■ 被災地の子供たちに楽器を贈る 『Winds for Hope』
東日本大震災から丸1周年を迎える3月11日、被災して楽器を失った子供たちに新しい楽器を贈るための資金を募るベネフィット・コンサート 『Winds for Hope - Tomodachi Through Music -』 が、ベナロヤ・ホールで開催される。
この企画の発起人は、シアトル・シンフォニーの首席トロンボーン奏者、山本浩一郎さん。この約1年にわたり、被災地を支援するためのさまざまな案を持ちかけられたそうだが、昨年6月、世界各地のトロンボーン奏者とともに日本・東北を応援するための楽曲 『A Song for Japan』 を演奏したことをきっかけに、「シアトル・シンフォニーの本拠地ベナロヤ・ホールで何かできるのではないか」と行動を開始。まず昨年8月にコミティを設立し、かねてから親交のあったジャズピアニストの穐吉敏子さん、トランペット奏者のエリック・ミヤシロさん、ジャズフルート&テナーサックス奏者のルー・タバキンさんという世界的アーティストに声をかけ、出演の約束を取り付けた。さらにワシントン大学の UW Wind Ensemble の出演も決定し、今月上旬にチケットの販売を開始した。
「コンセプトは、"東北の人たちのために、元気に演奏して、元気に支援する" ということ」と、山本さん。「シアトル・シンフォニーとベナロヤ・ホールが惜しみない協力を申し出てくださり、さらに著名なアーティストのスケジュールが合致したのは奇跡としか言いようがありません。これは、日本を支援したいという人たちが集まる、きっといいコンサートになります。遊びに来る感覚で、たくさんの人に来てもらいたい。そしてそのエネルギーを日本に伝えたい。」
シンフォニーでの演奏日程の間を縫って、ワシントン大学で教鞭も取りながら、シアトルはもちろん、世界各地でマスター・クラスを教えたりするなど、山本さんは後進の育成にも力を入れている。「将来、管楽器をやってくれる学生たちを、同じ音楽家として応援したい。そして、これをきっかけに、日本にエネルギーを注入していける音楽家が生まれたら、それほど嬉しいことはないと思います。」
チケットは25ドルから。収益金は全額が被災地の学校への楽器提供に充てられる。
A Song for Japan
www.youtube.com
Winds for Hope - Tomodachi Through Music -
www.windsforhope.org
『ぶらぼおな人』
山本浩一郎さん インタビュー
山本浩一郎 公式サイト
www.koichiroyamamoto.com
(掲載:2012年1月31日)
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