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第1回 : おむつ
アメリカでかれこれ5年、子育てをしてみて思うことなのですが・・・日本とアメリカでは、トレンドが逆行している!!!
ま、そこまではいかなくても、お母さんたちが好むことが明らかにかなり違ってるような気がするのです。
例えば・・・そう、今回のテーマの「おむつ」。私が上の子を出産した1998年当時、アメリカでの布おむつ事情はひどいものでした。布おむつやカバーがお店に売れられておらず、義母も「布おむつは、四角に折った布の両脇を安全ピンで留めるものだ」と言い切っていました。赤ちゃん専門店で聞いても、誰もわからない。唯一、ダイパー・サービスで布おむつをしていた友人に聞くと、彼女もなんと安全ピン派。そしてビニールのカバーをかぶせるんだそうな・・・。
そこで、行き着いた先はインターネット。マジックテープ式のコットンで、撥水がかけてあり、しかもステッチが虹色でとってもかわいいカバーを、オンライン・ショッピングでかろうじて手に入れました。でも、値段はなんと1枚15ドル!紙おむつ80枚入りが買える・・・。しかもそれは、"Made In Japan" だったのです!「仕方ないか、とりあえず買っておいて、あとは日本から取り寄せよう・・・」
そして数年後、下の子が産まれたとき、おむつ事情のあまりの変わりようにびっくりしてしまいました。スーパーにカバーが置かれ、布おむつを使っているお母さんが周りにどっと増えました。う〜ん、これはトレンドなのか???ネット上でも「環境にやさしい」とうたい、布おむつや関連商品を扱うサイトが溢れ、価格競争のおかげか値段も下がっているではないですか!嬉しい悲鳴でした。また、そのまま流せるおむつライナーや、「オール・イン・ワン」という、カバー丸ごとおむつでそのまま洗えるというシロモノもあります。日本のように白一色やキャラクターのオンパレードではなく、上品な柄やいろんな色がカバーにも使われています。
ところで、日本はいかがでしょう?日本にいる子育て中のママたちで布を使っているという友人は、私の周りではたったのひとりです。みんな、最初は「揃えるもの」として用意するらしいのですが、ほとんど使わずじまいだそう。いったい、どうしてなんでしょう?
私は何度も言ってるのですが、アメリカで布おむつをするメリットは、洗濯の簡単さです。なにせ乾燥機が普及していますし、夜中に洗濯機をがんがん回してもたいてい問題がないので、いつでも洗濯ができるのです。日本みたいに、毎日赤ちゃんを抱えて朝から洗濯をして、干して・・・なんてことは、私には考えられません!
それともうひとつ、日本の「はかせるおむつ」の普及していることといったら!ハイハイをしだす頃から、おむつを替えるのは大変になりますよね。でもあのはかせるおむつの簡単なこと。たったままでもOK。日本ではパンパースのはかせるオムツL34枚で1380円、ムーニーはかせるオムツL42枚で1680円くらいだそうですよ。あんないいものが、アメリカにはないんですね〜。"Pull-Ups" とよばれる、パンツ式のおむつがあるにはあるのですが、それはもう大きくなった子供用で、トレーニング・パンツのように、たいてい3歳以上くらいから使うみたいです。それに高い!とてもじゃないけれど、まだ頻繁におむつ交換をする小さい子供には使いたくありません。
布おむつが返り咲いているアメリカと、ベランダに干されたおむつがあまり見られなくなってきた日本。
まだデフレが進んでいる日本では、どんどん便利な紙おむつが安くなり、布おむつは姿を消してしまうかもしれませんね。アメリカでは、トレンドに敏感で、時間とお金のある裕福な専業主婦が増えれば、これからも布おむつ派も増えることでしょう。
(2003年12月)
執筆者プロフィール:アメリカ人の夫と息子、娘に囲まれてシアトル郊外に暮らす、平和を愛するナニワっ娘。嵐のような毎日は『フォークソング風子育て』をモットー(?)に乗り切っています。好きなものは食・音楽・映画。苦手なものは飛行機と運動。
Back Number
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第22回
アメリカでの子育て 総集編
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第21回
教科書なしの小学校
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第20回
学校選びのジレンマ
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第19回
防災の日
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第18回
お行儀
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第17回
パワーレンジャーを肯定する
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第16回
おるすばん
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第15回
敬語と英語
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第14回
子連れの飛行機
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第13回
性犯罪と子どもの安全
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第12回
サッカー・ママ
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第11回
子どもと食事(3)
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第10回
子どもと食事(2)
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第9回
子どもと食事(1)
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第8回
安全対策 日本 vs. アメリカ
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第7回
バイリンガル教育
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幼稚園
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第5回
メディア
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第4回
予防接種
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第3回
離乳食
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第2回
母乳 vs 人工乳
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第1回
おむつ
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