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第20回
: 学校選びのジレンマ
私の「学校選び」は、早くから始まっていました。上の子が9ヶ月の時から、コミュニティカレッジの親子クラスに参加し、そのあともCo-op形式のプレスクール、モンテッソーリのプレスクール/キンダー、日本語の園と、今までは参加した全てに満足で、親子ともによい友達もでき、いい経験ができました。でもなぜか、去年から通いだした公立の小学校には、ずっと僅かな不満を抱えつづけています。
プレスクール選びの時は、いくつかみてまわったあと、とにかく「相性」で決めました。上の子も通い、今下の子が通っているモンテッソーリの園は、ディレクターは話をよく聞いてくれるし、先生たちもいつも笑顔で楽しそうに授業をしています。またプログラムがとても充実していて、音楽の先生は、リトミックにはじまり、世界の作曲家、いろんな種類の音楽、楽器、など幅広いトピックを、幼稚園児にあったレベルで親しみを持たせてくれます。ドイツ語も週1回。あと「レゴ」のおじさんも週1回やってきて、レゴを使って遊びながら、週によって飛行機の構造だったり、建築様式だったり、または算数の延長だったり、といろいろなことを教えてくれます。でも、一番の決め手は園庭でした。森の中にあるような素敵な園庭で、子供たちは雨の中でも30分、木登りしたり、枝にかかったブランコをしたり、ただただ走り回ったりして遊んでいます。
その園は、小学5年生まであるのですが、とっても社交的なうちの息子には、小学生全員合わせて20人という小さな学校では物足りない、という結論に至りました。小さいだけに校庭も小さく、(幼稚園部とは建物も園庭も別なのです)図書室などのリソースもやはり小規模なので、小学校は別の所を探すことにしました。
公立の学校は、しぼりにしぼって5校だけ、見学に行きました。私のすんでいる学校区では、抽選ですが、越境が認められているのです。ですので、友人と一緒に校区内のテストスコアをエクセルシートに出し、フリーランチの率などもあわせて分析しました。
まず、バスで通える、ご近所さんも通っている地元の学校。校長が忙しそうにして、見学者を温かく迎えてくれませんでした。そして授業を見学したクラスの先生も、いまどき?と思えるような、軍隊式のがみがみ系。うちの息子は絶対にこの先生のところには入れない!と即結論が出せました。
結局、校区内で唯一「縦割り」のクラスを採用している学校に決めました。子供は、学年という枠にとらわれることなく、自分の学力にあったレベルの勉強ができるのです。読み書きがとっても得意で、でも算数は学年レベル以下、という場合でも、もともとクラスにいろんなレベルの子供が存在するわけだから、気後れすることなく、今の自分に必要な勉強を、先生が与えてくれるのです。
その理念は、当初は私も大賛成だったのですが・・・やはり公立校、26人の生徒には26のレベルがあるわけだから(今年の息子のクラスの人数です)、それに本当に個々に対応するのは現実的には不可能だということに、私も気付きだしました。無駄な時間が多すぎるような気がするのです。この学校は、テストスコアもいいし、評判もいいので学校としては成功していると思います。でも、私はたぶんとっても神経質な親なんでしょうね、最近はカリキュラムにも不満が出てきました。3年生までは、理科、社会が全く組み込まれていないのです。リーディングの時間を使って、「読む」教材の中に理科、社会の内容も取り入れるが、それ以上のことは、特別のサイエンス・プロジェクトでもしない限り、何も教えてくれません。毎週、教室にボランティアで入っているので、いろんなことが見えてしまい、それも心配材料なんだと思います。
新学年に入り、先生もクラスメートも持ち上がりで1ヶ月きましたが、やはりまだ私の不安が解消されないので、またまた私の学校探しが始まりました。今は私立の学校を見ています。私立は、クラスサイズが小さいのがやはり魅力ですね。まだ息子を移すかどうかはわかりませんが、とにかく、情報収集に奔走しています。学校をただ単にころころ変えるだけなら、子供にとっていいわけがないので(というか迷惑な話ですよね)、慎重に進めていきたいと思っています。
皆さんも、まだ10月だとお思いでしょうが、来年度の学校選びは、今からはじめたほうがいいですよ。レジストレーションは、多くの園や学校では2、3月に行なわれるので、人気の所ではウェイティングリストは年明け前後に埋まります。見学して回るのは時間がかかるものなので、来年になってからはじめるとすぐにレジストレーションの時期になってしまいます。時間をかけてゆっくりと選べるように、ぜひ今からはじめてくださいね。
子供には、与えられるベストを与えてあげたいと思っています。私のように神経質になりすぎるのもどうかな、とも思いますが、子供が、学校でよい経験ができればと願ってのことなのです。ですからもう少し、走り回るつもりです・・・・・
(2005年10月)
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