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第19回
: ベビー・サインと言葉の発達
娘ももうすぐ1歳半を迎えるので、言葉の数が増えてきている。話す方は、現段階ではほとんどが単語のみで、名詞が断然多い。それでも「あちち(熱い)」とか「いたた(痛い)」などの形容詞、また、
"More(もっと)" などの副詞も数は少ないが語彙の中に含まれる。文章らしきものでは、何かを探している時に「○○どこ?」というぐらいだ。聞く方では、こちらの言っていることがかなりわかるようになって、「座りなさい」や「本を持ってきなさい」といった簡単な指示に従うことができる。
我が家の場合、基本的に私が日本語で、夫が英語で話しかけているが、単語によっては英語の方が発音が簡単で覚えやすい単語もあるので、英語ネイティブでない私でもネイティブに近く発音できるような簡単な英単語は私が教えてしまっている。例えば、
"Doggy" "Book" など。「犬」「本」とはなかなか言いにくいが、英語だと比較的簡単だ。今のところ、私と接する時間が長いので、英語より日本語の方がより理解できているように感じる。
ベビー・サイン(赤ちゃん手話)は、言葉が話せるようになるまでの間の赤ちゃんとのコミュニケーション手段(主に赤ちゃん側が親などに意志を伝える)だが、これが、言葉の発達にも役立つとされている。決められた手話を使ってもよいし、自分で作ってしまってもよい。シンプルで真似しやすく、単語の意味と関連のある動きのものが覚えやすくてよいだろう。
娘が生後10ヶ月のころ1〜2つ教え始めたが、そのころはなかなか反応がなかった。1歳を超え、最初の言葉が出始めると同時に、私が教えたものとは程遠い形ではあるものの、自分なりに真似をして手話を始めた。例えば、「うさぎ」の手話は、両手を頭の上に持っていき、うさぎの耳のようにする形で教えたが、結局娘は片手を頭の上に持っていくというので定着させてしまった。水は、手でVサインを作って口元に持っていくというので教えたが、娘は何故か両手で口を覆うようにする。
きちんとではないが、それらしき発音で話せる言葉がどんどん増え、言葉でコミュニケーションをとれることが多くなってきたので、日常的に使用する手話はそれほど多くはないが、「水がほしい」「お腹がすいた」の2つは非常に役立っている。お気に入りのシリアル
『Cheerios』 は、バンザイをするというのを自分で勝手に作ってしまった。夫が言うには、ある日、『Cheerios』
をあげた時、娘はとても嬉しかったらしくバンザイをして喜び、それ以来、『Cheerios』 はバンザイになってしまったということだ。しかし、長い間お世話になったこの手話も、最近「ちー」と言えるようになってからは必要がなくなった。この時期の吸収力はびっくりするほどで、新しい単語も日に日に増えてきているので、この
『Cheerios』 のように、手話が本当の言葉に置き換わっていくのも時間の問題なのだろうか。
(2004年7月)
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