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第20回
: グランパとグランマ
夫の従兄弟の結婚式と家族の再会(Family
Reunion)を兼ね、先月ポートランドに行ってきた。私が一番楽しみにしていたのは、娘と夫の家族との交流だ。サウス・カロライナから夫の父親とその現在の奥さん(夫の継母)、アリゾナからは夫の母親と姉、カリフォルニアからは姉とその子どもが集まった。
私の家族は日本、夫の家族もこのように全米に散らばっているので、普段は娘を祖父母や叔父・叔母にかわいがってもらったり、いとこと遊こともなく、寂しい思いをしている。私自身は祖父や祖母とふれあいながら育ったので、同居していた祖母にはよく昔の話(特に怖い話が好きだった!)を聞かせてもらったなあとか、祖父は遊びに行くたびサンリオ・ショップと駄菓子屋に連れて行ってくれたなあといった、たくさんの思い出がある。子どもがいない時には全く気にならなかったが、子どもができてからというもの、近くに親戚がいないということがどういうことなのかが、身に沁みて分かってきた。
そんな事情から、せっかく「グランパ」と「グランマ」(ちょっとややこしいが、娘には私から見て義父の現在の妻と義母という2人のグランマがいる。ちなみに、日本の方は「じーじ」と「ばーば」だ)に会える少ないチャンスを心待ちにしていた。義父が2ベッドルームのスイートをとってくれたので、同じ場所に滞在することができた。生まれてからグランパ、グランマと対面するのはこれが4度目。もちろん覚えているわけもなく、初めはいつもの人見知りでかなり警戒している様子。私にぴったりくっついて離れない。だいたい30分ぐらいすると少し気持ちがほぐれて私からの距離が30センチ、50センチと離れていく。その後、次第にグランパとグランマ(義父の現在の妻)の方に近づきかけては離れてを繰り返し、ようやく抱っこを許すようになった時はその日の終わりごろだった。以前は数日かかったから、これでもかなりよくなった方だ。
今回、娘がかなりいろいろな言葉を話しているので、ちょっとした通訳が必要だった。まだ19ヶ月の娘に、話す相手によって日本語と英語の単語を使い分けるということはできない。例えば、「いやいや」は「No」の意味だからね、と教えたら、「Yeah」に聞こえるのに逆なんだね、と言われた。話はずれるが、夫にも時々「ちょうちょってどういう意味?」などど聞かれることがある。夫は娘を通して日本語の語彙を増やしているようだ。
今、娘が英語で話しかけられるのは、主に父親からのみ。もしグランパやグランマが近くに住んでいたら、もっとバラエティに富んだ年齢層・性別の人から英語で話しかけられる機会が増えるだろう。それに、根拠は無いが、両親以外の身内とふれあうのはすごく良いことなのではないかと思う。
今回も、グランパと2人のグランマは娘のことをとてもかわいがってくれた。我が子が祖父母と交流しているのを見るのはなんともよい気分だ。今のところ実現しそうにはないが、せめてどちらかの祖父母ともっと頻繁に会えるところに住めたらどんなに良いだろう・・・と思う。もちろん、彼らは絶対信頼できるベビーシッターでもあるから、私がたまには楽させてもらう(?)こともできるという魂胆もあるのだが・・・。
(2004年9月)
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