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第6回
: 幼稚園
昨年の夏に日本に帰国した時、初めて長男を幼稚園に体験入園させました。4〜5歳児、いわゆる "年中さん"
のクラスに入れてもらい、楽しい1ヶ月を過ごしてきました。親のほうがドキドキで、行きたくないといったらどうしよう、と心配していましたが・・・。
バス通園の手配までしてもらいましたが、初日くらいは1日ついて様子を見てあげようと思い、私が連れて行ったのですが、園長先生と話している間にもう息子はお友達とともに園庭に消えてしまいました。そして「ママ帰っていいよ〜」の一言。初日から嬉しそうにバスでみんなと帰ってきました。
息子がお世話になったのは、大阪府松原市にある私立木の実幼稚園。規模もまあまあ大きく、また母体の学校法人がシドニーに幼稚園を持っていたり、園長先生には息子がアメリカで通っている
"モンテッソーリ" のバックグラウンドがあったり、アメリカ人の先生が週1回英会話の授業をしていたり、ととてもグローバルな幼稚園なので、初めての体験入園児にもかかわらず快く受け入れてくださいました。
アメリカの(ここではワシントン州での話ですが)小学校前の教育というのは、小学校付属のキンダーガーテンに1年入れるのが普通で、それ以前がプレスクールということになります。キンダーガーテンは普通は毎日あり、午前のみ・午後のみ・全日と、プログラムによって違いがありますが、多くのところで読み書きの練習と簡単な算数などをします。
プレスクールは、週2〜3回のところが多く、デイケア(託児所)と併設の所、コミュニティ・カレッジ付属、教会付属、Co-op形式の所など、いろいろな種類があります。シアトル/ベルビュー周辺には、日本語の幼稚園もいくつかありますね。
長男は今モンテッソーリの幼稚園に通っています。イタリア生まれの医者・数学者・科学者といろいろな肩書きを持つマリア・モンテッソーリが提唱した教育法で、ヨーロッパやアメリカをはじめ、日本にもいくつかモンテッソーリの幼稚園が存在します。「集中して1つのことをやり遂げた子供は、達成感とともに大きく成長する」というセオリーを基に、彼女が開発したおもちゃやパズルをすることによって集中力を養いながら学ぶ、というのがそのコンセプト。一言では語りきれないほど、モンテッソーリの教義は奥が深いのですが、とてもすばらしい幼稚園です。
下の娘はCo-op形式の幼稚園に通っています。親が参加することによって授業料が安くなりますが、それよりもみんなは自分の子供の幼稚園生活に関わることを目的に参加しているようです。カリキュラムはある程度先生が決めてくれますが、複数の親が教室にいるので、子供はわりと自由にしたいことを選べ、また後始末が大変な絵の具でのお絵かきや粘土遊びなどもすることができます。
日本の幼稚園を見て、正直びっくりしました。20〜30人の園児を1人の先生が見ている!しかも、給食をはさんで1日中。その間に連絡帳に連絡事項があれば記入もしてくれ、何かあれば夕方6時ごろにでも先生から電話がかかってくる。なんて重労働!でも、日本の幼稚園で先生をしていた友人に聞くと、「そういう状況でも、1ヶ月、2ヶ月とたつうちに、クラスがまとまってくれて、さほど手もかからなくなるんだよ」とのこと。そういう状態の方が子供が協力してくれるようになるそうです。
アメリカの幼稚園とはまったく違い、教室でイスに座り、給食が出て、ピアニカも弾き、プールや泥んこ遊びまでさせてもらい、息子は日本の幼稚園生活をとても楽しませてもらいました。「アメリカから来たお友達」と、ちょっとヒーロー扱いされてたのも、悪い気はしなかったようですが・・・。今年の夏も、同じ幼稚園でまたお世話になります!
(2004年5月)
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