昨年8月末にハリケーン・カトリーナがニューオリンズとその近辺に予想をはるかに超えた被害をもたらしてから約半年。その後の状況はみなさんも報道を通してご覧になっていることと思います。弊社でジャングルシティ・トラベルのニューオリンズ版で活躍してくれていた(み)さんも、避難先のシカゴからたびたびニューオリンズに戻り、『ニューオリンズ日誌』
でさまざまなことを伝えてくれていますが、いつ完全に戻ることができるのかはまったくわかっていません。
今月、その(み)さんもインタビューに応えた書籍
『Do You Know What It Means to Miss New Orleans?』 が、Chin Music Press から出版されました。ネーギン市長のラジオ・インタビューから、ライターやアーティストなどによる語りがたくさん詰まったこの書籍は、怒りから希望へという流れで構成されており、失ったものの大きさ、そして、復興を願う人々の思いがひしひしと伝わってきます。この本を読んで、ハリケーン・カトリーナの前にニューオリンズに行っておいてよかったと思いました。なぜなら、それは失ったものを少しでも理解することができるからです。もし行ったことがなく、なんの縁もなかったら、このような気持ちを持ち、それに対して何かをすることはできなかったかもしれません。
ジャングルシティ・トラベルのラウンチに伴い、昨年5月に訪れたニューオリンズは、シアトルとはまったく異なる世界でした。ルイ・アームストロング国際空港に降り立ってから5日間、(み)さんと一緒に縦横無尽に動きまわりましたが、見るもの・聞くものがすべて珍しいものばかり。東海岸に行った時にはそれほど感じることがなかった「アメリカは広い!」という事実を実感できた、貴重な旅となりました。でも、ルイ・アームストロング協会のジャズ・クラブ、A
Salute To Satchmo を訪れ、かの有名な 『What a Wonderful World』 を聴いた時、心が締め付けられるほど私が恋しく思ったのは、ほかでもないシアトル。シアトルを離れたところで聴いたからこそ、ルイ・アームストロングが故郷ニューオリンズを思う気持ちを感じることができたのだと思っています。(た)
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