第20回 グランパとグランマ 第8回 初めての飛行機の旅
第19回 ベビー・サインと言葉の発達 第7回 快適育児生活
第18回 日本 vs アメリカ お風呂の入れ方 第6回 「ベビー・・・」
第17回 絵本を読もう 第5回 次の試練 「睡眠不足」
第16回 ベビーとの外食 第4回 最初の試練 「授乳」
第15回 トドラー食 第3回 ついにその日が来た
第14回 あっという間の1年 第2回 妊娠はつらいけれど幸せ
第13回 帰省 第1回 妊娠の日米比較
第12回 動き出した!


注)当ページに記載されている内容は個人の一意見です。この情報に基づいて行動した結果なんらかの損害が発生した場合においても、執筆者およびジャングルシティは一切責任を負いません。記載された情報を活用される場合は、あらかじめ専門家に照会するなど必要な確認を行った上、ご自分の責任で判断していただきますようお願い申し上げます。
   
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