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第16回 : 子どもとの外食

最近の日本の事情はよく知らないが、アメリカでは気軽に子ども連れで外食に出る人が多いのではないかと思う。そのため、たいていのレストランにはハイチェアがあり、気の利いたところではキッズ・メニューが用意されていて、それが塗り絵になっていたり、クレヨンと一緒にに渡してくれたりするところもある。テーブル全体に白い紙がしかれていて、クレヨンで自由に描けるようなレストランもある。

我が家も娘が生まれて間もないころから外食にはわりと頻繁に連れて行っている。赤ちゃんが小さい時はインファント用のカーシートに乗せたまま椅子の上に置くか、床に置く人が多い。または、最も一般的なタイプの木製ハイチェアを逆さまにして置くと、その上にカーシートがぴったりとはまる。小さい時は寝ている時間が多いので、食事の間中寝ていたということもあった。泣き出してしまった場合は夫と2人で交代で抱っこする。それでもだめな場合は、場所があれば隅っこの方で授乳したり、時には車に戻ってということもあった(娘の場合、ボトルはまったく受け付けなかったので、授乳するしかなかった)。

お座りができるようになると、お店のハイチェアを使うことができる。今まで行ったところでハイチェアのなかったところは1軒だけ。モールのフード・コートであれ、ファースト・フードであれ、スターバックスであれ、たいていのところに備えてある。ハイチェアがなかった1軒とは、インターナショナル・ディストリクトの某和食レストランだが、それでも安くておいしいし、お店の人はうちの娘をかわいがってくれるので、いつも通わせてもらっている。この場合、膝に乗せて片手で食べるのでちょっと辛いのだが・・・。空いていてスペースがある場合は、ストローラを持ち込んで座らせてもよい。

お店のハイチェアに子どもを座らせるのはちょっと気持ち悪いと思う人は、抗菌(Antibacterial)のワイプを持ち歩いておくといいだろう。私が外食の時に気をつけていることは、熱い食べ物や飲み物などが、子どもの上に落ちてしまうことを避けるため、カーシートの場合もハイチェアの場合もテーブルの奥側、つまり、給仕の人が食べ物を運んでくるのとは反対側に置くことだ。給仕の人によってはそれを踏まえて最初から奥側にハイチェアを配置してくれる人もいる。また、熱いものや、ナイフやフォークなどの先のとがった危ないものは必ず手の届かないところに移動させておくのも大事だ。

ハイチェアを使えるようになった頃から、おもちゃやその他何でもその辺にある物(ストローが入っていた紙の袋やテーブルの上に置いてある砂糖の袋、使用しないスプーンなどなんでも。お店の人にすまないのだが・・・)で気をそらせたり楽しませたりして、機嫌をとることができるので楽になってきた。また、今ぐらい(14ヶ月)になってくると、ちょっとした物にかなり長い間夢中になるので、そういう物を持っていくようにしている。娘の場合は、ペットボトルとその蓋といった容器+蓋という組み合わせを与えておくと、かなり長い間、蓋をはめるのに必死になっている。

先日の私の誕生日に、初めて「ファンシー」と言えるレストランに娘も連れで行ってきた。ベルビューの Seastar Restaurant だ。人に聞いたところでは、一緒に連れて行った赤ちゃんがとても大きな声を出し、周りからひんしゅくを買ったため、あまりキッズ・フレンドリーではないということだったが、実際に行ってみると、ハイチェアはもちろん、キッズ・メニューと塗り絵、クレヨンもあり、ウェイトレスも娘に対してフレンドリーな感じで、他のお客さんから変な目で見られることもなく、リラックスして食事をすることができた。もちろん味もよく、久々に心から「おいしい!」と言える食事で満足。ただ、どこのレストランにいても、たいてい隣の席の人に娘の年齢を尋ねられたり、"She is so cute." とかお世辞を言われたりするものだが、ここではそういうことがなかったので、客層が「とてもキッズ・フレンドリーということはない」ということは言えそうだ。

レドモンドには Sassy Teahouse & Boutique という子どもが遊ぶコーナーのあるキッズ・フレンドリーなティーハウスがある。Tully's Coffee にも子ども用テーブルと椅子、おもちゃがあるので、ちょっとした気分転換に赤ちゃん連れでカフェに行く母親も多いようだ。私もグローサリー・ショッピングに出かけた際には、娘と2人でちょっと一息つくことも多い。もちろん、ゆっくり読書というわけにはいかず、1歳そこそこの赤ちゃんに向かってひたすらしゃべりつづけているだけなのだが・・・。
※Sassy Teahouse & Boutique は2006年3月をもって閉店しました。


執筆者プロフィール: 日本での長い独身貴族生活の後、軽い息抜きのつもりでやってきたシアトルで思いもよらず今の夫と出会い結婚。2002年初夏に初めての妊娠が判明し、人生が180度転換してしまった。2003年に長女を出産し、2005年には次女を出産。子育ての毎日は初めてのことばかりで、心配したり悩んだり喜んだりと実に賑やかな(?)生活を送っている。

Back Number
2008年
第61回 言語のはなし 続き
第60回 子供とアクティビティ
第59回 アメリカ人が甘いもの好きな訳?
第58回 逆カルチャーショック
第57回 学校選び
第56回 バケーション

2007年
第55回 言語のはなし 第49回 夏休み
第54回 風邪に悩まされた10月 第48回 おもちゃと遊び
第53回 ほめられるのが嫌いな子 第47回 トイレ・トレーニング完了
第52回 日焼け対策 第46回 姉妹の関係
第51回 ファミリー・キャンプ 第45回 子供の味覚
第50回 プリンセスとウルトラマン 第44回 2006年を振り返って

2006年
第43回 お誕生日パーティ 第38回 子供の感受性(2)
第42回 プリスクール 第37回 子供の感受性(1)
第41回 砂場デビュー 第36回 自分でさせる教育
第40回 殻を破り始めた娘 第35回 ベビーシッター
第39回 スクラップブッキング

2005年
第34回 日本のお風呂に開眼 第28回 しつけ
第33回 子供2人連れ、飛行機の旅 第27回 卒乳(Weaning)
第32回 歌を歌おう 第26回 2度目の出産
第31回 トイレ・トレーニング(Toilet training) 第25回 2人目対策
第30回 引越し 第24回 おもちゃ
第29回 ルーティーン(Routine)

2004年以前
第23回 母親のストレス解消法 第11回 手ごたえあり?の娘との2人旅
第22回 ハロウィーン 第10回 初めての病気
第21回 妊娠中の授乳 第9回 離乳食を始めた
第20回 グランパとグランマ 第8回 初めての飛行機の旅
第19回 ベビー・サインと言葉の発達 第7回 快適育児生活
第18回 日本 vs アメリカ お風呂の入れ方 第6回 「ベビー・・・」
第17回 絵本を読もう 第5回 次の試練 「睡眠不足」
第16回 ベビーとの外食 第4回 最初の試練 「授乳」
第15回 トドラー食 第3回 ついにその日が来た
第14回 あっという間の1年 第2回 妊娠はつらいけれど幸せ
第13回 帰省 第1回 妊娠の日米比較
第12回 動き出した!


注)当ページに記載されている内容は個人の一意見です。この情報に基づいて行動した結果なんらかの損害が発生した場合においても、執筆者およびジャングルシティは一切責任を負いません。記載された情報を活用される場合は、あらかじめ専門家に照会するなど必要な確認を行った上、ご自分の責任で判断していただきますようお願い申し上げます。
   
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