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第14回
: 子連れの飛行機
ここの読者の皆さんは、もう子連れで飛行機はベテランの方も多いことかと思います。私も、そうですね、子連れでの飛行機旅行は日本への里帰りだけでもかれこれ6回経験しております。そのほかにも旅行などで何度か飛行機を利用しています。
ところで、私は知る人ぞ知る(というか、結構言いふらしているので周りの友人たちには周知の事実!)"飛行機恐怖症" なのです。決して自慢できることではありませんが・・・初めて乗った小学生の時以来、ヘリコプターも含めて数え切れないほどいろんな飛行は経験してますが、"恐怖症" になってしまったのは、子供ができてからなのです。
メグ・ライアンの 『フレンチ・キス』 という映画、覚えていらっしゃいますか?主役が飛行機恐怖症という設定で、"I hate flying" と飛行機内でメグが横に座った人に言うシーンがあって(横に座った人はそれを "I hate lying" に聞き間違えるというオチがつくのですが)、当時は怖くもなかったのに、ただなりきってそう言ってみたくて、横に座ったおじちゃんにそう言ったら手を握られてしまったということがありました。
かなり話が横にそれてしまいましたが、なんせ昔は怖いどころか、タダでお酒は飲めるし、集中して本も読めるし、1人になれる最高の時間だとさえ思っていたのに、子供ができてから全くだめになってしまいました。怖い目にあったわけでもないのに。どこかで何かが変わっちゃったんでしょうね。
そういうわけで、今は飛行機に乗るのが大変です。まず自分の面倒を見ないといけない(笑)。飛行機に乗る数週間前から体調を崩し、食べ物は受け付けない。だから当日はフラフラです。そして機内ではお医者さんに処方してもらった精神安定剤のようなものを飲んでいるので、ボーッとしてます(でも、そのお薬、ものすごーく効くんです!もうそれなしでは乗れません)。もちろん、機内でも食べ物は口にできません。水ばっかり飲んで、トイレに10回くらい立ちます。
そういった状態で、子供の面倒を何とか見ています。でも、最近、日本行きはずっとユナイテッド航空を利用しており、各席についているテレビのおかげで、子供がいてもとても楽になりました。ご飯の時間などを含めて5時間はそれで何とか時間が持ってくれます。最近は、ノート型PCや携帯用DVDプレーヤーを持ち込んで、ひたすら映画を見せているという方も多いようです。荷物が増えるのに抵抗があって、私はまだ試したことがありませんが、映画等を集中して観てくれる子供だったら使えるでしょうね。
特に日本行きはお昼出発で10時間のフライト。きついですよね〜。うちの子も、ずーっと起きてます。機内の電気が消されても、テレビを見たり、本を読んだりで、やっと最後の2時間くらいを寝てくれる程度です。あまり騒いだりしたことはないのですが、大人でも辛い長旅、子供には大変だろうなと思います。
赤ちゃんの時は、寝てることが多いですし、万が一ぐずっても、飛行機って意外と音が大きくてうるさいので、よっぽどでない限り心配することはないと思います。泣き続けるようだったら、飛行機の一番後ろまで歩いていってあやしているといいと思います。そのあたりは子供連れが結構避難しにきています。子供が1人で座ることができる生後9ヶ月頃は楽でした。座っているだけでハッピーという感じで、チェリオをひとつづつ指でつまんでゆっくり食べてくれるし、お昼寝もしてくれます。
一番大変なのは2、3歳児。とにかくじっとしてられません。このころに、アレルギー用の薬 Benadryl を試す人が多いようです。眠気を誘うので、よく寝てくれるそうです。私は、万が一と思って持っていったことはありますが、結局使わずじまいで、未だに試したことはありませんが、友人は「とてもよく効いて、お昼寝と重なって6時間も寝てくれた」といってました。6時間寝てくれると天国ですね!でも、子どもによっては逆に眠くなるのではなく、ハイパーになってしまうこともあるんですって。ですので、自分の子にはどのように効果(副作用?)が表れるのか、前もって試しておいたほうがいいようです。
おもちゃに関しては、私のおすすめは、"Magna Doodle"(日本版は 『せんせい』 という商標名で出てますね)という、磁石ペンで書いては消して遊べるおもちゃの、トラベル用ミニ。これでアルファベットのクイズをしたり、絵の書きあいをして遊んだりしました。他には、男の子ではレゴの小さなセット。女の子なら大きめのビーズのセット。作って、遊べて、2倍時間を稼ぐことができます。基本的なところでは塗り絵。少し大きな子供だと、あらかじめ紙を用意しておいて、パイロットに絵を書いてあげて、といって書かせてみてください。降りる時、アテンダントさんに託けるか、ゆっくりめに降りればたいがいパイロットに会えますよね、その時に手渡します。喜ばれますよ。
他に必ず持っていくのは、『ようちえん』 『めばえ』 などの雑誌です。これは時間がかなり稼げますよ。紀伊国屋でチェックしてみてください。付録をつくる覚悟で、セロテープなどもあらかじめ用意しておきます。アクティビティもかなりあるので、お勧めです。
おもちゃ以外の持ち物としては、おやつの類。私はいつも持ち過ぎて、結局機内に置いて行くことが多いのですが、甘くなく、散らかりにくいものを用意するといいと思います。あとはゴミをまとめるビニール袋。万一のためのタイレノール。おしぼり(またはウェットティッシュ)などでしょうか。
それと、最後に。子供をぜひコックピットに連れて行ってあげてください。うちの息子は、毎回行きます。というのも、私がどうしても飛行前にパイロットに会って、挨拶をしないと気がすまないからです。9・11後はフライト中はコックピットに入れなくなりましたが、着席する前だと大丈夫です。搭乗する際に、アテンダントに「パイロットに会いたい」と一言言って、通してもらいましょう。私は、「こんにちは〜」とあいさつし、「飛行機苦手なんだけど、今日のフライトはどう?」と聞きます。パイロットも普通のいいおっちゃんだと知れるとなぜか少し安心します。「今日はアラスカあたりでちょっと揺れると思うけど、それ以降はスムーズだから大丈夫」など、親切に教えてくれますよ。息子にもカードやバッチをくれたり、機器の説明をしてくれたりと丁寧に対応してくれるので、おすすめします(ちなみに、今まで一度だけ、女性パイロットだったことがありました。なぜか嬉しかったですね)。
みなさまの次のフライトが、快適なものでありますように・・・!
(2005年2月)
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