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第13回
: 性犯罪と子どもの安全
先日、奈良で7歳の女の子が下校途中に誘拐され、殺害されるという悲しい事件が起きました。しかも、その女の子が発見された場所が、私の友人のすぐ家のすぐそば。その友人にも同じ7歳の女の子がいて、犯人が捕まるまでそれはそれは不安で、ひと時も目を離せなかったそうです。年末に犯人は無事捕まり、地域住民はやっと一安心できたようですが、小さい子どもを持つ親には、子どもの安全を守るということがいかに簡単ではないかを思い知らされてしまいました。
アメリカには、『ミーガン法』(Megan's Law: 『メーガン法』 とも呼ばれる)という、性犯罪者の登録・定期監視・警察による住民への通告などを義務付ける連邦法があります(1996年制定)。ワシントン州は、この法律が制定される以前の1990年に
Community Protection Act を制定し、"危険度の高い性犯罪者"
が入居する地域にその情報を告知することを始めたアメリカ初の州であり、そういった分野では進んでいると言えるでしょう。
日本では、この奈良の事件を受け、メディアなどで「メーガン法を日本でも」という論議があるようです。性犯罪者が身近にいることを一般市民が知る権利があるということのようです。当然私は、ミーガン法が私の子どもを守ってくれるとはこれっぽっちも思いません。性犯罪の前科を持つ人がもし近くに越してきたら、私も知っておきたいような気はするけれど、それでは魔女狩りも当然。もっと違った角度で自分の子どもの安全を守る方法はないのか、考えておきたいのです。
奈良で亡くなった女の子は、以前にも数時間にわたり行方がわからなくなったことがあったことをきっかけに、携帯電話を持たせられていた、と報道にありました。現代人の必須ツールである携帯が、果たして子どもを守ってくれるのか。その携帯は位置確認機能付きで、そんなものがあるとも知らなかった私はびっくりしたのですが、逆に機械が子どもの位置を確認するのではなく、子どもに自分の位置を確認させることを教えるのが大切なのではないでしょうか?それができない年齢であれば、1人で外に出すべきではないのです。
こんな凶悪な性犯罪は、日本でもアメリカでもとても稀でしょうが、私たちの子どもが次の被害者になってしまわないためには、自分の子どもと充分に話をすることが一番大事だと思います。何度も何度も、「知らない人にはついて行かない」と教え、大声で助けを呼ぶことも教える、できるだけ1人にはさせず、友達などと一緒に行動できるようにする、残念ながら「少し知っている人」が加害者になることも多いので、「親に秘密」は絶対厳禁と教える、親に告げずに他人の家に上がりこまない、なんでも親に話してもらえるような環境を作っておく・・・など、これを機会に、ぜひもう一度子どもとこれらのことを確認してみてください。
「世の中全てが悪だ」なんて、そんなひどいメッセージは子どもには伝えたくない。でも、一部の悪から身を守るのは大切だ、ということを、怯えさせないように上手く子どもと話してください。「1人でおつかいにも行かせることができないご時世なのか」と嘆くよりも、がんばって我が子は自分で守りましょう!
▼ 生活ガイド: 性犯罪者
www.junglecity.com/ssg/living/sexoffender.htm
(2005年1月)
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